食事中に義歯がズレる・外れる…原因と対処法をわかりやすく解説

2026年7月22日

「食事中に義歯が外れてしまって恥ずかしかった」「会話のたびに外れそうで不安」——そんなお悩みを抱えていませんか?義歯(入れ歯)が外れやすい状態は、食事・会話・日常生活の質を大きく下げてしまいます。

実は、義歯が外れやすくなる原因は一つではなく、いくつかの要因が重なっていることがほとんどです。原因をしっかり理解することで、適切な対処法が見えてきます。

この記事でわかること

  • ✅ 義歯が外れやすくなる主な原因と仕組み
  • ✅ 自分でできる応急対処と歯科での治療の流れ
  • ✅ 5年後・10年後も快適に使える義歯のために知っておきたいこと

「義歯が外れやすい…」そのお悩み、よくあることです

義歯ユーザーが感じやすい3つのストレス

義歯(入れ歯)を使い始めてしばらく経つと、こんなお悩みが出てきやすくなります。

  • ・食事中に義歯がズレて、食べ物をうまく噛めない
  • ・会話のたびに「外れるかも」という不安が頭をよぎる
  • ・義歯が外れるのが恥ずかしくて、人前での食事を避けるようになった

こうした悩みは、義歯を使っている方から非常によく聞かれる声です。決して「我慢するしかない」ものではありません。義歯が外れやすい状態は、適切な対処を行うことで改善が期待できます。

よくある誤解:「年だから仕方ない」は間違いです

「歳をとったら義歯が外れやすくなるのは当たり前」と思っていませんか?実はこれは誤解です。加齢そのものが直接の原因になるわけではなく、顎の骨(歯槽骨)や歯茎の変化が影響しています。そしてこの変化には、定期的な義歯の調整や適切なケアで対応することができます。

「ずっとこのままかな…」と諦めてしまう前に、ぜひ一度歯科医院へご相談ください。愛知県名古屋市東区でも、義歯の外れやすさでお悩みの患者さんが多く来院されています。

義歯の外れやすさが続くと起こるリスク

義歯が外れやすい状態を放置してしまうと、単に「不便」なだけでは終わりません。次のようなリスクにつながることがあります。

  • ・しっかり噛めないために食事の内容が偏り、栄養バランスが乱れやすくなる
  • ・顎や周囲の筋肉に余計な負担がかかり、顔まわりの変化にも影響することがある
  • ・義歯が合わない状態で使い続けることで、歯茎や顎の骨がさらに変化してしまうことがある

しっかり口から食べられることは、健康寿命を支える大切な要素の一つです。義歯のお悩みは早めに対処することをおすすめします。

義歯が外れやすくなる原因を詳しく解説

義歯が外れやすくなる原因はさまざまです。大きく分けると、「顎・歯茎の変化によるもの」「義歯そのものの問題」「使い方・ケアの問題」の3つに整理できます。それぞれポイントごとにわかりやすくご説明します。

Point 01
顎の骨・歯茎の形が変わってしまっている

歯を失った後、顎の骨(歯槽骨)は少しずつ吸収されて小さくなっていきます。義歯を装着している間も、この変化はゆっくりと続きます。義歯を作った時と顎の形が変わってしまうと、義歯と歯茎の間にすき間が生じ、外れやすくなります。一般的に、義歯を作製してから数年が経過すると、このような変化が起きやすいといわれています(個人差があります)。

Point 02
義歯そのものの変形・劣化

義歯は使い続けることで素材が少しずつ変形・摩耗します。プラスチック(レジン)製の義歯床は、長期使用や乾燥・熱などによってゆがみが生じることがあります。また、クラスプ(金属のバネ)が変形することで、残っている歯への固定力が弱まり、外れやすさにつながります。

Point 03
ケア・使い方の問題

義歯を乾燥した状態のまま放置したり、熱湯につけたりすると、変形の原因になります。また、義歯洗浄が不十分な場合、歯垢や歯石が蓄積して義歯のフィット感が低下することがあります。正しいケア習慣を身につけることが、義歯を長持ちさせるうえで重要です。

総入れ歯と部分入れ歯で外れやすさの原因は異なる

総入れ歯(総義歯)は、主に顎の骨や歯茎との密着・吸着力で固定されます。そのため、顎の骨の吸収が進むほど安定が保ちにくくなります。一方、部分入れ歯(部分義歯)はクラスプを残存歯にかけて固定するため、残っている歯の状態や本数が安定性に大きく影響します。どちらのタイプかによって、外れやすさの対処法も変わってきます。

