うがいについて
みなさんこんにちは。
歯科助手の加藤です。
梅雨も終わり、いよいよ本格的に夏が始まりましたがまた雨の日が多いですね。
今年の梅雨はあっというまだった気がします!
さて、みなさんは普段うがいをしていますか?
コロナが流行りだしてから手洗いうがいの重要性が認知されて、現在ではうがいをしている方も多いと思います。
今回はうがいに関する情報をお伝えできればと思います。
うがいと思い浮かべて皆さんはどんなうがいを想像しますか?
うがいと言えば、「ぶくぶくうがい」と、「がらがらうがい」ですね。
ぶくぶくうがい=口のうがい
口に30mlほどの水を含み歯に強く当てるようなイメージでゆすぎます。
口腔内で繁殖した細菌を洗い流します
がらがらうがい=喉のうがい
口に30mlほどの水を含み天井を向きながら、がらがらと音を立てて喉を洗い、その後水を吐き出します。1回のみではなく2~3回行うのが効果的です。
喉の粘膜に溜まっていた細菌を洗い流し感染を予防する効果があります。
うがいにはどんな役割があるか?
うがいをすることで口腔内や喉にいる細菌が洗い流されます。
また、細菌が洗い流されることで口腔内の細菌の数を減らして体内に侵入する細菌の数を減らすことができ、感染を防ぐことを目的とします。
そして、うがいすることで口腔内を湿潤させることができます。
睡眠時は特に口の中が乾燥状態になってしまいます。
口腔内が乾燥していると細菌が繁殖しやすくなって感染につながるおそれがあります。
口腔内が乾燥しやすい方はこまめにうがいすることをおススメします!
また細菌は食物からのショ糖(砂糖)をエサとしています。
歯磨きをしないまま、睡眠をしてしまうと…ショ糖が残ったまま口腔内が乾燥していき細菌が増殖してプラーク(歯垢)が増殖して大変なことになってしまいます…
プラーク1㎎に対して約10億個の細菌がいるといわれています。
睡眠時は唾液の分泌が減るため細菌が爆発的に増殖します。就寝前の歯磨きはしっかり忘れずに行うようにしましょう。
気を付けたいのは夜だけではなく朝の起床時も要注意です!
朝の口腔内は夜中のうちに口腔内が乾燥して細菌が増殖している状態です。
朝、起きて水など飲む前はうがいをしっかりすることで睡眠中に繁殖した細菌を洗い流すことにより、体の中に入っていく細菌を減らすことができます。
また歯と歯の間に食べ物が挟まったままの状態でも細菌が繁殖してしまいます。
歯磨き、うがいをするとともに歯間ブラシやフロスでしっかり食べ物やプラークを取り除くことが大切です。
うがいはいつ行うのが効果的か?
朝の起床時や外出から帰ってきたとき、食後の歯磨き前に行うと効果的です!
うがいは水で行っても良いですが、うがい薬を使用するとよりお口の中を清潔に保つことができます。
当院でもSP-Tガ―グルといううがい薬を販売しています。
水100mlに対し、6滴~10滴を滴下して薄めて使用します。
特徴
1.殺菌効果に優れた、セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)配合
2.抗炎症成分グリチルリチン酸二カリウム(GK2)配合
3.口中に清涼感を与え、口臭除去にも効果有
口腔内及びのどの殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去の効果が期待できます。
当院では診療の前に皆さんにこのSPーTガ―グルでのうがいをしていただいております。
気になった方は是非スタッフにお声がけください。
口腔内の衛生状態が悪いと全身のさまざまな疾患を引き起こす可能性やリスクが高まります。
口臭や、むし歯、歯周病だけでなく、認知症、糖尿病、心疾患、脳梗塞などのリスクが高くなります。
口腔内の細菌や歯周病と全身の疾患は密接な関係を持っているため、全身の健康の面からも口の中を清潔に保ちましょう!
歯科助手 加藤