歯がほとんどない場合の治療法|選択肢と進め方を徹底解説

2026年5月24日

歯がほとんどない状態とは?どんな治療が必要になるのか?

歯がほとんどない状態とは、多数歯欠損(複数の歯を失った状態)または無歯顎(歯が1本もない状態)を指します。原因の多くは歯周病・虫歯の重症化・外傷などです。

放置すると顎の骨(歯槽骨)が吸収され、顔の輪郭が変化したり、残った歯にも悪影響が及んだりします。早期に適切な治療を選択することが、口腔全体の健康を守るうえで重要です。

治療の選択肢は大きく3つに分かれます。

  • 総入れ歯(義歯):外科手術不要で保険適用が可能
  • インプラント(複数本):顎の骨に人工歯根を埋め込み、天然歯に近い機能を回復
  • オールオン6(All-on-6):6本のインプラントで上顎または下顎の全歯を支える方法

どの治療が最適かは、残存骨量・全身状態・ライフスタイル・予算によって異なります。まずは歯科用CTによる精密検査で現状を把握することが出発点です。

総入れ歯(義歯)のメリット・デメリットは何か?

総入れ歯は外科手術が不要で、保険適用の範囲内で作製できる最も一般的な選択肢です。ただし噛む力は天然歯の20〜30%程度にとどまるとされています。

名古屋オルカ歯科・矯正歯科(2026年2月)の情報によると、入れ歯は「プラスチックの床が口の中を覆うため、味や温度を感じにくかったり、喋りにくさを感じたりすることがある」と報告されています。

総入れ歯のメリット

  • 外科手術が不要:持病がある方や高齢の方でも選択しやすい
  • 保険適用で費用を抑えられる:保険適用の総入れ歯は数千円〜1万円台で作製可能
  • 治療期間が比較的短い:インプラントと比べて短期間で完成する
  • 修理・調整がしやすい:破損しても比較的容易に対応できる

総入れ歯のデメリット

  • 噛む力が低下する:天然歯の20〜30%程度の噛む力しか得られない
  • 異物感・違和感が出やすい:特に装着直後は慣れが必要
  • ズレや外れが起こりやすい:食事中や会話中に動くことがある
  • 顎の骨が吸収されやすい:骨への刺激がないため骨吸収が進む
  • 定期的な調整が必要:顎の形が変わるたびに作り直しや調整が必要

保険適用の入れ歯でも、定期的なメンテナンスを怠ると合わなくなり、口腔内トラブルの原因になります。作製後も定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。

インプラント治療とは何か?歯がほとんどない場合でも受けられるのか?

インプラント治療とは、顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。天然歯に近い噛み心地と見た目を回復できる点が最大の特徴です。

インプラントは「失った歯の機能を回復し、天然歯と同じような自然な見た目・噛み心地・噛む力を実現できる」治療法として位置づけられています。

歯がほとんどない場合でも、残存骨量が十分であれば複数本のインプラントを埋入することが可能です。骨量が不足している場合も、骨再生療法(GBR法)や自身の血液を活用した再生療法を組み合わせることで対応できるケースがあります。

インプラント治療の流れ

  • 初診・精密検査:歯科用CTで骨量・神経・血管の位置を確認
  • 治療計画の立案:コンピューターシミュレーションで埋入位置を設計
  • 外科手術(埋入):サージカルガイドを使用して精度の高い手術を実施
  • 骨との結合期間:インプラント体が骨と結合するまで2〜6か月待機
  • 人工歯の装着:最終的な人工歯(上部構造)を取り付ける
  • 定期メンテナンス:定期的な検診でインプラントの状態を管理

てらもと歯科医院(名古屋市東区)では、CTによる精密検査・コンピューターシミュレーション・サージカルガイドを組み合わせ、神経や血管の位置を事前に把握した精度の高い手術を実施しています。15年以上の実績と400本以上の症例数を持ちます。

オールオン6とは何か?多数歯欠損に最適な理由は?

