2022年9月21日
みなさんこんにちは、歯科衛生士の吉田です。
台風が過ぎ去ったと思ったら突然涼しい風になりましたね
寒暖差で体調を崩してはいませんか?
秋の味覚を楽しんで丈夫な体つくりをしましょう!
さて、今回は“歯周病の自覚症状”についてお話していきます。
早速ですが、以下の項目に当てはまることはないですか?
・歯磨きをすると出血する
・口の中がねばつく、唾液がネバネバする
・口臭が気になる、または他人に指摘された
・歯が揺れている感じがする
・口が乾燥する
・歯茎にうずき、むずがゆさ、痛みを感じる
・歯茎が下がってきた気がする
以上の項目に当てはまることがあったり気になることがあればぜひ一度ご相談ください。
これで全てではありませんが、これらはいずれも歯周病の症状として現れることがあります。
『歯周病』と聞いて思いつくイメージはどんなものがありますか?
・お年寄りがなる病気
・生活習慣病
・歯茎が下がる
・歯が揺れる
・歯が抜ける
などなど…
持っているイメージは人それぞれで、ほとんどは間違っていないです。
“歯周病”と漢字書く通り“歯の周りの病”なのです。
歯そのものが治療経歴のない神経のある歯であっても、歯を支えている周りの組織が破壊されてしまう病気が歯周病です。
歯周病は歯周病原菌によって引き起こされます。
その菌は健康的なお口の方にも存在します。
ではなぜ歯周病になる人とならない人がいるのでしょうか?
答えは簡単です。
それは“お口の環境が歯周病菌にとって活動しやすい環境なのか、そうでないのか”です。
風邪を引くのと同じように、お口の細菌に対しての抵抗力つまり免疫力がどれだけあるかが大切なのです。
免疫力が低くなり歯周病原菌が活動しやすい環境ができてしまうと、歯周病を発症し症状が進行していきます。
歯周病の大きな特徴は痛みがないことです。
静かに、確実に歯の周りの組織を侵襲していきます。
そのため、久しぶりに歯医者に来てみたら重度の歯周病であることを知ったなんてことも少なくはないのです。
これが定期検診を推奨する大きな理由です。
歯科医院では自覚症状をお尋ねすること以外にレントゲン写真を見たりや歯周ポケットの深さを計測したり、出血の有無、歯肉の状態の確認、歯に動揺がないか、磨き残しがないかなどの情報を集めチェックします。
自覚症状ではなかなか気づけない、専門的な視点から歯周病を見つけ出すのです。
お口の環境は、セルフケアや食事習慣、全身疾患や服薬、その他に本来の体質なども影響してきます。
自分の口腔環境に合ったケアを行なうことで、予防できる病気です。
すでに歯周病になっていても、原因を考え改善する努力をすることで進行を大幅に抑制することができる可能性があります。
歯磨きを終えた後に一度、お口の中を観察する習慣を身につけてみてください。
昨日、一昨日、一週間前のお口と変化はありませんか?
歯磨きで出血していませんか?
唾液はネバネバしていませんか?
少しの気づきがご自身の歯やお口の健康を守るための第一歩です。
ん?と思ったことがあれば小さなことでもお知らせください。
以上、吉田でした
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。