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クリニックブログ

受け口について

みなさんこんにちは、歯科衛生士の平田です。

今日で五月も終わりますね。

毎月終わるたびに時間が過ぎるのが早いと感じています。

コロナも5類に引き下げられ段々と元の生活に戻りつつありますね。

梅雨入りも入りじめじめしていますね…。

六月は祝日がない月で悲しいですが、小さい楽しみや幸せを感じながら乗り切りきっていきましょう!

 

さて、今回は受け口についてお話をしていきたいと思います。

受け口は専門用語で様々な言い方があります。

反対咬合、三級、下顎前突

簡単にいうと本来のかみ合わせと逆になっていることです。

本来は上あごの方が下あごより大きい状態で噛んでいるのですが、

受け口は上あごより下あごのほうが前に突き出ている状態のことです。

受け口は見た目の問題だけでなく生活に影響が出てしまいます。

例えば口が閉じづらい、話しづらい、食べ物を前歯で噛み切れないなどが起きてきます。

なにより噛み合わせ問題が大きいです。

前歯が当たらないので必然的に奥歯への負担が大きくなってしまいます。

そうすると歯周病やむし歯、破折になりやすく歯を失うリスクが高くなってしまいます。

80歳で20本歯を残す8020の達成者の中では受け口の方はいなかったというデータもあるみたいです。

 

ではなぜ受け口になってしまうのでしょうか。

要因としては

・遺伝

ご両親どちらかが受け口になっている場合受け口になる可能性は高いと言われています

・成長過程

成長発育の段階で上あご、下あごの成長のバランスが悪くなってしまった場合

・舌癖

舌を正しいポジションではなく前に突き出してしまう癖のある場合

・下あごを前に突き出す癖

などが挙げられます。

 

 

当院は矯正治療もおこなっています。

矯正前に資料をしてからその資料を基にどのように進めていくのか矯正をした方がいいのかなど院長から診断がでます。

ですがその資料取りがまだできないくらい小さいお子さんで受け口の場合は

少しでも早くからプレオルソという矯正装置の使用を勧めています。

プレオルソは矯正だけではなく舌のポジション、口呼吸など悪習癖を良くしてくれる効果も期待できる装置です。

毎日長く使えば使うほど効果がでてきます。

早いお子さんだと数カ月で効果が出てきます。

ですがよくなったからといってそこでやめてしまうとまた、もとに戻ってしまう可能性があります。

下あごの成長は中学~高校生くらいまで続くので成長が止まるまで油断禁物です。

 

成人の方は成長が止まっているのでなかなか簡単に治すことが難しくなります。

骨格的に受け口の場合は外科で骨切りが必要になる場合もあります。

全員が全員そうというわけではないのでもし、受け口で悩んでいる方は是非てらもと歯科医院へご相談ください。

受け口の方で悩んでいなくても歯を失うリスクが高いので、少しでも長く自分の歯で食べられるように定期的検診、クリーニングで予防をしていきましょう!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上、歯科衛生士平田でした。