銀歯を白くしたい方へ|素材ごとの違いと費用の考え方を徹底解説

2026年5月30日

なぜ今「銀歯を白くしたい」と考える人が増えているのか?

銀歯を白くしたいと考える方は年々増えています。理由は大きく3つあります。

  • 見た目の問題:加齢や歯周病で歯ぐきが下がると、銀歯と歯の境目が目立ちやすくなります。
  • 健康上のリスク:銀歯に使われる金銀パラジウム合金は、唾液によって金属イオンが溶け出し、金属アレルギーや歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)を引き起こす可能性があります。
  • 二次虫歯のリスク:銀歯は長期使用で腐食・劣化し、歯との間に隙間ができて虫歯が再発しやすくなります。

特に50代〜60代の方を中心に「昔治療した銀歯が気になり始めた」というお声をよく耳にします。見た目だけでなく、健康面を考慮して白い素材への変更を検討される方が増えているのが現状です。

また、保険診療でも条件を満たせば白い歯を選択できるケースが増えており、治療の選択肢は以前より広がっています

銀歯を白くする素材の種類は?それぞれの特徴を比較

銀歯を白くする素材は大きく「保険適用」と「自費診療」に分かれます。それぞれの特徴を正確に理解することが、後悔しない選択につながります。

保険適用で選べる白い素材

  • コンポジットレジン(CR):セラミック粒子と合成樹脂を混ぜた白いプラスチック素材です。比較的小さな虫歯に使用され、1回の来院で治療が完了することが多いです。保険適用で費用は2,000円程度が目安です。ただし、経年による変色・摩耗が起こりやすい点がデメリットです。
  • 硬質レジン前装冠:金属フレームの表面に白いプラスチック樹脂を貼り付けた被せ物です。保険適用範囲は前歯から3本目(中切歯・側切歯・犬歯)までで、1本5,000円程度が目安です。内面が金属のため、歯ぐきが黒ずむリスクがあります。
  • CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー:患者さんの歯型をスキャンしてコンピューターで設計・製造する被せ物です。ハイブリッドセラミックブロックを削って作製します。前歯から第一大臼歯まで適用範囲が広がっており(第一大臼歯は第二大臼歯が残存していることが条件)、費用は1歯6,000〜8,000円程度です

自費診療で選べる白い素材

  • オールセラミック:全体がセラミック(陶材)で作られた被せ物です。天然歯に最も近い透明感と色調を再現でき、変色・劣化がしにくいのが特徴です。費用は1歯88,000〜110,000円程度が目安です
  • ジルコニア:非常に高い強度を持つセラミック系素材です。奥歯など噛む力が強くかかる部位にも適しており、金属アレルギーの心配がありません。
  • e-max(イーマックス):リチウムジシリケートセラミックとも呼ばれ、強度と審美性のバランスに優れた素材です。前歯から小臼歯に多く使用されます。
  • ハイブリッドセラミック:セラミックとレジンを混合した素材です。オールセラミックより費用が抑えられますが、経年変色が起こりやすい面があります。費用は1歯55,000円程度が目安です。
  • メタルボンド:金属フレームにセラミックを焼き付けた被せ物です。強度が高い反面、金属を使用するため金属アレルギーリスクがあります。

各素材の審美性・耐久性・費用のバランスは異なります。歯の部位・噛み合わせの状態・ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です

保険適用で銀歯を白くできる条件とは?

保険診療で白い歯を選べるかどうかは、歯の部位・噛み合わせの状態・金属アレルギーの有無によって異なります。

  • コンポジットレジン:前歯・小臼歯の小さな虫歯に保険適用されます。
  • 硬質レジン前装冠:上下の前歯6本(前から3本目まで)が保険適用の対象です。
  • CAD/CAM冠:前から5番目(第二小臼歯)までの歯に保険が適用されます。6番目(第一大臼歯)は、7番目(第二大臼歯)が上下左右4本残っていれば保険適用の対象になります。
  • 金属アレルギーの診断書がある場合:保険適用の範囲が広がるケースがあります。歯科医師への確認が必要です。

