2025年2月19日
みなさんこんにちは。
歯科衛生士の平田です。
二月ももう後半ですね。今週は特に寒くなり東海でも雪予報がでていますね。
体調が崩れやすい季節なので温かい格好してしっかり休息をとって頑張りましょう!
では本題に入っていきます。
今回は噛ミング30について話しにていきます。
読み方はカミングさんまるというらしく
簡単に言うとひとくち30回以上噛んで食事をしようという意味で
平成21年に厚生労働省からでた歯科保健と食のあり方でキャッチフレーズとしてできたものだそうです。
結構前から言われていて恥ずかしながら私は最近知りました。
よく噛んで食べよう、ひとくち30回噛むといいのは知っていましたがこういう運動を国が提唱しているのは知らなかったです。
噛ミング30はライフステージによってポイントがあります。
<乳幼児期>
授乳でも噛む力も育ちます。
しっかり吸うことで口の周りの筋肉やあごの発達を促してくれます。
乳児期は多くの食品に触れることが大切です。
よく噛むことで本来の味を感じることができます。
<学童期>
五感を使って食事をすることでたくさんの感覚情報が脳に伝わり脳が活性化します。
<成人期>
生活習慣病の予防や肥満を防ぎます。
<高齢期>
よく噛むことで脳の活性化になるので記憶力、集中力、判断力が高まります。
それにより寝たきり、認知症の予防につながります。
口の機能を低下させないことで誤嚥性肺炎の予防になります。
これだけではなくよく噛んで食べるとたくさんのメリットがあります。
・ストレス緩和
・食欲の抑制(肥満防止)
ゆっくりたくさん噛むことで満腹中枢が刺激され暴飲暴食を抑えることができます。
・唾液の分泌(口臭・むし歯予防)
唾液の殺菌作用によって口の中の清掃効果が高まります
・消化を助け胃腸の負担を軽減する
唾液の消化酵素の分泌がさかんになり細かくかみ砕くことによって胃腸の負担を和らぐそうです。
・学習、記憶力の向上
よく噛むために
・ひとくち30回噛む
・右で10回、左で10回、両方で10回噛む
・食べ物がなくなるまで噛み続ける
・口の中の食べ物がなくなるまで次の食べ物を入れない
・食べ物が入っている間は水分をとらない
・ひとくち食べたら箸を置く
・ながら食べをしない
ひとくち30回噛んでみると思ったより時間がかかりますし普段からよく噛んでいないのがよく分かります。
よく噛んで食べるだけでなく姿勢もすごく大切です。
足がぶらぶらしてついていない状態だとおなかや背中に力が入らないので噛む力が弱くなってしまうそうです。
よく噛むってこんなにたくさんのいいことしかないのでぜひみなさんよく噛んで食べて下さい。
よく噛めるためには歯並び、むし歯、歯周病、歯を失わないことがとても重要です。
そのためには日々のケア、定期的な歯科検診、矯正が必要です。
久しく歯科検診行ってないな、歯大丈夫かなと不安な方がいましたらてらもと歯科医院へ是非ご来院ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上、歯科衛生士平田でした。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。