噛むと歯に鋭い痛みが走る・歯茎が繰り返し腫れる…それ、歯が縦に割れているサインかも

2026年7月27日

「食事中に歯がパキッと割れた気がする」「噛むと特定の歯だけ鋭く痛い」「歯茎がじんじんと腫れている」――こんな症状を感じたことはありませんか?

もしかすると、それは歯が縦に割れた「歯根破折(しこんはせつ)」のサインかもしれません。歯が縦に割れると、放置すればするほど状態が悪化し、最終的に抜歯が必要になるケースも少なくありません。

名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院では、患者さんの歯を長く守るために5年後・10年後を見据えた治療をご提供しています。この記事では、歯が縦に割れた原因・症状・治療法について、わかりやすくまとめました。

  • ✅ 歯が縦に割れる「歯根破折」とはどんな状態か
  • ✅ 歯が縦に割れた主な原因と放置した場合のリスク
  • ✅ 治療法の選択肢とてらもと歯科医院の対応方針

歯が縦に割れた…そのお悩み、放置していませんか?

「少し違和感があるけど、様子を見ていれば治るかも」「歯医者に行くのが怖くて、つい後回しにしてしまっている」――そんなふうに感じている方は、実は多くいらっしゃいます。

しかし、歯が縦に割れた状態は、むし歯のように「少し削れば治る」という性質のものではありません。歯の構造そのものにダメージが及んでいるため、早めに歯科医院で診てもらうことがとても大切です。

こんな症状が出ていませんか?

歯が縦に割れた場合、次のような症状が現れることがあります。気になるものはないかチェックしてみてください。

  • 特定の方向から噛むと鋭い痛みが走る
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 歯茎が繰り返し腫れる・膿が出る
  • X線(レントゲン)に写らないのに歯が痛い
  • 食べ物が以前より噛みにくくなった

これらは歯根破折に特徴的なサインです。歯の割れは初期段階では見つけにくく、レントゲンにも映りにくいため、歯科医師による精密な診査が欠かせません。

「なんとなく様子を見ている」が危険な理由

歯が縦に割れた状態を放置すると、割れ目から細菌が侵入し、歯根の周囲に炎症が広がっていきます。最終的には歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け出し、歯を残せなくなることも。早期発見・早期対応が歯を守る鍵です。名古屋市東区芳野にお住まいの方も、「少し気になる」という段階でのご相談をお勧めします。

歯が縦に割れる主な原因を詳しく解説

「なぜ歯が縦に割れてしまうの?」と不思議に感じる方も多いはずです。実は、歯が縦に割れる(歯根破折)には、いくつかはっきりとした原因があります。代表的なものをポイントごとにご紹介します。

Point 01
神経を取った歯(根管治療後)は割れやすい

むし歯が進行して神経を取る「根管治療」を受けた歯は、歯の中から水分・栄養が供給されなくなるため、歯全体が乾燥して脆(もろ)くなるという特徴があります。そのため、神経のある歯に比べて縦に割れやすい状態になっています。根管治療後には被せ物(クラウン)で補強することが一般的ですが、それでも咬合力によってひびが入ることがあります。

Point 02
強すぎる噛む力・くいしばり・歯ぎしり

歯ぎしりやくいしばりが習慣になっている方は、歯に非常に大きな力が繰り返しかかります。特に夜間の歯ぎしりは本人が気づかないうちに進行するため注意が必要です。過剰な咬合力が長期間にわたってかかり続けると、歯にひびが入り、最終的に縦割れへと進行することがあります。

Point 03
金属製の詰め物・ポスト(土台)による内側からの力

根管治療後に歯の内側に金属製のポスト(土台)を入れている場合、硬い金属が楔(くさび)のように働き、噛む力が加わるたびに歯に内側から外向きの力がかかることがあります。金属製ポストは歯根破折のリスク要因の一つとして歯科界でも知られており、近年ではグラスファイバー製のポストが用いられるケースも増えています。

よくある誤解:「硬いものを食べたから割れた」は半分だけ正解

「氷やせんべいを噛んで歯が割れた」と感じる方は多いですが、実際にはもともとひびが入っていた歯が、硬いものを噛むきっかけに一気に割れたというケースがほとんどです。健康な歯は簡単には割れません。つまり、割れた瞬間よりもずっと前から、歯には何らかのダメージが蓄積されていた可能性が高いのです。

