
2026年8月25日

「義歯をつけると話しにくい、うまく発音できない…」そんなお悩みを抱えていませんか?
実は、義歯をつけると話しにくく感じるのは、多くの方が経験する自然な反応です。原因の多くは「義歯の厚さ」「フィット感のズレ」「口腔内の慣れ不足」の3つに分けられます。原因をしっかり把握し、適切に対処することで、話しにくさが改善される可能性があります(個人差があります)。
この記事では、義歯をつけると話しにくくなる仕組みから、慣れるためのコツ、歯科で受けられる調整・治療まで、名古屋市東区の歯科医院の院長が実際の診療経験をもとにわかりやすくお伝えします。
✓ この記事でわかること

📋 この記事の目次
義歯を入れたばかりの方から「会話中に言葉がもつれる」「サ行やタ行が言いにくくなった」というご相談はとても多く寄せられます。これは特別なことではなく、義歯を使い始めた多くの方が通る道です。
とくに日本語は「さ」「た」「な」「ら」などのように、舌を上顎に当てて発音する音が多い言語です。義歯を入れることで上顎の形状が変わり、舌の動きがこれまでと違ってしまうため、話しにくいと感じやすくなります。
だからといって「諦めるしかない」わけではありません。原因を正しく知り、適切な対処をとることで、多くの方が会話に自信を取り戻されています(個人差があります)。
義歯による話しにくさには、さまざまなパターンがあります。以下に当てはまる項目がないか、チェックしてみてください。
こうした症状は義歯を入れた後に起こりやすい変化です。1〜2か月ほどで自然に落ち着いてくるケースが多いですが、3か月以上経っても改善しない場合は、義歯の合いや構造に問題が隠れている可能性があります。その場合は早めに歯科を受診することが大切です。
義歯をつけると話しにくくなる理由は、ひとつではありません。主に以下の3つの原因が絡み合っています。それぞれ順番に見ていきましょう。
髪の毛一本が口の中に入っただけで違和感を覚えるほど、お口の中はとても繊細なセンサーを持っています。義歯を入れると、それまで何もなかったスペースに「義歯の床(しょう)」と呼ばれるプラスチック部分が加わります。
この「床」部分の厚みや形状が変わることで、舌が動ける空間が狭くなり、発音に必要な舌の動作が制限されやすくなります。とくに上顎(口蓋部)をカバーする総義歯は、舌と上顎の接触パターンが大きく変わるため、話しにくさを感じやすい傾向があります。
口腔内の形とぴったり合っていない義歯は、話すたびにわずかにズレたり浮き上がったりします。このズレがあると、発音のたびに義歯を無意識に押さえようとするため、舌の動きが不自然になります。
フィット感のズレは、義歯を作った当初から生じていることもありますが、使用しているうちに顎の骨が少しずつ痩せていくことで後から生じるケースも少なくありません。顎骨の吸収は年単位で起こるため、定期的な義歯の調整が重要になります。
発音は、舌・頬・唇・軟口蓋など複数の筋肉が連携して行う精密な運動です。義歯という「新しい環境」が加わると、これまで無意識に動いていた筋肉たちが新しい環境に対応しようとします。
この適応には個人差があります。一般的に義歯装着後1〜3か月ほどかけて徐々に慣れていくことが多いとされています。ただし、慣れが進まない場合は義歯のフィットや噛み合わせを見直す必要があります。
⚠ 注意
よくある誤解として「義歯に慣れさえすれば必ず話しやすくなる」と思い込み、合っていない義歯を無理に使い続ける方がいます。不具合のある義歯を長期間使い続けると、口腔内の粘膜にダメージを与えたり、顎骨の吸収が進みやすくなったりするリスクがあります。「慣れ」を待つだけでなく、気になる場合は歯科での確認をおすすめします。
義歯装着後の話しにくさを和らげるうえで、毎日の音読練習はとても効果的なリハビリです。新聞・本・雑誌など、なんでも構いません。1回5〜10分程度で構いませんので、義歯をつけた状態で声に出して読む習慣をつけましょう。
特に「さ・し・す・せ・そ」「た・ち・つ・て・と」「な・に・ぬ・ね・の」「ら・り・る・れ・ろ」の音が含まれる文章をゆっくり丁寧に読むと、舌の動きを義歯のある環境に適応させるトレーニングになります。焦らず、ゆっくりはっきり発音することを意識してください。
母音「あ・い・う・え・お」をはっきり大きく発音する練習も、口まわりの筋肉を鍛え、義歯との協調運動を高めるのに役立ちます。鏡の前で口の形を確認しながら行うとより効果的です。
また、義歯をつけたまま会話をする機会を少しずつ増やすことも大切です。黙っているだけでは筋肉は適応しません。家族や親しい方との日常会話から始め、徐々に慣らしていきましょう。
⚠ 注意
痛みがあるまま練習を続けることはおすすめしません。義歯で口腔内が傷ついている状態で無理に使用すると、粘膜のダメージが悪化するおそれがあります。痛みや出血が続く場合は、練習を中断して歯科を受診してください。また、練習で改善しない場合も、義歯の調整が必要なサインの場合があります。
義歯の使い始め期間は、毎日装着して口を慣らすことが、話しにくさの改善につながります。「違和感があるから」と取り外してばかりいると、なかなか適応が進みません。ただし、就寝時は義歯を外して口腔内を休ませることが基本です。就寝中の装着は粘膜への負担になるため、かかりつけの歯科医師の指示に従ってください。

