歯垢染色剤について
皆さん、こんにちは!!
歯科衛生士の武田です。
三月は卒業シーズンですね!学生の皆さんは受験シーズンでもあるのでしょうか?
私が歯科衛生士の国家試験を受けたのも二年前になります。今思い出すだけでもつらい毎日だったことを覚えています(涙)
まだ、受験が残っている学生さん、支えるご家族の皆さん、4月に新たなスタートが切れるようもう少し頑張ってください!!
それでは本題に入ります。
今日は歯垢染色剤というものについてお話していきたいと思います。
皆さんはこれまで歯医者に通われた中で歯垢(プラーク)を赤い液で染め出しした経験はありませんか?
この、赤い液は歯についている生きた細菌、プラークがどこについているかを明確にして自分がどこを磨けていないのか、歯磨きの癖、歯磨きの方法を伝えるのに用いられるものです。
この歯垢染色剤には様々な種類があります。
一つ目は赤色に染め出されるもの
二つ目は赤と青紫に染め出されるもの
三つ目は赤と青紫、水色に染め出されるもの
大きく分けると、この三つです。
そして種類も何種類かあり、液のタイプ、ジェルタイプ、錠剤タイプ、すでにスポンジに染色液がしみ込んでいるものなど様々です。
錠剤のタイプは小学校などの集団で歯垢染色剤を使う指導があった時などに経験した方もいるかと思います。
歯科医院で用いるのは主に液のタイプとジェルタイプが主流かと思います。
当院では2TONEという赤と青紫に染め出される染色剤を使用しています。
赤と青紫に分かれて染まるのには理由があります。
赤く染まった箇所は比較的新しい汚れで、その日についた磨き残しです。
青紫に染まった箇所は前日や数日前についた古い汚れです。
この汚れは赤色に染まった箇所より少し固めの汚れなので歯磨きも少し大変になってしまいます。
次に赤と青紫と水色の三色に染め出される染め出し液を紹介します。
この染色剤も2TONE同様赤は新しい汚れ、青紫は古い汚れを意味しますが、水色に染まるところは虫歯のリスクが高いプラークです。
目で見てどこに汚れがついているかわかると今後の歯磨きでつきやすい箇所が分かるので意識して歯磨きが行えるようになると思います!
プラークは歯周病の最大の原因です。
細菌レベルでいうとうんちと同じです。(涙)
お口の中に長い時間プラークがべったり滞留していることを考えるとゾッとしませんか??
皆さんは歯磨きを一日何回やっていますか?
一日一回の方は要注意です。
歯周病が進行している恐れがあります。
どうしても難しい場合は一回の歯磨きに時間をかけてしっかり磨いてください!!
一本の歯に対して5秒間ずつ当てると汚れは落ちるといわれています。
ただ、磨き方が大切なので鉛筆持ちで力を入れすぎずにシャカシャカ磨くのがポイントです。
今、定期検診に通って頂いている方はご自宅でお使いの歯ブラシを来院時にお持ち頂けると当院の歯科衛生士から適切な歯みがきの方法や患者様一人一人に合った歯ブラシ選びをさせて頂きます。
また、今回紹介した歯垢染色剤は販売もしております。
お家でのセルフケアや小さい時からの歯磨きの習慣づけにぴったりな商品です!
購入のご希望がありましたらお気軽にスタッフまでお申し付けください!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
歯科衛生士 武田