歯磨きのタイミング

2024年7月24日

みなさんこんにちは。

歯科衛生士の宮本です。

暑い日が続いていますが、体調はお変わりありませんか?

つい先日、かき氷専門店にかき氷を食べに行ってきました!

かき氷もいろいろ進化していてびっくりしました。

おすすめのかき氷があればぜひ教えてください(^^)

夏バテに負けず、頑張って暑い夏を乗り切りましょう!

 

さてみなさん、おいしいものを食べた後は歯磨きをされると思います。

最近、患者様から食後の歯磨きについてすぐに磨かず30分間時間を空けた方がいいのか、何度か聞かれることがありましたので、今日はむし歯の成り立ちと歯磨きのタイミングについてお話ししたいと思います。

 

“食後30分間待ってから歯磨きをするといい”こういう話を耳にしたことはありませんか?

食後、口腔内は酸性なので歯の表面が溶けていて、そこをブラッシングすることによって歯を傷つけてしまうから時間をおいて歯を磨こう、という話です。

 

実際にはこれは酸蝕症の方向けの話であり、それ以外の歯が健康な状態にある方はすぐにブラッシングをしても問題ないとされています。そればかりか、すぐにブラッシングをした方がむし歯の予防には効果的です。

 

日本小児歯科学会のHPには「通常の食事の時には、早めに歯磨きをして歯垢とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です」と記載がありました。

むし歯というのは、口の中にいる細菌が、私達が食べたり飲んだりしている糖分を餌にして作り出した酸によって、歯が溶けた状態のことを言います。

むし歯の原因としては、「歯質」「細菌」「糖質」があり、それらの原因が重なり時間が経過するとむし歯が発生します。

むし歯になる要因をそれぞれ説明すると、

歯質…歯の質が弱かったり、唾液の分泌が少なかったりする。

乳歯や生えたての永久歯は歯の質が弱いのでフッ素の活用が大切です。

 

細菌…むし歯にかかわる細菌が多い。

むし歯の原因となる細菌の量は人によって異なり、歯垢の量が多いほどむし歯になりやすいです。

 

糖質…むし歯の栄養源となる糖質を頻繁にとる。

細菌は糖質を栄養源にして増殖し、酸を産生しています。

 

口腔内は飲食して3分ほどすると歯が溶ける程度の酸性になります。

酸性のまま放置する時間が長くなってしまうと、歯がどんどん溶けてしまいむし歯も進行しやすくなってしまいます。したがって、食後はなるべく早めの歯磨きがおすすめです。

 

また、むし歯の原因となるような飲食物をちょこちょこ食べしないことや、フッ素の含まれている歯磨き粉の活用なども大切です。

むし歯ができやすいと感じる方や、むし歯になって原因を知りたい方はCAT21という検査をぜひ受けてみてください!

当院で受けることのできる検査で、患者様に合った効果的なむし歯の予防方法を知ることが出来ます。

ご興味のある方はスタッフまでお気軽にお尋ねください!

CAT21については次回のブログで詳しくお話ししますね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

宮本

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