鼻呼吸と口呼吸

2025年1月29日

みなさんこんにちは、歯科衛生士の茂泉です。

インフルエンザの感染者数が1999年以降過去最多だとニュースで見ました。

インフルエンザに加えて新型コロナウイルス、マイコプラズマ肺炎なども同時流行

していますね。

実は、風邪をひきやすいのは口呼吸をしているからかもしれません。

今回は「口呼吸と鼻呼吸」についてお話していきます。

 

 

 

鼻の役割

・においを感じる

・呼吸をする

・空気の温度や湿度を調整する

・細菌、ウイルス、ほこり、ごみ、花粉などの異物の侵入を防ぐ

 

 

口呼吸のデメリット

・風邪をひきやすい

 鼻は異物を除去し温かく水分を帯びた空気を体内に取り入れるためにあります。

 ところが口呼吸では、外気がそのまま取り込まれるため、口の中や気道が乾燥し、のどに炎

  症や痛みが起こったり、のどの両脇にある扁桃腺の腫れが起きやすくなります。また異物や

 ウイルスも直接侵入するため、インフルエンザなどの感染症にも罹りやすくなります。

 

・口臭

 口臭の原因は口の中の細菌です。唾液の殺菌作用によって細菌は抑えられています。

 口呼吸によって唾液量が減ると細菌の量が増えて口臭が強くなります。

 

・歯並びが悪くなる

 口を開けているとあごや舌の筋肉のバランスが崩れ、歯が生えてくるスペスが狭くなります。

 その結果、歯並びが悪くなってしまいます。

 

 

・集中力の低下

 鼻呼吸では空気が浄化せれ、頭を冷やす効果もあります。

 口呼吸になると頭がボーっとしやすくなるため集中力が低下することがあります。

 

・アレルギー性疾患のリスクが上がる

 口呼吸になると直接喉や気管に細菌が入り込むため慢性的なアレルギー体質に

 なりやすいです。

 

このように鼻は「異物を除去し、温かく水分を帯びた空気を体内に取り入れる」ためにあります。ところが口呼吸では、外気がそのまま取り込まれるため、口の中や気道が乾燥し、のどに炎症や痛みが起こったり、のどの両脇にある扁桃腺の腫れが起きやすくなります。また異物やウイルスも直接侵入するため、インフルエンザなどの感染症にも罹りやすくなります。

 

 

口呼吸の原因

・口腔機能発達不全症

・幼少期に風邪をひくなどで鼻づまりになり、口呼吸を覚えることでそのままの習慣が残った

・花粉症

・アレルギー性鼻炎

・副鼻腔炎

・鼻中湾曲症(鼻が曲がっている病気)

 

 

鼻呼吸にかえるために

・鼻炎等で口呼吸になっている場合は耳鼻科に行く

・寝るときは唇にテープを貼る

・緩んだ口の周りの筋肉をトレーニングする(MFT)

 

 

あいうべ体操

 口呼吸の改善に効果的な「あいうべ体操」は、口の周りの筋肉を鍛えるシンプルな体操です。

 一日30回を目標に行いましょう。

➀「あ」:口を大きく開く

②「い」:口を横に大きく広げる

③「う」:唇を前に強く突き出す

④「べ」:舌を出して伸ばす

 なるべく口を大きく動かしましょう!声は出さなくてOK!

 

これを続けることで、口輪筋や舌筋が鍛えられて、自然と鼻呼吸がしやすい状態になります。

 

 

いかかでしたか?風邪をひきやすい以外にも口呼吸をすることで様々な影響があります。

何か気になることがある方はぜご相談にお越しください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

アリナミン製薬株式会社「からだ健康サイエンス」

 

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