歯周病予防のための歯磨き☆
みなさんこんにちは、歯科衛生士の宮本です。
昼夜の寒暖差がすごくて体調を崩しそうですが、みなさん体調はお変わりないでしょうか?
これから来る本格的な冬に備えて、暖かくして寒い季節を乗り越えましょう!!
さて、以前お伝えしていたように今日は、歯周病を良くするため、予防するための歯磨き方法とデンタルフロスのコツについてお話ししたいと思います。
こちらのブログでは、歯茎から血が出るようになる理由をお話ししました。プラークが原因で、きちんと磨けていないと炎症が起こって出血しやすくなるのでしたよね!
この原因のプラークをしっかりと除去することが大切です。
プラークをしっかりと除去するためにおすすめなのが順番磨きです!
歯磨きをする際に、毎日のことなので何となくいつも通り磨かれている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、何となく磨いているとあちこち歯ブラシを当ててしまうので、歯ブラシが当たっていないところが出てきます。当たっていないところは当然プラークが落ちず炎症の原因になってしまいます。
そうならないためにも、歯磨きは奥歯から順番を決めてすべての歯に歯ブラシを当てるようにしてみてください。
そのプラークがたまりやすい部位としては、歯と歯茎の境目や歯と歯の間があげられます。
まずは、歯と歯茎の境目のプラークを取る方法として、バス法という歯磨き方法をご紹介します。
バス法とはこの歯と歯茎の境目に歯ブラシの毛先を斜め45度くらいで当て優しく磨く磨き方です。
優しく小刻みに動かすことがポイントです♪
力の強さとしては、歯ブラシの毛先が寝ないくらいがちょうど良いです。
右のイラストだと毛先が開いているのがわかりますよね。歯ブラシは毛の先の部分で汚れを落とすように作られているので、右の磨き方だと毛先が効率よく当たりません。さらに力も強いので歯茎を傷つけることになります。
歯茎も一緒にマッサージされるような磨き方なので、力の入れ方には特に注意が必要になります。
左のイラストのように毛先が寝ないよう優しく当ててみてください。
力を入れすぎると下のイラストのように、だんだん歯茎が下がっていくことがあります。
こうなると、根っこの部分が見えてくるので知覚過敏が起こったり、虫歯になりやすくなったりします。
こうならないように普段の歯磨きの力の入れすぎにはお気を付けください。
次に歯と歯の間の汚れを取る方法としてデンタルフロスをご紹介します。
糸ようじと呼ばれるホルダー付きのものや、紐のタイプのものがありますが、意識してもらいたいのは歯茎の中まで糸を通して上下に動かすこと!
こういう感じで、歯に沿わせて歯茎の中まで糸を通し、上下に動かしてプラークをかき出してください。
痛そうに見えますが、歯に沿わせて入れると全く痛くなくプラークもしっかり取れてくるのでとても気持ちがいいです。
患者様でも、最初はしていなかったけど勧められてデンタルフロスを通すようになり、習慣化して今では通さないと気持ち悪いとおっしゃる方もいらっしゃいました!
デンタルフロスの詳しい使い方は定期健診時にもお伝えしております。
他にも、当院では定期健診ごとに磨き残しのチェックや、必要なら歯磨きの仕方についてお伝えしておりますので、疑問に思ったことなどございましたらお気軽にお尋ねください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
宮本