喫煙が体に与える影響とは?

2022年3月9日

みなさんこんにちは、歯科衛生士の吉田です。

 

3月に入り少しずつ暖かくなってきましたね。

私は花粉症なので、毎日鼻がムズムズしています(・・;)

天気が良いから洗濯物を外に干したい気分ですが、花粉の問題が解決できません…。

しばらくは部屋干しで頑張ります!

 

 

今回は“喫煙が体に与える影響”についてお話させていただきます。

家族や親戚、お友達など身近にたばこを吸う方はどれくらいいらっしゃいますか?

また、あなたは喫煙者ですか?

 

昨今、日本では禁煙促進運動が進められています。

街中の喫煙スペースが減ったり、分煙化や禁煙化した飲食店が多くなったと感じている方も少なくはないと思います。現在では禁煙を促している企業も存在しています。

 

“喫煙は体に悪い”とは言いますが、具体的に体へどのような悪影響があるかご存知ですか?

 

がん、脳卒中、心疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、早産…

そして、歯科で代表的なのは歯周病との関わりです。

 


e-ヘルスネットHP喫煙者本人の健康影響 引用

 

喫煙することで血管が細くなり血液の流れが悪くなります。血流が悪くなってしまうことで酸素や栄養の供給がうまくいかず、歯周病菌と戦ってくれる免疫細胞の力が弱まります。その結果、歯周病菌にとって活動しやすい環境になり歯周病が進行してしまうのです。

 

どんな人のお口の中にも歯周病菌は存在しています。

その歯周病菌と戦う抵抗力がどれだけあるかが重要です。

 

喫煙をする本人へのお口の影響は

・歯周病の発症と重症化リスクの増加

・歯垢が付着しやすい、虫歯リスクの増加

・ヤニによる歯面の汚れ

・血行不良、タールによる歯茎の黒色化

・口臭

・口腔がん発症リスクの増加

・歯科治療の改善の阻害

いずれも喫煙を続けている限り無くならない悪影響です。

 

また、周囲にいる人がタバコの煙を吸ってしまう受動喫煙では非喫煙者へ悪影響を与えてしまいます。

喫煙をしていなくても、受動喫煙をしてしまう環境があることで歯周病のリスクは高まります。

 

受動喫煙をしてしまう環境はお子さんにも悪影響を与えてしまういます。

具体的に以下のようなものが挙げられています。

・中耳炎

・アトピー性皮膚炎

・身体の成長の遅れ

・虫歯、歯茎の黒色化

・知能低下

・気管支炎、喘息などの呼吸器障害

・小児がん、白血病の発病

 

さらに、妊婦が喫煙をしたり受動喫煙をしてしまう環境にいることは危険です。

胎児の呼吸器系の成熟を遅らせたり、先天異常や小児がんのリスクの増加、早産、低体重児出産、乳幼児突然死症候群を引き起こしてしまう可能性も高まります。

 

我が子を守るため、ご自身の健康を守る為にも喫煙はやめましょう。

 

禁煙に成功しても、すぐに非喫煙者と同じ健康レベルにはなりません。

肺がんのリスクが喫煙者に比べて約半分に低下するのは禁煙成功から約10年後と言われています。

禁煙の意思があるのなら、すぐにでも行動してみましょう。

 

しかしながら、禁煙は難しいとよく耳にします。

それはニコチンの依存性が障害となっています。喫煙は一種の依存症とも言えるのです。

 

禁煙の意思があるが続けられるか分からない、失敗しないか等の心配があるのなら禁煙外来に行ってみることも検討してみてください。その行動が健康への第一歩となります。

 

いかがでしたか?

喫煙による健康被害は多くあります。

私たちは歯周病や他の歯科治療の治りを良くする為にも、みなさんの健康を願い、口を酸っぱくして禁煙を推奨します。

 

これを機に禁煙してみませんか?

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

歯科衛生士、吉田でした。

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