一方、セラミック(オールセラミック・ジルコニア・e-max)は審美目的の治療として全額自己負担となります。保険か自費かは素材と部位の組み合わせで決まるため、まずは担当歯科医師に相談することをおすすめします。

銀歯を白くする費用はいくらかかる?素材別の相場

費用は選択する素材と歯の部位によって大きく異なります。以下に目安をまとめます。

  • コンポジットレジン(保険):1歯あたり約2,000円(3割負担の場合)
  • 硬質レジン前装冠(保険):1歯あたり約5,000円(3割負担の場合)
  • CAD/CAM冠(保険):1歯あたり約6,000〜8,000円(3割負担の場合)
  • ハイブリッドセラミック(自費):1歯あたり約55,000円
  • オールセラミック(自費):1歯あたり約88,000〜110,000円
  • ジルコニア(自費):医院によって異なりますが、1歯あたり約100,000〜150,000円が目安です

自費診療の費用は医院によって差があります。複数の医院で相談・見積もりを取ることも選択肢の一つです。

なお、ダイレクトボンディング(審美CR)という方法もあります。コンポジットレジンを直接歯に盛り付けて形成する技術で、1回の来院で治療が完了することが多く、費用を抑えながら白い歯を手に入れられます。「銀歯の詰め物を低価格で白い詰め物に置き換えたい」という方に向いた治療法です

てらもと歯科医院のセラミック治療はどんな特徴があるのか?

てらもと歯科医院(名古屋市東区芳野1-16-5、尼ケ坂駅徒歩8分)では、「美しく、しっかり噛める歯」の創造を治療理念として審美歯科に取り組んでいます。

治療の各ステップでイメージを共有する

治療開始前のカウンセリングでは、歯の色のサンプルや模型を参考にしながら、患者さんが理想とする歯のイメージを詳細にヒアリングします。

歯形を取って模型を作製し、歯の形や配置の具体的なイメージを共有します。患者さんの主観的な美の理想を叶えるだけでなく、客観的な美しさの実現も融合させたセラミック治療に取り組んでいます。

仮歯(プロビジョナル・レストレーション)による徹底した噛み合わせ調整

模型でイメージのすり合わせができた後、仮歯(プロビジョナル・レストレーション)を作製します。仮歯をしばらく装着していただき、以下の点を最終確認します。

  • 患者さんの理想とする形とのズレがないか
  • 噛み合わせに問題が生じていないか
  • きちんと噛むことができているか
  • 耐久性に問題がないか

噛み合わせについては特に慎重にチェックを行い、何度でも仮歯を調整します。患者さんに納得していただけたら、仮歯をもとにして最終的な被せ物を完成させます。

光学スキャナーで従来の型取りを不要に

当院では光学スキャナーを導入しています。デジタル機器でお口の中を撮影し、お口の形のデータを取り込みます。従来の粘土のような型取り剤をお口に入れて固まるまで待つ必要がなくなり、患者さんのストレスを大幅に軽減しています。

専門的な審美の視点を治療に活かす

当院が大切にしている審美の視点は以下の4点です。

  • 唇と歯の関係(Lip to Tooth Relationship):笑ったときに下唇のアーチと歯並びのアーチを一致させることで、お口元の美しさを際立てます。
  • ゴールデンプロポーション(Golden Proportion):「中切歯(1.618)」:「側切歯(1)」:「犬歯(0.618)」の配列にすることで、前歯の審美性を向上させます。
  • 正中線と歯並びのバランス(Median line):顔の真ん中を通る正中線と上の前歯の中心ラインを合わせることで、全体的にバランスが取れた美しい歯並びを実現します。
  • 生物的幅径(Biological width diameter):歯茎の生物学的幅径に考慮した適合性のよい被せ物を製作します。

一流の歯科技工士・山北耕治氏との連携

セラミック治療に使用する被せ物は、歯科技工士・山北耕治氏(Infinite Dental Laboratory代表)に製作を依頼しています。山北氏は1998年に広島大学歯学部附属歯科技工士学校を卒業後、大阪セラミックトレーニングセンター卒業、AuCeram(U.S.A)勤務などの経歴を経て、2012年にInfinite Dental Laboratoryを設立した技工士です。高い技術力を持つ技工士との連携が、当院のセラミック治療の品質を支えています。

