9:00~19:00/木曜・日曜・祝日休診
※水曜午後18:00まで

小児歯科

小児歯科について

小児の治療は大人の治療とは違う特別な診療です。そのため、お子様に安心感を与え安全に治療を行えるよう、小児歯科専門医のもと十分に研鑽を積んだ小児専任の女医が治療を行います。
むし歯の治療だけではなく、成長・発育に合わせ、指導や予防も行っています。

当院の小児歯科の特徴

小児歯科専用スペース

お子様が安心して治療に臨める空間をご用意

お子様の治療に合わせた小児治療専用スペースをご用意しています。
痛くない・怖くない・そして安心・安全な治療のためにいろいろな配慮をしてあります。
また、頑張ったお子様には、治療後に素敵な「プレゼント」を用意しています。

小児歯科担当医在籍

専門的な目線で、お子様に寄り添った治療をご提供

子供のむし歯の治療はもちろん、むし歯予防や指導・健康なお口を守る定期検診・歯並びや咬み合わせのチェックを中心に、子供たちのお口の健康を管理しています。
「お口」を良い状態に保つことは、子供の成長に非常に重要です。どんなことでもお気軽にご相談ください。
※現在、小児担当医は育休中の為、対応出来ない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

プロフィール
  • 2004年 日本大学松戸歯学部卒業
  • 2004年 愛知学院大学歯学部付属病院 研修医
  • 2006年 荻田小児歯科(小児歯科専門医)勤務
  • 2009年 あだち歯科 小児歯科担当医として勤務

お子様の将来までを考えた資料取り

お子様のお口の状態を保護者の方に把握していただくためにも、資料取りに力を入れております。
また現状の改善だけではなく、将来的なお口の状態を考慮した治療をご提案しております。痛みのある検査はありませんのでご安心ください。

マイナス1歳~0歳の予防

生まれてすぐの赤ちゃんは、まだむし歯菌に感染していませんが、生後1歳半~2歳半の時期に、お母様から感染することが多いと言われています。そのため、出産時期に赤ちゃんが感染しないための知識を付けることはとても重要です。
また、妊娠中に歯周病にかかっていると、流産や早産、低体重児などのリスクが上がることも知られています。体調が悪い時期ではありますが、妊娠中・産後もしっかりとお口の中をケアして、赤ちゃんのお口の健康を守りましょう。

お口のトラブルを予防するこまめなケア

起床後の歯磨きはとても重要です

眠っている時間には唾液の量が減るので、口腔内の細菌が繁殖しやすくなります。そのため、起きたらすぐに歯磨きをすることで、口臭やむし歯を防止することができます。
また、起床後だけでなく、寝る前や食後の歯磨きも重要です。

うがいも予防効果があります

妊娠時のつわりの時期は、歯磨きがツライことがあります。そんな時はうがいで細菌の繁殖を抑えましょう。水でも構いませんが、フッ素が入った洗口剤が有効です。
つらい時期はうがいでしのぎ、その時期が過ぎたらブラッシングに専念しましょう。

妊娠中の最適な治療時期

妊娠時の歯科通院は、安定期がお勧めです

妊娠中は、自分自身と生まれてくる赤ちゃんのお口の健康のためにも、歯科の検診を受けましょう。
出産が近くなると、お腹が大きくなることから通院も大変になりますし、診療台に横になることもツライという場合もあります。また、出産した後も育児に追われて通院できない、小さい子どもを連れて通院するのが大変、というケースが多いのが実情です。
そのため当院では、妊娠5か月目くらいからの安定期=比較的通いやすい時期にこそ、歯科医院で検診を受けておくことをお勧めしています。
安定期であれば、むし歯の治療や口腔内のクリーニングにも最適です。

妊娠初期
15週くらいまで

当院では、妊娠して4~8周目頃の妊婦さんには慎重な診療を行っていますし、12週くらいまでは清掃や検査などを中心にしています。
痛みや腫れがある場合は、苦痛を緩和する処置を行いますが、本格的な治療は安定期を待ちましょう。

妊娠中期
16~27週くらい

この時期は安定期なので、投薬やレントゲン撮影などを含む通常の治療が可能になります。
そのため、当院ではできるだけこの貴重な時期を逃さないように治療を進めることをお勧めしています。

妊娠後期
28週以降

妊娠が後期になると、早産などのリスクもありますから、緊急的な処置以外は見送ることを前提としています。
お腹が大きいこともあって、治療台に乗ることも大変ですから、出産を終えてからしっかり治療を行いましょう。

当院で行っている予防ケアの取り組み内容は『予防治療』ページで説明しています。
ぜひご覧ください。

むし歯ができる理由

なぜ虫歯ができるか知っていますか?
実は虫歯の菌は、ご飯やおやつ・飲み物に含まれる 「糖分」を栄養源として「酸」を作ります。
この「酸」によって歯が溶かされてしまうのです。

