
2025年7月16日
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の宮本です。
今回は、「歯ぎしり(ブラキシズム)」が及ぼすお口への影響についてお話ししたいと思います。
「自分はしていないと思う」「気づいたら朝、顎がだるいことがある」そんな方は、
もしかすると知らず知らずのうちに歯ぎしりをしているかもしれません。

歯ぎしりとは、上下の歯を強くこすり合わせたり、噛みしめたりする習慣のことをいいます。
多くの場合、睡眠中に無意識に行われており、ご自身では気づかないことがほとんどです。
主に次の3種類があります。
これらの動作は、短時間でも大きな負荷を歯や顎に与えてしまうのです。
「寝ている間のことだから大丈夫」「歯が削れるだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、
実は歯ぎしりが口の中に与える影響は想像以上に大きいのです。
1.歯がすり減る・欠ける
強い力が毎晩繰り返しかかることで、歯の表面(エナメル質)がすり減り、知覚過敏の原因になることも。
また、詰め物や被せ物が壊れたり、歯が欠けてしまうこともあります。
2.歯周病の悪化
歯ぎしりによる強い圧力が歯ぐきや歯を支える骨に負担をかけ、歯周病が進行しやすくなります。
歯周組織が弱っている場合には、歯がぐらつく原因にもなります。
3.顎関節への影響
顎の関節や筋肉にも大きなストレスがかかるため、「顎が痛い」「口が開けづらい」「音が鳴る」といった
顎関節症の症状につながることもあります。
4.頭痛・肩こり・倦怠感
歯ぎしりによって顔まわりの筋肉が過緊張すると、首や肩、こめかみ周辺の痛みや張りが生じることも。
中には睡眠の質が悪くなり、日中の疲労感につながっているケースも見受けられます。
はっきりとした原因は一つではありませんが、主に以下のような要因が関係していると考えられています。
・精神的なストレスや緊張
・噛み合わせの不調和
・睡眠の質の低下
・飲酒・喫煙・カフェインの摂取などの生活習慣
自覚がないことが多いため、ご家族に指摘されて初めて気づく方もいらっしゃいます。
まずは、歯科医院での診断が大切です。歯や顎の状態を確認し、必要に応じて以下のような対応を行います。

歯ぎしりは決して軽く見てよいものではなく、放っておくと歯や顎のトラブルにつながることがあります。
しかし、正しい対処を行えば、お口の健康を守ることができます。
「もしかして歯ぎしりしているかも…」と感じたら、お気軽にご相談ください。
当院では、患者さまの症状に合わせた適切なアドバイスと治療をご提案いたします。
お口と全身の健康のために、一緒に予防していきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
宮本
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。