オールオン6(All-on-6)とは、6本のインプラントで上顎または下顎の全歯(10〜12本分)を支える治療法です。多数歯欠損・無歯顎の方が一度に全体の噛み合わせを回復できる画期的な方法です。

従来の総入れ歯と比べて噛む力が大幅に向上し、固定式のため取り外しが不要です。また、すべての歯を個別にインプラントにする場合と比べて、本数を抑えられるためコストと身体的負担を軽減できます。

オールオン6の主なメリット

  • 6本のインプラントで全顎を支える:手術回数・費用・治療期間を抑えられる
  • 固定式で取り外し不要:総入れ歯のような違和感がない
  • 噛む力が大幅に向上:天然歯に近い食事が楽しめる
  • 見た目が自然:審美性の高い人工歯で笑顔に自信が持てる
  • 抜歯即時荷重に対応:抜歯当日に仮歯を装着できるケースもある

オールオン6の注意点

  • 費用が高額になる:保険適用外のため100〜300万円程度が目安
  • 外科手術が必要:全身状態によっては適応外となる場合がある
  • 骨量が必要:骨が不足している場合は再生療法が必要になることがある
  • 定期メンテナンスが必須:長期的な管理が欠かせない

てらもと歯科医院では、オールオン6に加え、抜歯したその日に仮歯まで装着できる「抜歯即時荷重」にも対応しています。歯がない期間をできるだけ作りたくない方にとって大きなメリットとなっています。

歯がほとんどない場合の治療費はいくらかかるのか?

治療費は選択する方法によって大きく異なります。保険適用の総入れ歯から自費のオールオン6まで、幅広い選択肢があります。

各治療法の費用目安

  • 保険適用の総入れ歯:数千円〜1万円台(3割負担の場合)
  • 自費の総入れ歯(精密義歯):20〜50万円程度
  • インプラント1本あたり:30〜40万円程度
  • オールオン6(片顎):100〜300万円程度(医院・使用材料により異なる)

インプラントは保険適用外のため全額自己負担となりますが、医療費控除の対象となります。確定申告で申告することで、実質的な負担を軽減できます。

てらもと歯科医院では、治療前に詳細な費用説明を行い、患者様が納得したうえで治療を進める体制を整えています。また、10年保証制度を設けており、長期的な安心感を持って治療を受けられます。

医療費控除の活用方法

  • 対象:インプラント・入れ歯など歯科治療全般(審美目的のみの場合は対象外となる場合あり)
  • 控除額の計算:(医療費合計 − 10万円)× 所得税率
  • 申告方法:確定申告時に医療費控除の明細書を提出
  • 領収書の保管:5年間の保管が推奨される

歯がほとんどない場合に治療を受けられない条件はあるのか?

インプラント治療には適応条件があり、全身状態によっては治療が難しいケースがあります。事前の精密検査と問診が不可欠です。

以下のケースではインプラント治療が難しいとされています。

  • 糖尿病・免疫不全・白血病・高血圧・骨粗しょう症などの持病がある場合
  • がんなどで放射線治療中の場合
  • 重度の歯周病がある場合(治療後であれば対応可能なケースもある)
  • 喫煙習慣がある場合(インプラントの生着率が低下する)
  • 歯ぎしり・食いしばりの癖がある場合
  • 子ども・妊婦の場合

ただし、持病があっても主治医との連携により治療できるケースもあります。また、骨量が不足している場合でも、てらもと歯科医院では自身の血液を使った骨再生療法に対応しており、難症例にも柔軟に対応できる体制が整っています。

重度の歯周病がある場合は、インプラント治療の前に歯周病治療を徹底することが必要です。同院では原因から改善する「原因療法」で歯周病を治療し、再発を防ぐアプローチを採用しています。

歯がほとんどない場合の治療で痛みや不安を軽減する方法は?

