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クリニックブログ

態癖ってなに?

こんにちは、歯科助手の永井です。

2023年1月ももう終わりますね…早く暖かくなって欲しいと思う今日この頃です。

最近は子供を寝かしつけた後の1人時間に温かい紅茶を飲みながら映画や動画を観てまったりするのが好きです。

 

今回は態癖(たいへき)についてお話したいと思います。

みなさん態癖という言葉を聞いたことはありますでしょうか。

一例ですが、下記のようなものを指します。

心当たりのある癖はありますか?

日常生活で無意識にしてしまっていて自覚がないことがほとんどかと思いますが、歯並びや顎の発育に悪影響を与え、顔や全身のゆがみにつながることがあります。

・口元が緊張しやすい(力が入りやすい)ですか。食いしばりや唇を吸引する癖はないですか。

・前や横に舌を出す癖、舌で歯を押す癖はないですか。

・体操座りをしているとき、顎をひざの上に乗せていませんか。

などなど、他にも書ききれないほどの項目があります。

(気になる方は当院で「態癖チェックリスト」のお渡しもできますので、ご来院の際にお声がけください。)

 

てらもと歯科医院でクリーニングを受けたことがある方はお話をさせていただいたことがあるかもしれませんが、普段歯を磨くときは大体どのくらいの力で磨くのが良いと思いますか?

汚れを効率的に落とせるのが大体150g前後の力だと言われています。

ご自宅に計りがある方は150gの力がどの程度なのかをぜひ計ってみてください。

かなり弱い力に感じるかと思います。

本題に戻りまして、歯はなんと数gの弱い力でも継続的に加われば動くと言われており、この性質を利用したものが歯列矯正治療です。

数gの力で歯が動いてしまうのなら、人間の頭の重さを考えると横向きやうつぶせ寝で歯列を押さえた形で寝るとどれだけ歯が動いてしまうのだろう…と怖くなりますね。

私は横になって寝るときに仰向けだとなかなか寝付けなく、ついつい横向きに寝てしまう癖があるので気を付けたいと思います(^^;

 

次は実際に態癖が歯並びに影響してしまった例です。

右側で頬づえをつく癖があり力が継続的に加えられた結果、歯が押されて内側に入ってきてしまっています。

他には、下で前歯を押す癖や指しゃぶりを続けていると前歯が出てきてしまい、奥歯は咬んでいるのに前歯が開いている状態の開咬歯列や出っ歯になってしまう恐れがあるなど、歯並びや顎の関節に与える影響は様々です。

以上のことから態癖とは…

・歯並びが悪くなっていく

・顎関節に負担がかかる

・顔や全身のゆがみにもつながる

・矯正治療を受けても思うように効果が上がらない

ということが言えます。

 

前述したように態癖は無意識にしていることが多く、本人がなかなか気付けないものですが、意識していれば直すことができます。

この機会に一度ご家族や友人と話を共有してみてはいかがでしょうか。

自分ではわからなかった癖を見付けてもらえたり、相手の癖に気付けるかもしれません。

まずは自分自身の態癖を知ることから意識して生活してみましょう(^^)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。