哺乳瓶う蝕とは?

2022年9月28日

皆さんこんにちは!歯科衛生士の武田です。

少しずつ涼しくなって秋ももう目と鼻の先ですね!!私は夏に食欲がなくなってしまって

すぐにバテてしまっていたのですが秋になると食欲は回復してたくさん食べてしまうので太らないように気を付けないと…と思っています(笑)

 

それでは本題に入ります!

今日は乳幼児期の卒乳時期のむし歯と哺乳瓶う蝕についてお話ししていきます。

乳幼児期は哺乳瓶で飲み物を与えることも多いと思いますが、この哺乳瓶による不適切な飲料の与え方、卒乳時期を逃した授乳、特に夜間の授乳はむし歯を引き起こすことがあります。この哺乳瓶う蝕は前歯を中心に急速に広い範囲で見られるのが特徴です。

まずは、卒乳時期のむし歯のリスクについてです。

一般的に授乳のみでむし歯になるリスクは高くありませんが、離乳食が始まり虫歯の原因となる砂糖を含む食品やジュースなどを摂りはじめると授乳によるむし歯のリスクが高くなります。また、就寝中の授乳は夜間、唾液の分泌が減少することもあり、さらにむし歯のリスクが高くなってしまいます。

大幅に卒乳の時期が遅れると、むし歯の発生が多くなるというデータあります。

卒乳が遅れていると砂糖を含んだお菓子や飲み物を摂取する回数が多いこと、授乳の時間が就寝前や夜中に多く卒乳の遅れが虫歯のリスクを高める生活習慣を併せ持っている可能性が高いです。卒乳時期が長引いている場合はおやつの習慣やお口の衛生状態が乱れないよう気を付けましょう。ただ、授乳はお子様とのコミュニケーションのひとつでもあると思いますので無理に、とは言わず、授乳なら授乳、哺乳瓶なら哺乳瓶という決まりを作ると良いかと思います!!

 

次に哺乳瓶う蝕についてです。

哺乳瓶を使って与えた飲料はお口の中で頻回にまた、長い時間をかけて前歯に触れることになります。砂糖を含む甘味飲料、フルーツジュース、スポーツドリンクなどむし歯発生のリスクが高い飲料を哺乳瓶で与えることは避けましょう!

哺乳瓶と同様にシッピ―カップ(蓋と吸口が一体になった蓋つきカップ)も同じく影響を与える可能性が高いのでなるべく早い時期からコップで飲み物が飲めるよう練習しましょう!

このような卒乳時期が遅れているお子様のむし歯や哺乳瓶う蝕が心配という方はぜひ、定期健診にお越しください!

泣いてしまうかもしれない…など不安に思う保護者の方もいらっしゃるかと思いますがお子様が歯医者さんに少しずつ慣れていけるようなトレーニングシートもありますのでご安心ください。

最初から上手にできるのは難しくても徐々に慣れてむし歯の予防ができれば良いかと思います!

虫歯の予防として用いるのがフッ素です。

当院は、リンゴ味とブドウ味のフッ素を用意しています。

違いとして、リンゴ味は酸性でブドウ味は中性です。ですので、念のため1歳未満のお子様には中性のブドウ味の方を塗布しています。

また、当院はお子様だけでなく成人の方にもフッ素の塗布を行っています。インプラントをしている方にも金属部位が酸性のものを使うと錆びてしまう恐れがあるので中性の物を使っています。

 

分からないことや、質問がございましたらお気軽にスタッフまでお尋ね下さい!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

歯科衛生士 武田

 

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