インプラント手術への「怖い・痛い」という不安は多くの方が抱えています。しかし、現代の歯科医療では痛みや不安を大幅に軽減する取り組みが進んでいます。

睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)とは

点滴によって眠ったような状態で手術を受けられる方法です。意識が朦朧とした状態で治療が進むため、恐怖感や痛みをほとんど感じません。てらもと歯科医院では、歯科治療が苦手な方のために睡眠無痛治療に対応しています。

  • 意識がほぼない状態で手術が進む:恐怖感を感じにくい
  • 術中の記憶が残りにくい:手術の嫌な記憶が残りにくい
  • 全身管理のもとで安全に実施:バイタルサインを常時モニタリング

フラップレス手術(切らない・縫わない手術)とは

従来のインプラント手術では歯茎を切開・縫合する必要がありましたが、フラップレス手術では歯茎を切らずに小さな穴を開けるだけでインプラントを埋入します。

  • 術後の痛みが少ない:切開・縫合がないため回復が早い
  • 腫れにくい:ダウンタイムを最小限に抑えられる
  • 出血が少ない:身体への負担が軽減される

てらもと歯科医院では、CTによる精密検査とサージカルガイドを活用することで、フラップレス手術の精度と安全性を高めています。

てらもと歯科医院のインプラント治療の特徴と実績は?

てらもと歯科医院(名古屋市東区)は、15年以上のインプラント治療実績と400本以上の症例数を持つ歯科医院です。名鉄瀬戸線尼ヶ坂駅から徒歩7分、駐車場5台完備でアクセスしやすい立地です。

てらもと歯科医院の主な特徴

  • 睡眠無痛治療対応:点滴による静脈内鎮静法で不安・恐怖を軽減
  • フラップレス手術採用:切らない・縫わない・腫れにくい手術で術後負担を最小化
  • 抜歯即時荷重対応:抜歯当日に仮歯を装着でき、歯がない期間をゼロに近づける
  • オールオン6対応:6本のインプラントで全顎を一度に回復
  • CTによる精密検査:歯科用CT・コンピューターシミュレーション・サージカルガイドを活用
  • 骨再生療法対応:自身の血液を使った再生療法で骨が少ない方にも対応
  • 10年保証制度:長期的な安心感を提供
  • 経験豊富な歯科技工士との連携:審美性と機能性にこだわる人工歯製作

院長・寺本清峰の経歴と専門性

院長の寺本清峰は、2004年に愛知学院大学歯学部を卒業後、補綴学・矯正治療・インプラント治療・審美治療を幅広く学び、2012年にてらもと歯科医院を開業しました。

  • 日本顎咬合学会 認定医・理事・副支部長
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • 日本臨床歯科学会(SJCD)名古屋支部専務理事
  • NOAH(名古屋臨床咬合研究会)会長

「患者様にあわせて最良の治療をご提供します。おこまりのことがあればどんなことでもご相談ください」という姿勢で、患者一人ひとりに寄り添った治療を提供しています。

治療法を選ぶときに何を基準にすればよいのか?

歯がほとんどない場合の治療法選びは、残存骨量・全身状態・生活スタイル・予算・治療期間の5つの観点から総合的に判断することが重要です。

治療法選択の判断ポイント

  • 外科手術が可能か:持病・服薬状況によってインプラントの適応が変わる
  • 骨量は十分か:CTで確認し、不足の場合は再生療法の必要性を検討
  • 費用はどこまで出せるか:保険適用の入れ歯から自費のオールオン6まで幅広い
  • 治療期間はどのくらい許容できるか:インプラントは半年〜1年以上かかることがある
  • 審美性・噛み心地へのこだわりはどの程度か:天然歯に近い感覚を求めるならインプラント系が有利
  • 長期的な口腔健康を重視するか:インプラントは顎骨の吸収を防ぐ効果がある

「とりあえず安いから」「勧められたから」という理由だけで決めると、数年後に後悔するケースも少なくありません。

まずは歯科医院で精密検査を受け、自分の口腔状態を正確に把握したうえで、担当医と十分に相談することが最善の近道です。

歯がほとんどない状態でお悩みの方へ。てらもと歯科医院(名古屋市東区)では、15年以上・400本以上のインプラント実績をもとに、CTによる精密診断から睡眠無痛治療・フラップレス手術・オールオン6まで幅広い選択肢をご提案しています。骨が少ない方でも再生療法で対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

歯がほとんどない場合、インプラントは何本必要ですか?