ダイレクトボンディングによる低コスト・短時間治療

当院ではダイレクトボンディングも提供しています。樹脂とセラミックを配合したコンポジットレジンを直接歯に盛り付ける治療法で、一度の来院ですべての治療が完了することもあります。

  • 欠けた歯を低価格で治療したい方
  • 小さな虫歯をすぐに治したい方
  • 銀歯の詰め物を低価格で白い詰め物に置き換えたい方

このような方に特におすすめの治療法です。

セラミック治療を受ける前に知っておきたいデメリットと注意点は?

セラミック治療には多くのメリットがありますが、デメリットや注意点も正確に理解しておくことが大切です。

強度・耐久性に関する注意

  • セラミックは金属より強度が低い:強い衝撃や過度の力が加わると破損することがあります。特に歯ぎしり・食いしばりの強い方は注意が必要です。
  • CAD/CAM冠は欠けるリスクがある:噛む力が強い場合、欠けるリスクがある点には注意が必要です

変色・摩耗への対応

  • コンポジットレジン・ハイブリッドセラミックは変色しやすい:レジン(樹脂)成分が含まれるため、経年変色が起こります。定期的なメンテナンスが重要です。
  • オールセラミック・ジルコニアは変色しにくい:セラミック素材は吸水性がなく、長期間にわたって白さを保ちやすいです。

自費診療の費用と再治療リスク

  • 自費診療は費用が高額になります。治療前に費用の全体像を確認しておきましょう。
  • セラミックは一度装着しても、破損・脱落した場合は再治療が必要になることがあります。
  • 銀歯を外す際に歯を削る必要があるため、健康な歯質が失われる点も考慮が必要です。

メタルフリー素材(セラミック・ジルコニア)は化学的に安定しており、唾液中に金属イオンが溶け出す心配がほとんどありません。金属アレルギーのリスクを抑えながら、自然な見た目を目指せる点が大きな利点です

銀歯を白くする素材はどう選べばよいのか?選び方のポイント

素材選びで最も大切なのは、歯の部位・噛み合わせの状態・予算・審美へのこだわりの4点を総合的に判断することです。

  • 費用を抑えたい場合:保険適用のCAD/CAM冠やコンポジットレジンを検討しましょう。ただし、審美性・耐久性は自費素材に劣ります。
  • 審美性を最優先する場合:オールセラミックやe-maxが最適です。天然歯に最も近い透明感と色調を再現できます。
  • 奥歯・強い噛み合わせへの対応:ジルコニアは非常に高い強度を持ち、奥歯にも適しています。
  • 金属アレルギーがある場合:メタルフリー素材(セラミック・ジルコニア・CAD/CAM冠)を選びましょう。金属アレルギーの診断書があれば保険適用の範囲が広がることもあります。
  • 短時間・低コストで治療したい場合:ダイレクトボンディング(コンポジットレジンの直接充填)が有効です。1回の来院で完了することが多いです。

素材の選択は、歯科医師との十分な相談のもとで決めることが重要です。当院では初診個別相談(無料)を実施しており、患者さんのお悩みや疑問・不安にお応えしています。WEB予約またはお電話(052-938-4601)でご予約いただけます。

銀歯の素材として使われる金銀パラジウム合金は、金12%・パラジウム20%・銀50%前後・銅20%前後などから成る合金です。この金属の腐食・劣化リスクを考えると、長期的な口腔健康のためにも素材の見直しを検討する価値があります。

てらもと歯科医院では、審美歯科の専門的な知識と技術を活かし、患者さん一人ひとりの理想に合ったセラミック治療をご提案しています。光学スキャナーの導入・仮歯による徹底した噛み合わせ調整・一流技工士との連携により、「美しく、しっかり噛める歯」を実現します。まずはお気軽に無料相談をご利用ください。WEB予約またはお電話(052-938-4601)でご予約いただけます。

よくある質問

銀歯を白くする治療は保険が使えますか?

