2020年7月8日
初めまして!
6月からてらもと歯科医院で勤務させて頂くことになりました。
平田です。
てらもと歯科医院のスタッフは患者さん想いで仕事に対してストイックな印象を受けました。
先輩方の良いところを盗みつつ自分らしく日々精進していきますのでよろしくお願いします!
さて、むし歯になったことはありますか?
歯磨きをしていて血が出るような経験はありますか?
歯の2大疾患は歯周病とむし歯です。
今回はむし歯の成り立ちについてご説明させていただきます。
歯磨きをしているにもかかわらずむし歯ができてしまう人もいれば、
全然歯を磨かなくてもむし歯にならない人もいるかと思います。
それはなぜでしょうか?
①砂糖の摂取量
②時間
③歯の質や唾液
④細菌
この4つが重なることでむし歯になる環境をつくってしまうのです。
①砂糖の摂取量②時間
砂糖の摂取量が多いのももちろんですが食べる時間も大事です!
口の中は中性に保たれています。
食べ物を食べると口の中が酸性になり30分~40分程で中性に戻ります。
戻してる最中にまた飲食してしまうことで口の中が酸性になってしまいます。
時間を決めて間食をしている場合と時間を決めずに間食をしている場合の口の中を比較したものです。
口の中が酸性に傾くと、歯が熔けてしまう(脱灰)状態になるのです。
③歯の質や唾液
唾液は緩衝作用、自浄作用、抗脱灰作用など様々な役割があります。
緩衝作用(かんしょうさよう)は口の中が酸性になっているのを中性に戻す力があります。
自浄作用は食物残渣などを洗い流してくれます。
抗脱灰作用は※エナメル質の再石灰化を促進してくれます。
唾液が出にくくなるとむし歯だけでなく歯周病や口の中が荒れたりと様々な影響を及ぼします。
※エナメル質は歯の表面の部分で体の組織の中で最も硬い組織です!
④細菌
プラークは細菌の塊です。プラークは生きているのです!
プラークが糖を餌として酸を排出します。
その酸がエナメル質を溶かしむし歯になります。
特に就寝中は唾液が減少するので、歯を磨かないと、
口の中の菌が更に増えむし歯になりやすい環境を作ってしまいます。
ここまではむし歯の成り立ちを説明しました。
それでは、ここからはむし歯にならない為に
どのようにしていけばよいかお話していきたいと思います!
①砂糖の沢山入った食べ物は避ける
②ダラダラ食べず時間を決めて食べる
ジュースなどもちょこちょこ飲まない
③ジュースやお菓子だけで終わらず水やお茶で流し込む
④沢山噛んで唾液を出す
⑤唾液腺マッサージ
(またブログで書かせていただきます)
⑥歯磨きをして、食物残渣や菌を出来る限り減らす
この歯の3箇所がむし歯になりやすいところです。
特に就寝前の歯磨きは念入りに磨いてください。
⑦フッ素が入った歯磨き粉を使用する
フッ素は歯を強くする効果や元に戻そうとする効果・脱灰を抑制する効果があります。
むし歯は痛みがなくなれば治ったと思ってる方はいませんか?
痛みがあって何日かしたら痛みが消えたから歯科医院に行かなくても大丈夫だと思ってるかもしれませんが、
むし歯は自然に治ることはありません。
なので歯科医院で治すしかないのです。
歯科医院では症状がでてなかったり、
目で見て分からないとこも検査して早期発見、
早期治療ができますので気になる方はてらもと歯科医院に是非お越しください。
以上、平田でした。
最後まで読んでいただき有難うございました。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。