片顎の全歯を補う場合、オールオン6では6本のインプラントで10〜12本分の歯を支えます。個別に補う場合は失った歯の本数に応じて増えますが、隣接する歯を利用するブリッジ型インプラントで本数を減らせるケースもあります。担当医との相談が必要です。

歯がほとんどない状態でも当日に仮歯をつけてもらえますか?

抜歯即時荷重に対応している医院では、抜歯当日に仮歯を装着できます。ただし骨量・噛み合わせ・全身状態などの条件を満たす必要があり、すべての方に適用できるわけではありません。てらもと歯科医院では抜歯即時荷重に対応しています。

オールオン6と総入れ歯はどちらが長持ちしますか?

適切なメンテナンスを続けた場合、オールオン6のほうが長期的な安定性が高いとされています。総入れ歯は顎の形が変わるたびに調整・作り直しが必要ですが、インプラントは顎骨と結合するため骨吸収を防ぎ、長期間安定して使用できます。

歯がほとんどない場合の治療費に保険は使えますか?

総入れ歯(義歯)は保険適用が可能です。一方、インプラントやオールオン6は原則として保険適用外となります。ただし、医療費控除の対象となるため、確定申告で申告することで実質的な負担を軽減できます。

骨が少なくてもインプラントを受けられますか?

骨量が不足している場合でも、骨再生療法(GBR法)や自身の血液を活用した再生療法を組み合わせることで対応できるケースがあります。てらもと歯科医院では再生療法に対応しており、難症例にも柔軟に対処しています。

歯がほとんどない場合、治療にどのくらいの期間がかかりますか?

総入れ歯は数週間〜2か月程度で完成します。インプラントは骨との結合期間を含め、半年〜1年以上かかるのが一般的です。オールオン6は抜歯即時荷重を利用すれば当日に仮歯を装着でき、最終的な人工歯の装着まで数か月程度が目安となります。

歯科治療が怖くてもインプラント手術を受けられますか?

睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)を利用すれば、眠ったような状態で手術を受けられます。てらもと歯科医院では点滴による睡眠無痛治療に対応しており、歯科治療が苦手な方でも安心して治療に臨めます。

インプラントの術後はどのくらい腫れますか?

フラップレス手術(切らない・縫わない手術)を採用している場合、従来の手術と比べて腫れや痛みが大幅に軽減されます。てらもと歯科医院ではフラップレス手術を採用しており、術後のダウンタイムをできるだけ抑えることを重視しています。

インプラントには保証はありますか?

てらもと歯科医院では10年保証制度を設けており、長期的な安心感を持って治療を受けられます。保証内容の詳細は医院にお問い合わせください。定期的なメンテナンスを継続することが保証の条件となる場合があります。

歯がほとんどない場合、まず何をすればよいですか?

まずは歯科医院で歯科用CTによる精密検査を受けることが第一歩です。骨量・残存歯の状態・全身状態を把握したうえで、担当医と治療計画を立てることが最善の進め方です。

まとめ

歯がほとんどない場合の治療法は、総入れ歯・インプラント・オールオン6の3つが主な選択肢です。費用を抑えたい方や外科手術が難しい方には保険適用の総入れ歯が、天然歯に近い噛み心地と長期的な安定性を求める方にはインプラントまたはオールオン6が適しています。骨が少ない方でも再生療法で対応できるケースがあります。まずはCTによる精密検査を受け、担当医と十分に相談したうえで自分に最適な治療を選択することが、長期的な口腔健康につながります。

 

【著者情報】

寺本 清峰

経歴

2004年 愛知学院歯学部 卒業
愛知学院大学歯学部附属病院 第一補綴学講座(現 有床義歯学講座)専科専攻生
2004年 合わせて、矯正専門医にて研修し、矯正治療を学ぶ
2006年 同講座 非常勤助手
2007年 大府市 松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療を学ぶ
2012年 「てらもと歯科医院」開業

資格・所属学会・団体

  • 日本顎咬合学会 認定医 理事 副支部長
  • 日本臨床歯周病学会 会員
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • 日本臨床歯科学会(SJCD) 名古屋支部専務理事
  • NOAH(名古屋臨床咬合研究会) 会長
  • MIMCD 所属

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