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クリニックブログ

仕上げ磨き part3

スタッフブログ

みなさんこんにちは、歯科衛生士の吉田です。

 

12月に入り今年も残りわずかとなりました。

本格的に寒くなってきましたが、体調を崩したり風邪を引いたりはしていませんか?

体のためにも、しっかりと温かくしてお過ごしくださいね。

 

早速、本題に入らせていただきます。

私のブログでは前回までの2回に渡り、仕上げ磨きの大切さとポイントについてお話させていただきました。

今回は“仕上げ磨きの注意点”です。

 

仕上げ磨きは“他人の歯を磨く”ということです。

自分が痛みを感じない場所が痛いと感じたり、気持ち悪さを与えてしまったりしてしまうことがあります。その出来事をキッカケに歯磨きが嫌いになってしまったり、時には相手の不意な行動によって怪我や事故に繋がってしまうケースもあります。

 

だからこそ、注意しておきたい点があります。

 

お子さんとの歯磨きの時間を楽しいものにしていきましょう(╹◡╹)

 

  • 上唇小帯を守る

→人間の口には4つの「小帯」と呼ばれる筋があります。舌の下、両側の頬と歯茎の間、上唇と歯茎の間です。この中でも上唇の裏にある上唇小帯は、歯磨きをしている時に歯ブラシが強く当たり痛みを感じることがあります。仕上げ磨きをするときはこの上唇小帯を指で守りながら磨きましょう。

 

  • 歯ブラシは軽く持つ

→歯ブラシを支えるくらいの軽い力で持ちましょう。強く持ってしまうとその力がお子さんにも伝わってしまいます。強く当ててしまうことで歯茎を傷つけてしまうことがあります。このような少しの痛みが歯磨き嫌いになってしまうことがあるので注意が必要です。

 

  • 歯磨きは3分以内に終わらせましょう

→子供はお口の刺激に対する唾液の分泌量がとても多いため、長い時間歯磨きをしていると唾液が溜まり苦しい思いをさせてしまいます。歯磨き粉を使用する場合はもっと早くなります。3分以内に終われるように心がけましょう。

 

  • 安定した姿勢で頭は固定する

→まだ歯磨きに慣れていない子や、歯磨きが嫌いな子は頭を動かして逃げようとします。近くの誰かに気を取られ突然頭を動かしてしまう子もいるでしょう。歯ブラシを持つ手とは反対の手を頬に添えてあげてください。

 

  • 移動する時は歯ブラシを咥えさせない

→成長するにつれて子供自身が歯磨きの準備をしたり、最後に洗面台まで行ってお口をゆすぐようになってきます。その際に歯ブラシを咥えたまま歩き回ると、万が一転倒してしまった場合に歯ブラシの喉突き事故を引き起こしてしまいます。

 

歯ブラシによる喉突き事故は1〜3歳頃が発生率が高く、入院をしなければいけなくなったというケースもあります。保護者の方が十分に目配せをするとともに、普段から何かを口に咥えながら歩き回らないように注意してあげましょう。

 

いかがでしたか?

今回お話させて頂いた注意点を気をつけることで、お子さんの歯磨きに対するイメージも変わり、大きな事故の対策にも繋がります。

 

喉突き事故は歯ブラシだけでなく、食事の際に使うお箸やスプーン、フォークなどでも起こることがあります。

「口に物を咥えたまま歩くのは危険」ということをお子さん自身に教えてあげてください。

 

お口の健康は全身の健康に繋がります。

歯科は「健康でいるための予防」ができます。

何かあってから行くのではなく、定期検診による早期発見と早期治療で歯を守ることができます。

 

お子さんの為に、定期検診にいらしてみてはいかがですか?

仕上げ磨きに関わらず、気になることや不安なことなどがあれば、ぜひ一度お子さんと一緒にご来院ください。スタッフ一同、お待ちしております(^^)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

歯科衛生士、吉田でした。