「歯が残っていること」と健康寿命の関係

2026年9月16日

みなさん、こんにちは。

歯科衛生士の宮本です。

突然ですが、「健康寿命」という言葉をご存じですか?

健康寿命とは、介護などを必要とせず、健康上の制限なく生活できる期間のことです。

日本では平均寿命と健康寿命には差があり、できるだけ長く自分らしい生活を送るためには、日頃から健康を維持することが大切です。

実は、その健康寿命と「自分の歯が何本残っているか」には深い関係があることをご存じでしょうか?

 

■歯は「食べる」ためだけのものではありません

歯の大きな役割は、もちろん食べ物をしっかり噛むことです。

自分の歯が多く残っていると、硬いものから柔らかいものまで、さまざまな食品をしっかり噛んで食べることができます。

一方で、歯を失ってしまうと、噛みにくい食品を避けるようになり、食事の内容が偏ってしまうことがあります。

特に肉や魚、野菜などを十分に食べにくくなると、たんぱく質やビタミンなどの栄養素が不足することにもつながります。

また、しっかり噛むことは、唾液の分泌を促したり、脳への刺激を与えたりすることにも関係しています。

つまり、歯を残すことは「食べる力」を守り、毎日の健康を支えることにつながっているのです。

 

■歯を失う大きな原因は「歯周病」

では、歯を失わないためにはどうすればよいのでしょうか。

歯を失う原因として特に注意したいのが「歯周病」です。

歯周病は、歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支えている骨が少しずつ失われていく病気です。

初期の段階では痛みなどの自覚症状が少ないため、「気づいたときにはかなり進行していた」ということも珍しくありません。

歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きだけでなく、歯科医院で定期的にチェックを受けることが大切です。

 

■「歯が残っている=健康」とは限りません

ここで注意したいのは、単純に「歯の本数が多ければ健康」というわけではないということです。

大切なのは、残っている歯を健康な状態で維持し、しっかり噛める状態を保つこと。

例えば、歯周病が進行して歯がグラグラしていたり、むし歯で痛みがあったりすると、歯が残っていても十分に機能させることができません。

そのため、「歯が痛くなったら歯医者に行く」のではなく、痛みがなくても定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが重要です。

 

■今ある歯を、これからも大切に

年齢を重ねても、自分の歯で食事を楽しめることは、生活の質にも大きく関わります。

「もっと早くから歯を大切にしておけばよかった」と後悔しないためにも、今ある歯を一本一本大切にしていきましょう。

毎日の歯磨き、フロスや歯間ブラシなどのセルフケアに加えて、定期的な歯科検診・メンテナンスを習慣にすることが、将来のお口と全身の健康につながります。

「歯が痛くないから大丈夫」ではなく、「今の健康な状態を維持するため」に、ぜひ定期健診にお越しください。

お待ちしております。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

宮本

 

 

 

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