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クリニックブログ

認知症と歯科

皆さんこんにちは歯科衛生士の平田です。
段々と暖かくなり桜も咲き、春の訪れを感じております。
てらもと歯科医院では4月から新入社員が2人増え新体制になります。
先輩になるので気を引き締めて頑張りたいと思います!

さて、本題に入っていきたいと思います。
前回は認知症について書かせて頂きました。
今回は認知症と歯科について書いていこうと思います。昨年テレビニュースで取り上げられていたので知っている方も多いかもしれませんが復習がてらに最後まで呼んでいただければと思います。

65歳以上高齢者の5~6人に1人が認知症と言われています。
その中でもアルツハイマー病の認知症が時代と共に急増しているそうです。
歯の本数が少ないほど全認知症、アルツハイマー病の発症のリスクが高くなる傾向があります。

その中でも歯を失う原因が慢性的な歯周病であるとアルツハイマー病になっている可能性があると言われています。
とある実験で歯周病菌を投与したマウスは神経変性が起き、アルツハイマー病患者の脳組織に特徴なアミロイドBとリン酸化タウ(異常タンパク質)の蓄積が分かったそうです。
アルツハイマー病の発症の20年前ほど前からアミロイドBが脳に蓄積が始まります。タウ(異常タンパク質)の蓄積が進むに連れて神経細胞が減っていきアルツハイマーを発症してしまいます。
まとめると歯周病菌がアルツハイマー病の原因になる異常タンパク質を作り血液を通して体内に侵入して脳に蓄積され、脳神経細胞が壊されて認知機能が低下していくということです。

更に歯が多く残っていることで認知症になりにくいとも言われています。
なぜだと思いますか?

歯が多く残っていることでよく噛める


・よく噛めることで脳に刺激がいく
・噛むことで記憶力増加
・ストレス緩和
があると言われています。
認知症は誰でもなりうる病気です。
認知症は1度なってしまうと治るのはとても難しいです。
ではどうしたら認知症予防に繋がって行くと思いますか?
それはお口の中のケアが大事になってきます。

しかし国民の7、8割が歯周病になっています。
歯周病も誰でもなりうる病気です。
歯周病はセルフケアで良くなる場合もあります。
歯周病は生活習慣病の1つです。
なので日々のケアの積み重ねで良くも悪くもなっていきます。
歯磨きめんどくさいと思うかもしれませんが歯磨きをきちんとするかしないかで将来認知症になるかならないかが決まってしまうかも知れないと思うと頑張って歯磨きしよ!と思い始めてくれましたか?是非一度自分の口の中と向き合って頂ければと思います!
80歳で20本目指しましょう!

歯を残してよく噛める状態をつくるためにも自分1人の力だけでは難しい部分があります。
なので歯科医院でケアや矯正などが大事になってきますので是非てらもと歯科医院に1度ご来院ください。
お待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、歯科衛生士平田でした。

参考文献
歯周病と全身のつながり
第9回フォーラム8020報告書