2022年10月5日
こんにちは、歯科助手の永井です。
気付けばもう10月、あっという間に今年が終わりそうです…
この時期になると金木犀の香りをたくさんの場所で感じられて、もう秋なんだなぁと実感します。
いつか自宅のお庭にも金木犀を植えてみたいな~と思う今日この頃です。
さて今回は既に経験済みの方もいらっしゃるかと思いますが、親知らずの抜歯についてお話したいと思います。
トラブルがなければ抜歯はしたくない!という意見がほとんどかと思います。
もちろん日頃の歯磨きがしっかり出来ていて特に問題がなければ無理に抜くことはありません。
しかし親知らずは1番奥にありますし、歯磨きがなかなか難しいですよね。
そこで危惧することは親知らずの隣の歯である第二大臼歯の状態です。
親知らずがあるせいで歯磨きが十分に出来ておらず、隣の歯まで虫歯になってしまった…ということは実はよくあることなのです。
親知らずはもともとは必要のない歯なので抜いてしまっても問題はありませんが、第二大臼歯は生活するうえで大切な歯なので守っていきたいですよね。
ここでおおまかではありますが、当院の一般的な抜歯の流れをお話します。
①表面麻酔→浸潤麻酔の順で麻酔をします
②ヘーベルを使って、てこの原理で歯を骨から脱臼させて抜きやすくします
③鉗子を使って周りの骨や歯の根っこに必要以上の力がかからないよう注意しながら歯を掴んで抜きます
④傷口が治りやすいようにレーザーを使ってかさぶたを作ります
次に使用する器具についてお話します。
☆ヘーベル
見た目はドライバーのような形をしています。
当院で使用するものは先端が真っ直ぐになっているものと曲がっているものの2種類です。
院長がその時々で使い分けます。
☆鉗子
見た目はペンチのような形をしています。
こちらで歯を掴んで抜きます。
抜く歯の場所によって形状が違うので、その都度合ったものを使います。
私事ではありますがもともと上下とも親知らずが生えていましたが、現在は4本とも抜歯済です✌
10年程前に下の親知らずが定期的に痛み出しましたが、抜くのが怖くて我慢していました😅
最終的にはその痛みに耐えることに嫌気がさしてきて、抜くに至りました笑
決心がつくまでに時間はかかりましたが今後は親知らずで悩むことはありませんし、個人的には抜歯をして良かったと思います。
※今回お話したのはあくまでも正常に生えている親知らずの抜歯についてですが、横向きに生えている状態や埋伏している(歯茎の中に埋もれている)状態があり、歯茎を切開したり骨を削る処置が必要な場合があります。
※下顎は多くの神経が通っていてそれらを傷つけてしまうと麻痺が出てしまうことがあるので、場合によっては大きい病院に紹介状をお出しすることもございます。
未経験の方は色々と不安に思うことがあるとは思いますが、親知らずについて悩まれていることがありましたらお気軽にスタッフまでお声がけください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。