
2026年7月29日

「最近、歯がぐらつくようになった」「歯茎から膿が出ている気がする」——そんな症状を感じながら、忙しさや不安から受診をためらっていませんか?
歯周病は初期段階では痛みがほとんどなく、気づいたときには末期まで進行してしまっているケースが少なくありません。末期の歯周病は、歯を失うだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。
この記事では、歯周病末期の症状・放置したときのリスク・治療の流れについて、名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院の院長・寺本清峰が丁寧に解説します。
歯周病は「サイレントディジーズ(静かな病気)」とも呼ばれるほど、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし末期になると、日常生活に支障をきたすほどさまざまな症状があらわれてきます。
次のような経験はありませんか?
これらは、歯周病が末期段階まで進行しているサインかもしれません。「少し様子を見よう」という判断が、取り返しのつかない事態を招くことがあります。まずは現状を正確に把握することが大切です。
名古屋市東区芳野にあるてらもと歯科医院では、歯周病の進行度を詳しく検査し、一人ひとりに合った治療方針をご提案しています。「もしかして…」と少しでも気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
なぜ歯周病は気づかないうちに末期まで進んでしまうのでしょうか。その仕組みを知ることが、早期発見・早期対処につながります。
歯周病は、歯の周りの組織(歯茎・歯槽骨・歯根膜)が細菌によって破壊される病気です。一般的に以下の4段階で進行します。
歯と歯茎の境目にプラーク(細菌の塊)がたまり、歯茎が赤く腫れてブラッシング時に出血することがあります。この段階では骨には影響が及んでおらず、適切なケアで回復が期待できます。しかし痛みがないため見過ごされやすいのが特徴です。
炎症が歯茎の奥深くに広がり、歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ溶け始めます。歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)が深くなり、細菌がさらに繁殖しやすい環境になります。この段階でも痛みは少なく、自覚症状に乏しいことが多いです。
歯を支える骨の半分以上が失われ、歯が大きくぐらつくようになります。膿が出る、強い口臭がする、歯茎が大きく退縮するといった症状が顕著になります。放置すると歯が自然に抜け落ちることもあります。

