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クリニックブログ

舌の汚れ

みなさんこんにちは、歯科衛生士の平田です。
今年は早く桜が咲きましたね。
みなさんはお花見されましたでしょうか。

患者さんとお話をしていて昔小学生のころお花見給食があったことを思い出しました。
桜がとてもきれいな学校だったので、
小学生のころは何とも思っていませんでしたが今となってはとてもいい思い出になっています。
みなさんはどこかお花見に行かれましたか?
良いスポットがあれば是非教えてくだい!

では、本題にはいっていきます。
今回は舌苔(ぜったい)についてです。

舌苔聞いたことある方もいるかもしれませんが簡単に言うと舌につく白い苔状のことです。
舌苔が多く付着するとなにか問題が起こるのでしょうか?
それは口臭です。口臭の原因は、87%が口のなかにあると言われています。
口のなかには細菌を攻撃する白血球の成分に加え、食べかす等もあるため、タンパク質が豊富です。

口腔内の細菌がこれらのタンパク質を分解する過程で発生する「揮発性硫黄化合物」という不快な臭いを放つ硫黄ガスが、口臭の正体です。
揮発性硫黄化合物は舌の上で最も多く作られます。
舌苔が付きやすい環境として一つ目が口腔乾燥
唾液にはお口の中の細菌や食べかすなどを洗い流してくれる殺菌する作用があります。
なので、口呼吸、よく噛んで食べない(柔らかいものばかり)、薬の副作用、ストレス、緊張
などで唾液が出にくい環境になっています。
二つ目、口腔内が不潔
三つ目、低位舌
舌は本来上あごにくっついているのが正常な位置ですが上あごにくっついておらず舌を前に出したり、下がったままを低位舌と言います。
喫煙の方は低位舌になっている方が多いです。
舌が正常な位置であれば上あごと舌が擦れ合って自然と舌の表面の汚れは洗い流されて清潔になります。
舌苔の付き方は個人差があり同じ人でも時間帯や体調によって違ってきます。
舌苔を放置してしまうと口臭の他に誤嚥性肺炎の原因にもつながってきますので
この三つを意識してもらうと舌苔が付きにくくなると思います。
意識していても付いてきてしまう方は取ることをおすすめします。
~舌磨きの仕方~

舌苔をとるケア方法として専用の舌ブラシを使用してください。
やり方は1.鏡の前で
何かしながらやってしまうと危なかったり、

やりすぎてしまう可能性があるので鏡   の前で是非
2.舌を前に出して舌ブラシで奥から手前に軽い力で動かしてください
この時に一方方向に動かすことと力をいれないことがポイントです。
3.うがいをしてください
一日一回で十分です!
起床時が一番ついているので朝がおすすめです。
やりすぎてしまうと逆につきやすくなったり、舌にある味蕾という味覚を感じる小さい突起が傷ついて味覚が感じづらくなる可能性もあるので注意です。
息を止めながら行うと嘔吐反射が出にくいみたいなので
舌磨きで嘔吐反射がある方は是非試してみてください。

やり方が分からないなど、何か質問がありましたらてらもと歯科医院までご連絡ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、歯科衛生士平田でした。