条件を満たせば保険適用が可能です。コンポジットレジンや前歯の硬質レジン前装冠、条件付きでCAD/CAM冠が保険適用の対象になります。セラミック(オールセラミック・ジルコニア)は全額自費となります。

銀歯をセラミックに変えるとどのくらい費用がかかりますか?

自費のオールセラミックは1歯88,000〜110,000円程度が目安です。保険適用のCAD/CAM冠なら1歯6,000〜8,000円程度(3割負担)で治療できます。

金属アレルギーがあっても銀歯を白くする治療はできますか?

はい、金属アレルギーの方こそメタルフリー治療が適しています。セラミック・ジルコニア・CAD/CAM冠は金属を使用しないため、アレルギーリスクがありません。金属アレルギーの診断書があれば保険適用範囲が広がる場合もあります。

セラミックの白い歯はどのくらい長持ちしますか?

適切なメンテナンスを行えば、オールセラミックやジルコニアは10〜15年以上使用できるケースが多いです。コンポジットレジンやCAD/CAM冠は経年変色が起こりやすく、数年で交換が必要になることもあります。

ダイレクトボンディングとセラミック治療の違いは何ですか?

ダイレクトボンディングはコンポジットレジンを直接歯に盛り付ける治療で、1回の来院で完了し費用を抑えられます。セラミック治療は技工士が製作した被せ物を装着するため、審美性・耐久性が高い反面、複数回の来院と高い費用が必要です。

銀歯を白くする治療は痛いですか?

銀歯を外す際に麻酔を使用するため、治療中の痛みはほとんどありません。治療後に一時的な知覚過敏が起こることがありますが、多くの場合は数日で落ち着きます。

奥歯の銀歯も白くできますか?

はい、奥歯も白くできます。CAD/CAM冠は条件付きで第一大臼歯まで保険適用されます。自費のジルコニアは強度が高く奥歯にも適しています。歯の状態によって選択肢が異なるため、歯科医師への相談をおすすめします。

てらもと歯科医院で銀歯を白くする相談はできますか?

はい、初診個別相談(無料)を実施しています。名古屋市東区芳野1-16-5に所在し、尼ケ坂駅から徒歩8分・森下駅から13分です。WEB予約またはお電話(052-938-4601)でご予約いただけます。

銀歯を白くすると虫歯になりにくくなりますか?

セラミック素材はプラーク(歯垢)が付着しにくく、銀歯より虫歯の再発リスクを抑えやすいです。ただし、定期的なメンテナンスと正しいブラッシングが前提となります。

ガミースマイルがあっても審美歯科治療は受けられますか?

はい、対応可能です。てらもと歯科医院では、歯の色や形を美しくするだけでなく、歯周外科的アプローチで歯肉を整えることでガミースマイルの改善にも対応しています。

まとめ

銀歯を白くする治療は、保険適用のCAD/CAM冠(1歯6,000〜8,000円程度)から自費のオールセラミック(1歯88,000〜110,000円程度)まで幅広い選択肢があります。費用を抑えたい方は保険適用素材、審美性・耐久性を重視する方はオールセラミックやジルコニアが適しています。金属アレルギーがある方はメタルフリー素材一択です。まずは歯科医師に相談し、歯の部位・噛み合わせ・予算を踏まえた最適な素材を選ぶことが、後悔しない治療への第一歩です。

 

【著者情報】

寺本 清峰

経歴

2004年 愛知学院歯学部 卒業
愛知学院大学歯学部附属病院 第一補綴学講座(現 有床義歯学講座)専科専攻生
2004年 合わせて、矯正専門医にて研修し、矯正治療を学ぶ
2006年 同講座 非常勤助手
2007年 大府市 松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療を学ぶ
2012年 「てらもと歯科医院」開業

資格・所属学会・団体

  • 日本顎咬合学会 認定医 理事 副支部長
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • 日本臨床歯科学会(SJCD) 名古屋支部専務理事
  • NOAH(名古屋臨床咬合研究会) 会長
  • MIMCD 所属

 

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