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クリニックブログ

飲食物で歯が溶ける?!

こんにちは、歯科助手の永井です。

最近は涼しいというより朝晩は寒くなってきましたね。

私は先日家族でUSJに行って来ました!

大好きなスパイダーマン・ザ・ライドが来年の1月で終了ということで、行けるうちに乗り納めとお別れをしてきました(;_;)

ハロウィン期間だったので夜はパーク中にゾンビがいて息子は怖がっていました。

私も若い頃はキャーキャー言って騒いでいましたが年を取ったからなのか、息子がいる手前怖がれないのか、今回は近付かずに安全な場所で見ていただけだからなのか…昔と比べて冷静に過ごせました。笑

 

本題に入ります。

突然ですが、みなさんは以下の項目で該当するものはありますでしょうか。

・歯が黄ばんでいる

・冷たいものを食べたり飲んだ時に歯がしみる

・歯全体が丸みを帯びている

・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする …など

 

歯の表面を被っているエナメル質は、リン酸カルシウムでできている人体で最も硬い組織です。

ところが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。
エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質がむき出しの状態になり、食べものを噛んだり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減ってしまいます。
こうした状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、虫歯が一気に進行したりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。

この現象を「酸蝕症(さんしょくしょう)」といいます。

酸蝕症の原因は、体内から口のなかに酸が出てくることによる内因性のもの、酸性度の強い飲食物を口にするなど外因性のものの2つに分けられます。
内因性の病因としては、胃食道逆流症、摂食障害(過食症、拒食嘔吐)、アルコール依存症などです。
外因性の病因としては、酸性度の高い飲食物や医薬品、サプリメントなどの過剰摂取が考えられます。

具体的には、次のような飲食物や医薬品、サプリメントが挙げられます。

・みかんやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の果物や果汁のジュース、梅干し
・ビタミンCなどを含む酸性のビタミン剤やサプリメント
・アスピリンなどの酸性の薬剤
・炭酸飲料、黒酢、栄養ドリンク、ワイン、スポーツ飲料

これらを習慣的に摂取している方は注意が必要です⚠

【酸蝕症を防ぐポイント】

◎ストローを使って飲みましょう!

→歯が酸性に触れにくくなります。

◎酸っぱいものを食べたら歯磨きは30分後に!

→酸性のものを口にした直後はエナメル質が柔らかくなっているため時間を置くか、気になる場合は水で洗口してから歯磨きをしましょう。

◎酸性飲食物をダラダラ食べたり飲んだりしない!

→口の中の㏗が中性に戻らず、常に酸性の状態になってしまいます。

◎就寝前は特に酸性飲食物には気を付けましょう!

→就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口の中の㏗が中性に戻りにくくなります。特にいびきをかく癖があると口が乾いて酸性が残りやすくなります。

 

以上、ご覧いただきありがとうございました。