義歯が外れやすいときの対処法と歯科での治療

まずは歯科医院でしっかり診てもらうことが大切

義歯が外れやすいと感じたら、自分での対処には限界があります。市販の義歯安定剤は一時的な応急処置にはなりますが、根本的な解決にはなりません。義歯の外れやすさの原因を特定し、適切な対処を行うことが大切です。

歯科医院では、お口の状態を丁寧に確認したうえで、以下のような対応を行います。

歯科での主な対処・治療の流れ

✅ 調整・リライン(裏打ち)

  • 義歯の内面を歯茎の形に合わせて調整
  • 顎の変化に対応できる
  • 比較的短期間で処置が可能
  • 既存の義歯を活かせる場合が多い

⚠ 義歯の新製が必要なケース

  • 変形・劣化が大きく調整が困難な場合
  • 義歯を作製してから長年が経過している場合
  • 残存歯の状態が大きく変化した場合
  • 口腔内全体のバランス見直しが必要な場合

インプラントや審美治療も選択肢の一つ

義歯の安定性に長期的にお悩みの方には、インプラントという選択肢もあります。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、しっかりと固定された歯を再現する治療法です。義歯のような取り外しがなく、天然歯に近い安定した噛み心地が期待できます。

てらもと歯科医院では、患者さんのお口の状態・ご希望・ライフスタイルを丁寧に伺ったうえで、最適な治療法をご提案しています。義歯かインプラントかで迷われている方も、まずはご相談ください。

治療の種類 特徴 料金目安
入れ歯(義歯) 取り外し式。幅広い症例に対応でき、比較的調整・修理がしやすい 330,000円〜550,000円
インプラント 顎の骨に固定。外れる心配が少なく、天然歯に近い感覚で使用できる インプラント本体 275,000円/上部構造 132,000円〜165,000円

※料金はすべて税込です。詳しくは診察時にご確認ください。

⚠ ご注意ください

インプラントはすべての方に適応できるわけではありません。骨量・全身の健康状態・年齢など、さまざまな観点からの診査が必要です。また、治療の効果や期間には個人差があります。詳しくはてらもと歯科医院(愛知県名古屋市東区芳野1-16-5)へお気軽にご相談ください。

入れ歯の調整・作り直しをお考えの方へ

合わなくなった入れ歯の原因や、当院での入れ歯治療の考え方について詳しくご案内しています。

義歯を長く快適に使うための日常ケアのポイント

毎日のお手入れが義歯の寿命を左右する

義歯は適切なケアを続けることで、フィット感を長く保つことができます。毎日のお手入れを丁寧に行うことが、外れやすさの予防にもつながります。

  • ・食事の後は義歯をはずして流水でしっかり洗う
  • ・就寝時は義歯をはずし、水や義歯洗浄液に浸けて保管する(乾燥させない)
  • ・熱湯での消毒は変形の原因になるため避ける
  • ・義歯専用のブラシで歯垢・食べかすを丁寧に除去する

定期メンテナンスが外れやすさの早期発見につながる

義歯のフィット感は、定期的に歯科医院でチェックしてもらうことが大切です。顎の骨や歯茎の変化は少しずつ進むため、自分では気づきにくいことも多くあります。半年〜1年に1回程度の定期メンテナンスを目安に、義歯の状態を確認してもらいましょう(頻度の目安には個人差があります)。

名古屋市東区にあるてらもと歯科医院では、定期的なメンテナンスを通じて、患者さんのお口の健康を長期的にサポートしています。

てらもと歯科医院が大切にしている義歯治療のこだわり

てらもと歯科医院(愛知県名古屋市東区芳野1-16-5)では、「5年後・10年後も自分の歯で」という理念のもと、一人ひとりの患者さんのお口の状態・将来像をしっかり見据えた治療を提供しています。

