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クリニックブログ

おしゃぶりと歯の関係について

スタッフブログ

皆さん、こんにちは!!

歯科衛生士の武田です。

明けましておめでとうございます!!

皆さん、初詣は行かれましたか?

私は、おみくじを引いたらなんと何年振りかの大吉でした!!

良い運が舞い込んでくるよう願っておきます(笑)

2023年も宜しくお願い致します!!

 

それでは、本題に入ります。

今日は、赤ちゃんが使うおしゃぶりと歯の関係についてお話していこうと思います。

おしゃぶりを使用している赤ちゃんも多いと思います。

ただ、注意しなくてはいけないのは長期間の使用です。赤ちゃん自身、おしゃぶりが癖になり手放すのが難しくなると歯並びや骨格に影響が出てしまいます。

生後5~6か月くらいの乳児はなんでも興味津々でいろいろなものを口に入れ、感触を確かめ、お口の中に入れたものを舐めたりしゃぶったりするようになります。

おしゃぶりを与えるとご機嫌になったり、おとなしくなったりと子育てに奮闘するお母さんには強い味方ですよね!

 

しかし、日本小児科学会や日本小児歯科学会ではおしゃぶりはできるだけ使用しない方が良いとの意見が出ているそうです。

 

理由は就寝時の使用や、長期間の使用でかみ合わせが悪くなる、などの悪影響が考えられるためです。

 

使用するのであれば、1歳までに常に使用することは控え、2歳までには卒業するのが良いとされています。

 

おしゃぶりを長期的に使用することで先ほども話しに出ましたが、かみ合わせが悪くなる、唇の形が変形してしまう、顎や顔の形が変形してしまう、口呼吸、発音などに影響する、咀嚼が難しい、など様々な症状を引き起こす原因が考えられます。

 

ここまで、おしゃぶりの長期使用による悪影響を話してきましたが、なかなかすぐにおしゃぶりをやめるのも難しいと思いますし、かえって赤ちゃんのストレスのもとになるのも良くないです。ただ、おしゃぶりの中には口腔に影響が出にくいおしゃぶりもあります。

当院でも販売しておりますので気になる方は、スタッフにご相談ください。

そのような口腔内に影響が起こることも視野に入れつつ赤ちゃんのペースに合わせて、いきなりやめるのではなく徐々におしゃぶりを使う時間を減らしたりなどしてみるのも一つの手かと思います。

 

また、おしゃぶりを卒業できても指しゃぶりが始まってしまうと指で歯を押す力で出っ歯になってしまい、歯が出てしまうことで口呼吸になってしまうということがあります。

 

当院では、このような口呼吸を防ぐためにプレオルソ、という装置を使用することがあります。

この装置は小児矯正(一期矯正)で用いることが多いですが小児矯正を始める目安は大体7~8歳です。

 

矯正を開始できる年齢に達するまでに口呼吸が癖になってしまうと顎が小さくなってしまい、骨格がゆがみ、歯列不正の原因になってしまいます。

 

このプレオルソという装置はそんな口呼吸を防ぐために7,8歳になる前から

単体購入することができるので個人差はありますが大体4歳くらいから使用できます。

 

お子様の様子を見ていただいて、口呼吸をしているな…と感じた場合は一度当院のスタッフに相談してみてください。

 

歯並びや骨格は成長期からの癖でかなり変化してしまいます。

おしゃぶりの長期使用や指しゃぶりなどは癖にならないように気を付けながらお子様の成長を見守っていけるといいですね!!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

歯科衛生士 武田