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クリニックブログ

歯列矯正中のセルフケア

みなさんこんにちは、歯科衛生士の吉田です。

 

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

新年が始まりましたが、何か今年の目標などはありますか?

私はかなり運動不足なので、定期的に運動をすることが目標です!

今よりも体力がつくように、リフレッシュも兼ねて取り組みたいと思っています(^^)!

 

今回は歯列矯正中のセルフケアについてお話していきます。

 

矯正は体の成長を利用して永久歯の生えるスペースの確保を目的とした小児矯正(Ⅰ期矯正)と、成長が止まり限られた顎のスペースの中で歯を並べていくことを目的とした成人矯正(Ⅱ期矯正)があります。

 

主にⅠ期では取り外しのできる装置を使いますが、Ⅱ期は1つ1つの歯にブラケットと呼ばれるボタンをつけることでワイヤーにより矯正をしていきます。

 

Ⅰ期は歯磨きの際に口から装置を出していればブラッシングの障害にはなりませんが、Ⅱ期の矯正は取り外すことができません。

 

ワイヤーを取り外すことはできませんが、しっかりプラークを落としてあげなければ虫歯になります。

虫歯になりたくないから歯磨きをしますが、ワイヤーが邪魔で上手に磨くことが難しいのです。

 

私は昨年の夏から矯正を始めました、もちろんⅡ期のブラケット矯正です。

今まで通りに磨くだけでは汚れは十分に取れないので、歯磨きの際に工夫が必要になりました。

プラークだけでなく、食べかすがワイヤーに引っかかっていることもよくあります(^^;)

 

 

私は毎食後に歯磨きをするようにしています。

さらに、夜はフロスと歯間ブラシを使ってブラケットの周りを掃除しています。

ワイヤーを避けてフロスを通すにはどうしたら良いの?

歯間ブラシってどうやって使っているの?

 

という疑問にお答えします!!

 

 

まずフロスですが、矯正のワイヤーがついている状態ではハンドルの付いているタイプのフロスは使えません。(矯正専用のものは存在します)

 

したがって指巻タイプのものを準備します。30㎝ほどの長さで切ったら端から5㎝くらいのところにフロススレッダーを取り付けます。

 

 

これを裁縫の要領でワイヤーを1つ1つに通していきます。

コツは“歯茎側から挿入すること”です。歯の方から挿入すると歯茎を傷つけるリスクが高くなってしまうので注意してください。

 

  • ワイヤーと歯の間にフロスを挿入する
  • フロスを両手で持ち直して歯間を磨く
  • フロスを指から外し、フロスを抜き取る

この①~③の流れを通す場所を変えて繰り返します。

次に歯間ブラシです。

少し大きめのサイズを使い、歯間ではなくブラケットの周りを掃除していきます。

この際にも挿入は歯茎側から行ってください。

数回通していくとブラシの周りに白くモヤモヤしたプラークがついてくるかと思いますが、水で流すか、ティッシュやガーゼでふき取って次の箇所に進んでください。

 

いかがでしたでしょうか?

 

最初は慣れず時間がかかり、めんどくさくなってしまう方も多いかと思いますが、慣れてしまえば5分ほどで終えることができます。

 

また、これだけのことを毎日していても歯石の付着やブラケット周囲の細かい汚れが残ることはあります。

ワイヤーの調整だけでなく、定期的なクリーニングもしっかりと受けるようにしましょう。

 

矯正をしている方のセルフケアの参考になれば嬉しいです(*^^)!

 

以上、吉田でした。