酸が強ければ強いほど虫歯になりやすくなります。
だからこそ当院では、大切なお子さんの歯を守るために「虫歯リスクテスト(CAT 21 Test)」をおすすめしています。

むし歯リスクテスト(CAT 21 Test)の検査方法

お子様の歯についている歯垢(プラーク)を綿棒で拭き取ります。その綿棒を専用の溶液の入ったビンにいれ、2日間かけて細菌培養します。培養後、色の状態を確認し記録します。後日、検査結果をお知らせします。

検査結果が「安全域」と比較した場合、「危険域」ではむし歯のリスクは何倍にも高くなります。

歯の矯正は子供のうちに

当院では「プレオルソ」など様々な装置を使い分けた小児矯正に力を入れております。
どれも「咬み合わせ」「歯並び」の改善だけではなく、大人になってからでは難しい骨格の問題を、早期に改善することが可能です。

小児の定期検診の重要性

乳歯の虫歯は進行が速いため、早期発見・対策が重要です。
また、乳歯が生えそろった頃には噛み合わせや永久歯への生え変わりの問題を予測することができ、適正な歯列矯正の開始時期を判断することもできます。乳歯の健康を保ち、口腔の発育を正常にするために、お子様も定期検診やメインテナンスが重要となります。

小児検診メニュー

お子様のお口の状況や歯科医院への慣れ具合を観察し、担当の歯科衛生士が適切なメニューを選択します。

TBI

「TBI」は「トゥース・ブラッシング・インストラクション」の略称で、歯磨き指導を指しています。歯の磨き方を改善し、セルフケアの質を高めることは、口の健康維持や改善にとって非常に重要です。むし歯や歯肉炎の原因になる『プラーク(細菌)』を取り除くための、お子様ご本人の歯磨きの練習や保護者様の仕上げ磨きの方法など、一人一人にあったホームケアの方法をお伝えしていきます。

シーラント

「シーラント」は、奥歯の噛む面にある溝にプラスチックのような材料を詰めることで虫歯の予防をする処置です。歯の溝が深く、歯ブラシでのケアが困難であると判断できる場合に行います。深い溝をあらかじめ塞いでしまうことで細菌の侵入・繁殖を防ぎ、むし歯予防に効果的です。

トレーニングシートの利用

歯科医院が初めてのお子様や、まだ慣れていないお子様にはトレーニングシートを使って歯科医院に慣れる練習から始めていきます。当院のトレーニングシートには12の項目が記載されていて、1つの項目を達成するとシールをもらうことができます。ゲームのような感覚でお子様のペースに合わせ楽しく歯科医院に慣れていくことができます。

項目の例:ひとりで椅子に座れるかな?
     おくちの中を鏡でみせてね!

4歳からのレントゲン撮影

当院では4歳からレントゲンの撮影をすることができます。
レントゲンの撮影をすることで口腔内の疾患、歯並びや歯の萌出異常などを早期に発見することができます。

フッ素

歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶け出す「脱灰」と、ミネラルが歯の中に戻って結晶化する「再石灰化」が繰り返されています。このバランスが崩れ、ミネラルが溶け出す「脱灰」が大きくなるとむし歯になります。フッ素は「脱灰」を抑え「再石灰化」を助けて、むし歯の発生や進行を抑制します。当院では1年に4~6回の塗布を推奨しており、検診の際にはお子様から大人の方まで皆さまに塗布しております。

保護者の方へのお願い

ほとんどのお子様にとって、歯科医院は「痛い治療をする場所」と認識されていることが多いのが実情です。しかし、お子様のお口の中の健康を生涯にわたって守っていくためには、歯科医院に定期的に通う習慣を付けることがとても重要です。そのためにも当院としては、保護者の方に以下のようなことをお願いしています。

子供を怖がらせない

「甘いものばかり食べていると歯医者で痛い治療をされるよ」といった何気ない言葉で、歯科医院が怖い所という印象を植え付けている場合があります。歯科医院に対して、ネガティブなイメージを与えないようにしてください。

嘘はつかないでください

歯科医院に行くことを優先するために、「遊びに行く」と言って連れてきたり、治療をする日なのに「今日は検査だけ」などウソの情報で連れてきたりするのはやめましょう。保護者の方も歯科医院もお子様からの信頼を失います。

たくさん褒めてあげる

お子様が無事治療を受けることができた時は、しっかりとわかるように褒めてあげてください。褒められることはお子様にとって自信を持てる体験になりますから、その後の治療も頑張ることができます。

ご褒美はほどほどにしてください

治療を受けることでご褒美をあげることは、長いスパンで見てあまりプラスになりません。お子様にとって、治療をして悪い部分を治すのは、自分自身のためなのだという意味付けをしていただけると良いかと思います。

保護者の方もリラックス

お子様がしっかり治療を受けられるだろうかと心配されると思いますが、保護者の方が過度に緊張感を持つとお子様も敏感になります。
お子様を過敏にさせないためにも、保護者の方は出来るだけリラックスしてお越しください。