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クリニックブログ

保険診療と自由診療でできる被せ物の違い

歯科助手の永井です。

楽しみにしていたGWがあっという間に終わってしまいました…

皆様はどのように過ごされましたでしょうか。

私は休みがあればすぐDisneyに行きたくなってしまうので、例に漏れず行ってきました😂

5月は閑散期で比較的空いていますし、イベント内容や気候的にもおすすめです。

来月は新しいエリアとホテルがオープンするので、TVで特集を観るたびにわくわくしています!

何度かホテルの予約を取ろうとチャレンジしたのですが完敗です😭

行ける日はくるのか…頑張ります。笑

 

今回は前回のブログの続きで、神経治療後の被せ物についてです。(前回のブログ→ https://www.tera-dental.com/2024/04/03/2473/ 宜しければご覧ください。)

左側が保険診療、右側が自由診療の被せ物です。

今回のブログでは保険診療と自由診療の被せ物の違いについてお話します。

 

◎見た目・素材の違い

保険診療

・ほとんどの場合で銀歯しか選択肢がありません。(※近年CAD/CAMという保険診療内でできる白い被せ物がありますが、当院では行っておりません。)

・銀歯に使われる金属はパラジウム合金といって金、銀、銅、パラジウム、亜鉛、錫などが含まれており、ドイツでは使用が禁止されています。

自由診療

・セラミックは陶器の一種で色調を細かく調整できるため、天然歯に近い透明感や審美性を再現できる特徴があります。ジルコニアと比べるとやや強度が劣るため、咬み合わせが強い方にはジルコニアをお勧めすることがあります。

・ジルコニアはセラミックの一種で、人工ダイヤモンドと呼ばれるほどに高い硬度を持ち合わせており、高い強度が求められる人工関節やスペースシャトルの外壁にも使われています。審美性も高く高品質の素材です。

・これらの他に金歯も自由診療になります。

 

◎適合性の違い

保険診療

・歯科用合金で詰め物や被せ物の形態を精密に仕上げること自体難しいことであるため、少なからず歯質との間に隙間が生じてしまいます。そうした隙間から細菌が侵入し、虫歯の再発を引き起こします。

・錆びることはほとんどありませんが、咬合圧や熱刺激によって歪むことはよくあります。

・銀歯の装着に用いられるセメントは決して安定性の高いものではありません。経年的な劣化は避けられず、虫歯菌が侵入しやすい隙間を作る原因になりがちです。

自由診療

・それぞれ専用のセメントを使用しており、銀歯に比べ適合性がいいとされています。

 

◎作成期間・費用の違い

保険診療

・型取りからSETまで最短1週間で完了し、所要時間は各30分です。

・費用は1本約6千円です。

自由診療

・仮歯を作成し、症状や咬み合わせのチェックをします。最終的な被せ物を作成する為の型取りをして、被せ物をSETします。

・完了までに1~2ヵ月かかり、所要時間は各約1時間です。

・費用は1本約17万~18万円です。

 

様々なメリットとデメリットがありますね。

その時々で患者様に最適の治療方法を選んでいただけたらと思います。

ご不明点があればスタッフにお尋ねください。