歯が縦に割れた場合の治療法の選択肢

「歯が縦に割れた=抜歯」とは限りません。割れ方の程度や位置・感染の有無によって、対応方法は異なります。ここでは代表的な治療の選択肢をご紹介します。

割れ具合による治療の違い

歯を残せる可能性がある場合

  • 割れが歯冠部(見える部分)に限定されている
  • 割れの深さが浅く、感染が最小限
  • 早期に受診して適切な処置ができた
  • 接着・被せ物・矯正的挺出で対応できるケース

抜歯が必要になる場合

  • 割れが歯根の深い部分まで達している
  • 歯を支える骨が大きく溶けている
  • 長期間放置して感染が広がっている
  • 歯が複数に分裂している

抜歯後の選択肢:インプラント・入れ歯・ブリッジ

残念ながら抜歯が必要になった場合でも、その後の治療を適切に行うことで、噛む機能を回復できます。主な選択肢を確認しましょう。

治療法 特徴 料金目安(当院)
インプラント 顎の骨に人工歯根を埋め込み、天然歯に近い噛み心地を再現する治療法 275,000円(インプラント体)+上部構造132,000円〜165,000円
入れ歯(義歯) 取り外し可能な人工歯。保険適用のものから審美性の高いものまで幅広い選択肢がある 330,000円〜550,000円(自費)
クラウン(隣の歯を利用したブリッジ) 両隣の歯を削って橋をかけるように人工歯を固定する治療法 オールセラミッククラウン132,000円〜170,500円(1歯あたり)

※上記料金はすべて税込です。治療内容・歯の状態によって異なる場合がありますので、詳しくはご相談ください。

⚠ 歯根破折の治療における注意点

歯根破折の治療成績は、割れの程度・感染の有無・残存歯質の量によって大きく異なります。接着等による歯の保存を試みた場合でも、再破折や感染の再燃が起こる可能性があり、個人差があります。いずれの治療法も歯科医師による精密な診査・診断のもとで行うことが重要です。

また、インプラントや入れ歯などの補綴治療においても、治療後の定期的なメンテナンスが長期的な安定につながります。

できるだけ歯を残す治療をお考えの方へ

当院の抜歯をできるだけ回避するための治療の考え方について、詳しくご案内しています。

歯が縦に割れた後に残った歯を守るためのポイント

「割れた歯を治療した後は、残りの歯をどう守るか」が次のテーマになります。せっかく治療を受けても、同じ原因が続けば再び歯にダメージが蓄積されてしまいます。

歯ぎしり・くいしばりへの対策

歯が縦に割れた原因に歯ぎしり・くいしばりが関わっている場合、ナイトガード(マウスピース)の使用が有効な場合があります。夜間に装着することで、睡眠中の過剰な咬合力から歯を守ることが期待できます。歯ぎしりは無意識のうちに起こるため、自覚がなくても歯科医師に相談してみることをお勧めします。

咬み合わせを整えることの重要性

歯が縦に割れる背景には、特定の歯に力が集中しやすい咬み合わせの問題が隠れていることもあります。咬み合わせのバランスが整っていれば、歯にかかる力が均等に分散されるため、割れのリスクを下げることにつながります。当院では咬み合わせの診査にも力を入れており、必要に応じて矯正治療も含めた包括的な対応をご提案しています。

定期的なメンテナンスで早期発見を

歯のひびは初期段階では痛みが出にくく、患者さん自身では気づきにくいことがほとんどです。定期的に歯科医院でチェックを受けることで、まだ症状が軽い段階でひびを発見し、対処できる可能性が高まります。名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院では、定期メンテナンスのご相談も随時受け付けています。

てらもと歯科医院が大切にしている「5年後・10年後を見据えた治療」

歯が縦に割れた際の治療は、「今その歯をどうするか」だけでなく、「これからも長くお口の健康を守るためにどうするか」という視点が欠かせません。名古屋市東区芳野にあるてらもと歯科医院は、患者さんの将来まで見据えた治療方針を大切にしています。

