「噛みしめなどによる歯への負担を減らしましょう!!」
みなさんこんにちは。
歯科助手の平野です。
梅雨も明けていよいよ本格的な夏がやってきましたね。
コロナはまだまだ不安が続いていますので、
引き続き気をつけていかなければいけませんが、
熱中症やストレスなどには特に気をつけていきましょう!
熱中症対策としては、水分補給を欠かさないことが特に大事ですね。
ただ、ストレスというのは、今の世の中どうしても感じてしまうもの。
ストレスを溜めすぎてしまうと、歯に影響が出てしまうことがあります!
それは、、、歯ぎしり・噛みしめ・食いしばりといった歯や顎に負担をかけてしまう
口腔内の悪習癖(ブラキシズム)に繋がってしまいます。
起きた時などに、歯がズーンと軋むように痛かったり、口が開けにくいなと
感じることはありませんか?
もしかすると、それらは気づかないうちに噛みしめていたり、
食いしばったりしているかもしれません。
(主な原因をまとめるとこちらです)
①眼精疲労
②寝ていない時での過度な集中や緊張
③アルコールやたばこ
④逆流性食道炎の方
⑤歯並び
(ブラキシズムには3種類あります。)
① グラインディング
歯ぎしりといわれるもので、就寝時に起こることが多く、無意識に強い力で
上下の歯をギリギリとこすり合わせる
② クレンチング
上下の歯を無意識に強く噛みしめている
③ タッピング
上下の歯を合わせてカチカチと小刻みにかみ合わせている
起こりうる影響としては、口を大きく開けられなかったり、
顎がカクカクしてしまったりします。
また、歯が削れてしまう為、噛み合う面が平らになったり、
歯並びが変わったりしてしまうこともあります。
その他の歯への影響は、歯周病が悪化してしまうこともありますし、
骨隆起ができてしまうこともあります。
さらに、歯だけでなく頭痛や肩こりの原因になったり、顎の筋肉が発達しエラがはってしまい
美容にも影響がでてしまうこともあります。
このように様々な影響が出てしまうのですが、私自信も歯ぎしりや噛みしめがひどく
噛み合う面がかなり平らになっています。
歯の構造は、一番外側に人体で一番硬い部と言われる(エナメル質)があり、
その中に歯の中心をなす(象牙質)があり、神経(歯髄)を覆っているのですが、
これは象牙質まで削れてしまっているのです。
歯が削れていくことで、歯面に溝ができ、そこに取れにくい汚れも付着してしまいます。
削れてしまった歯は元に戻らないので、今後これ以上悪化しないように
気をつけていかなければと強く感じています。
それでは、歯に負担をかけないようにするにはどうしたらいいのか?
生活習慣を見直してみることも対策の一つですが、
当院ではマウスピースを推奨しています。
こちらは装着して治すのではなく、歯ぎしりや噛みしめなどで生じる歯や顎への
ダメージを軽減してくれるものです。
歯がすり減る代わりになってくれます。
基本的に夜寝る時や、普段の生活で食いしばっているのが気になる時に使います。
当院では、院長が一人一人のお口の状態や症状に合った硬さや形の
マウスピースを作製しております。
なかなか自分では気付きにくいかとは思いますが、違和感を感じられましたら
我慢せずにまずはご相談ください。
以上、平野でした。