  • 補綴専門の経歴を持つ院長が診察 院長・寺本 清峰は愛知学院大学歯学部附属病院の補綴学講座(義歯専門)で専科研修を修了。義歯に関する豊富な専門知識をもとに、患者さん一人ひとりに合った治療を提案します。
  • 5年後・10年後を見据えた治療計画 今だけを良くするのではなく、長期的にお口の健康を維持できるようなプランをご提案。健康寿命を伸ばし、「口から食べる」喜びを長く続けていただくことを大切にしています。
  • インプラント・審美治療も対応 義歯のほか、インプラントや審美治療など幅広い選択肢をご用意。患者さんのご希望・状態・費用感をふまえて、最適な方法をご提案します。
  • ⚕ 複数の学会・団体で活躍する院長 日本顎咬合学会認定医・理事・副支部長、日本臨床歯科学会(SJCD)名古屋支部専務理事、NOAH(名古屋臨床咬合研究会)会長など、複数の専門学会・団体で積極的に活動しています。
  • 何でも相談できる環境 「こんなこと聞いていいの?」と思うような小さな疑問でも、お気軽にお話しください。患者さんが不安なく治療に臨めるよう、丁寧な説明を心がけています。

⚕ 院長 寺本 清峰 より

「義歯が外れやすい」というお悩みは、実は多くの患者さんが経験されていることです。しかし、諦めてしまっている方が少なくないのも現実です。私は愛知学院大学歯学部附属病院の補綴学講座で義歯を専門的に学び、開業後も多くの義歯治療に携わってきました。大切にしているのは、「今だけを治す」のではなく、5年後・10年後も患者さんが自分の口でしっかり食べられることです。健康寿命を支えるためには、しっかり口から食べることがとても重要です。義歯のことで気になることがあれば、どんな小さなことでも、まずはご相談ください。

よくあるご質問(義歯が外れやすい)

Q. 義歯安定剤を使えば外れにくくなりますか?
A. 市販の義歯安定剤は一時的なズレ防止に役立ちますが、根本的な解決にはなりません。義歯と顎・歯茎の形が合っていないまま安定剤で対処し続けると、顎の骨や歯茎への負担が増す場合もあります。安定剤が必要な状態が続いている場合は、歯科医院で義歯の調整や作り直しを検討されることをおすすめします。
Q. 義歯を作ってからどのくらいで調整が必要になりますか?
A. 個人差がありますが、義歯を装着してから数ヶ月〜1年程度で、顎の骨や歯茎の変化によってフィット感が変わってくることがあります。義歯を使い始めてから「外れやすい」「噛みにくい」と感じ始めたら、早めに歯科医院へご相談ください。定期的なチェックを受けることで、大きなトラブルを防ぎやすくなります。
Q. インプラントと義歯、どちらが向いているか相談できますか?
A. もちろんです。インプラントと義歯はそれぞれ特徴が異なり、患者さんのお口の状態・全身の健康状態・ご希望・費用などによって最適な選択肢が変わります。てらもと歯科医院では、丁寧な検査とカウンセリングをもとに、患者さんに合った治療法をご提案しています。「どちらが合っているかわからない」という段階でのご相談も大歓迎です。

この記事のまとめ

  • ✅ 義歯が外れやすくなる主な原因は「顎の骨・歯茎の変化」「義歯の変形・劣化」「ケア方法の問題」の3つ
  • ✅ 義歯安定剤は応急処置。根本解決には歯科での調整や再製作が大切
  • ✅ 義歯の外れやすさを放置すると、栄養バランスや顎への影響が出ることも
  • ✅ 定期メンテナンスで義歯の状態を定期的にチェックすることが重要
  • ✅ インプラントも選択肢の一つ。まずは専門家に相談してみましょう

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愛知県名古屋市東区のてらもと歯科医院では、補綴の専門知識を持つ院長・寺本 清峰が、患者さんの5年後・10年後を見据えた義歯治療をご提案します。「義歯が外れやすい」「義歯を作り直したい」「インプラントとどちらが合っているか知りたい」など、どんなご相談もお気軽にどうぞ。

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監修医師プロフィール

著者写真

寺本 清峰(院長)

経歴
2004年 愛知学院歯学部 卒業
愛知学院大学歯学部附属病院 第一補綴学講座(現 有床義歯学講座)専科専攻生
2004年 合わせて、矯正専門医にて研修し、矯正治療を学ぶ
2006年 同講座 非常勤助手
2007年 大府市 松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療を学ぶ
2012年 「てらもと歯科医院」開業

資格・所属学会:日本顎咬合学会 認定医 理事 副支部長、日本臨床歯周病学会 会員、日本口腔インプラント学会 会員、日本臨床歯科学会(SJCD) 名古屋支部専務理事、NOAH(名古屋臨床咬合研究会) 会長、MIMCD 所属

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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