当院の入れ歯治療について
てらもと歯科医院では、入れ歯専門の技工士と連携し、噛みやすさだけでなく発音のしやすさにも配慮した義歯を提供しています。
義歯による話しにくさは、歯科での定期的な調整によって大幅に改善できる可能性があります(個人差があります)。具体的には、以下のような処置が行われます。
「義歯を作ったのにうまく話せない」という場合、原因が「慣れ」ではなく「義歯の精度や適合の問題」であることは珍しくありません。我慢せず、早めに相談されることをおすすめします。
保険の義歯と自費の義歯では、使用できる素材や構造が異なり、話しやすさへの影響も変わります。以下に代表的な義歯の種類の特徴を整理しました。
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✅ 自費(金属床)義歯のメリット
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⚠ 自費(金属床)義歯のデメリット
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✅ 保険義歯のメリット
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⚠ 保険義歯のデメリット
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てらもと歯科医院では、入れ歯(義歯)の自費診療として330,000円〜550,000円(税込)にて対応しています。詳細な費用や適応については診察時にご説明します。
すべての歯を失っている方だけでなく、一部の歯が残っている方でも、残存歯の状態や咬合の状態によって、義歯以外の選択肢が向いているケースもあります。たとえばインプラント治療は、義歯と異なり顎骨に直接固定されるため、義歯のような「ズレ」「浮き上がり」が生じにくく、発音や食事機能の回復が期待できる選択肢のひとつです(個人差があります)。
インプラント(275,000円)+上部構造(132,000円〜165,000円)など、いくつかの構成によって費用は異なります。ご自身の状態に合った選択肢を知りたい方は、一度ご相談ください。
名古屋市東区芳野にあるてらもと歯科医院では、義歯治療において患者さんの「5年後・10年後も自分らしく話し、食べられる口腔環境」を目標に、一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立てています。
💬 院長より
「しっかりと口から食べること、そして人と楽しくおしゃべりできること。これは健康寿命を支えるとても大切な力です。義歯をつけると話しにくいというお悩みは、我慢しているだけでは解決しないことが多いです。原因が義歯のフィット・構造・咬合のどこにあるかを丁寧に診断し、一人ひとりに合った改善策をご一緒に考えます。何でもお気軽にご相談ください。」
院長 寺本 清峰

📝 この記事のまとめ
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義歯の話しにくさ、一人で悩まないでください
「義歯をつけると話しにくい」というお悩みは、正しい診断と適切な調整で改善が期待できます。名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院では、患者さんの5年後・10年後を見据えた義歯治療を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。