  • 包括的な診査・診断:咬み合わせ・歯周組織・骨の状態など、歯全体を総合的に評価した上で治療方針を決定します
  • 歯を長く守る補綴治療:被せ物・詰め物の素材選びから精度まで、機能性と審美性を両立させた補綴治療に取り組んでいます
  • 歯周病・予防も含めた長期管理:歯周病は歯根破折と密接に関わることもあります。予防・メンテナンスまで一貫してサポートします
  • 矯正治療による咬み合わせ改善:力が集中しやすい咬み合わせを整えることで、再発リスクの低減が期待できます(大人矯正 880,000円〜1,100,000円)
  • 丁寧なカウンセリング:治療内容・費用・リスクについてわかりやすくご説明し、患者さんご自身が納得して治療に進めるよう努めています
⚕ 院長 寺本 清峰 よりひとこと

「健康寿命を伸ばし、自立した生活を永く送るためには、しっかりと口から食べることが必要です。歯が縦に割れてしまった場合でも、できる限り歯を残す方向で検討しますが、歯を失ってしまった場合もしっかりと噛める機能を回復させることが大切です。

私は愛知学院大学歯学部卒業後、補綴学・インプラント・矯正・歯周病と幅広く学んできました。日本顎咬合学会の認定医としても、咬み合わせを軸とした包括的な治療を大切にしています。

『歯が割れたかも』『噛むと痛い』と感じたら、どうぞ一人で悩まずに何でもご相談ください。5年後・10年後も自分の歯で食事を楽しめるよう、一緒に考えましょう。」

歯が縦に割れたことに関するよくあるご質問

Q. 歯が縦に割れたかどうか、自分で確認できますか?
A. 歯の縦割れ(歯根破折)は、肉眼では確認しにくいことが多く、レントゲンにも映りにくい場合があります。「特定の方向から噛むと痛い」「歯茎が繰り返し腫れる」などの症状がある場合は、歯科医師による精密な診査(マイクロスコープやCTを用いた検査など)が必要です。気になる症状があれば、早めにご相談ください。
Q. 歯が縦に割れたら、すぐに抜歯しなければいけませんか?
A. 必ずしも抜歯になるわけではありません。割れの深さ・範囲・感染の程度によっては、接着処置や被せ物による保存治療が検討できる場合もあります。ただし、歯根の深くまで割れが達していたり、骨への感染が広がっていたりする場合は抜歯が必要になることもあります。個人差がありますので、まずは診査・診断を受けることをお勧めします。
Q. 歯根破折を予防することはできますか?
A. ある程度の予防は期待できます。歯ぎしり・くいしばりがある方はナイトガードの使用、神経を取った歯への適切な被せ物、咬み合わせのバランスを整える治療などが有効とされています。また、定期的なメンテナンスでひびの早期発見につなげることも大切です。気になることがあれば、当院にお気軽にご相談ください。

この記事のまとめ

  • ✅ 歯が縦に割れた(歯根破折)は放置すると感染が広がり、抜歯に至るリスクがある
  • ✅ 主な原因は「神経を取った歯の脆弱化」「歯ぎしり・くいしばり」「金属製ポストによる内側からの力」
  • ✅ 「噛むと痛い」「歯茎が繰り返し腫れる」などの症状は早めに歯科医院へ
  • ✅ 治療法は割れの程度により異なり、保存治療からインプラントまで選択肢がある
  • ✅ てらもと歯科医院では5年後・10年後を見据えた包括的な治療をご提案しています

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「歯が縦に割れたかも」と思ったら、一人で悩まないでください

名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院では、歯の割れ・痛み・違和感など、どんな小さなお悩みにも丁寧に対応しています。院長の寺本清峰が患者さんのお口の状態をしっかりと診査し、5年後・10年後も自分の歯で食事を楽しめるよう、一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。

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監修医師プロフィール

著者写真

寺本 清峰(院長)

経歴
2004年 愛知学院歯学部 卒業
愛知学院大学歯学部附属病院 第一補綴学講座(現 有床義歯学講座)専科専攻生
2004年 合わせて、矯正専門医にて研修し、矯正治療を学ぶ
2006年 同講座 非常勤助手
2007年 大府市 松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療を学ぶ
2012年 「てらもと歯科医院」開業

資格・所属学会:日本顎咬合学会 認定医 理事 副支部長、日本臨床歯周病学会 会員、日本口腔インプラント学会 会員、日本臨床歯科学会(SJCD) 名古屋支部専務理事、NOAH(名古屋臨床咬合研究会) 会長、MIMCD 所属

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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