重度(末期)の歯周病になると、以下のような症状があらわれます。
「痛みがないから歯周病ではないだろう」と思っている方は多いのですが、これは大きな誤解です。歯周病は痛みが少ないまま進行するのが特徴であり、強い痛みを感じたときにはすでに末期に近い状態になっていることがあります。「痛くないから問題ない」ではなく、定期的な検診で早期発見することがとても重要です。
「歯周病は歯茎だけの問題」と思っている方もいますが、実際には全身の健康と深く関わっています。末期まで進行した歯周病を放置することは、口の中だけでなく体全体にとってリスクになります。
末期歯周病で最も直接的なリスクが「歯を失うこと」です。歯槽骨が溶け、歯を支えられなくなった歯は最終的に抜歯せざるを得ない状況になります。日本で歯を失う原因の第1位は歯周病と言われており、40代以降の歯を失う主な原因となっています。
歯を失うと噛む力が低下し、食事の選択肢が狭まります。しっかり噛めないことは栄養の偏りにもつながり、健康寿命に影響することがあります。
歯周病の細菌や炎症性物質は、血流にのって全身へ広がることがわかっています。研究によると、歯周病は以下のような全身疾患と関連があるとされています(個人差があります)。
⚠ 注意
全身疾患との関連については、まだ研究が進んでいる分野であり、因果関係が完全に証明されているわけではありません。ただし、口腔内の健康を保つことが全身の健康維持に役立つ可能性は多くの研究で示されています。気になる症状がある場合は、歯科医師だけでなく内科医にも相談することをおすすめします。
末期歯周病は、日々の生活の質にも大きく影響します。口臭による対人関係への不安、食事を楽しめないストレス、見た目の変化による自信の低下など、精神的なダメージも見逃せません。「食べること・話すこと・笑うこと」は生活の喜びに直結します。歯周病の進行を食い止めることは、豊かな毎日を守ることでもあります。
「末期まで進行してしまったら、もう手遅れでは…」と諦めてしまう方もいますが、末期歯周病でも症状の進行を抑え、残せる歯を守るための治療が期待できます(個人差があります)。ここでは治療の流れと選択肢をご紹介します。
まずはどの歯がどの程度悪化しているかを詳しく検査します。歯周ポケットの深さを測る「プロービング検査」、レントゲンによる骨の状態確認、歯の動揺度チェックなどを行い、治療の優先順位と方針を決定します。
専用の器具を使い、歯と歯茎の境目や歯周ポケット内に付着した歯石・プラークを除去します。これを「スケーリング」と呼びます。さらに深い部位の歯根表面を清潔にする「ルートプレーニング」を行い、細菌の温床を取り除きます。末期の場合は複数回に分けて丁寧に処置します。
歯周基本治療だけでは改善が難しい深い部位の炎症には、歯周外科治療が検討されます。歯茎を開いて直接汚染部位を清掃する「フラップ手術」などが代表的です。骨の状態によっては、骨を再生させる治療(歯周組織再生療法)が適応になる場合もあります(適応には条件があり、すべての方に行えるわけではありません)。
残念ながら骨の破壊が著しく、歯を維持することが難しい場合は抜歯が必要になります。歯を失った後は、機能を補うために以下の治療法が選択肢となります。
✅ インプラントのメリット
⚠ インプラントの注意点
インプラント以外にも、入れ歯(義歯)やブリッジなど、患者さんの状態やご希望に合わせた治療法をご提案しています。当院では入れ歯(義歯)は330,000円〜550,000円で対応しております。どの治療法が合っているかは、詳しく検査した上でご説明いたします。
歯周病治療で最も重要なのが、治療後の「維持管理(メインテナンス)」です。歯周病は一度症状が落ち着いても、ケアを怠ると再発することがあります。定期的なクリーニングと検査を続けることが、5年後・10年後も自分の歯を守るための鍵です。
愛知県名古屋市東区芳野にあるてらもと歯科医院では、歯周病治療において「今の症状を改善するだけでなく、5年後・10年後も患者さん自身の歯でおいしく食べられる状態を保つこと」を大切にしています。
てらもと歯科医院の院長・寺本清峰は、2004年に愛知学院歯学部を卒業後、愛知学院大学歯学部附属病院の第一補綴学講座(現:有床義歯学講座)で専科専攻生として研鑽を積みました。同時に矯正専門医のもとで矯正治療も学び、2006年には同講座の非常勤助手として後進の指導にも携わっています。
2007年からは大府市の松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療の経験を重ね、2012年に名古屋市東区芳野に「てらもと歯科医院」を開業しました。
現在は日本顎咬合学会の認定医・理事・副支部長を務めるほか、日本臨床歯周病学会会員、日本口腔インプラント学会会員として常に最新の知見をアップデート。また、NOAH(名古屋臨床咬合研究会)会長、日本臨床歯科学会(SJCD)名古屋支部専務理事としても地域の歯科医療の発展に尽力しています。
このような豊富な経歴と専門知識を持つ院長が、患者さん一人ひとりの口腔内の状態を丁寧に診察しています。

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「歯がグラグラする」「歯茎から膿が出る」など、少しでも気になることがあれば、一人で抱え込まずにご相談ください。名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院では、患者さんの5年後・10年後を見据えた丁寧な診療をご提供しています。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
⚕ 院長・寺本 清峰 からのコメント
「健康寿命を伸ばし、自立した生活を永く送るためには、しっかりと口から食べることが必要です。歯周病が末期まで進行してしまうと、食事を楽しむことが難しくなってしまいます。
私が大切にしているのは、患者さんの5年後・10年後を見据えた治療を提供することです。今の症状を取り除くだけでなく、再発しにくい口腔環境を一緒につくっていくことを目指しています。
「歯がグラグラする」「歯茎から膿が出る」など、気になる症状があれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。名古屋市東区芳野の当院で、一緒に考えましょう。」