神経を抜いたのにまだ歯が痛い…その原因と放置してはいけない理由

2026年7月25日

「神経を抜いたのに、まだ歯が痛い…」「治療が終わったはずなのに、なんで痛むの?」と不安に感じていませんか?神経を抜いた歯が痛むのは、実はめずらしいことではありません。ただ、放置してしまうと症状が悪化するケースもあるため、正しい原因と対処法を知っておくことがとても大切です。

愛知県名古屋市東区芳野でてらもと歯科医院を営む院長・寺本 清峰は、補綴(かぶせもの)や根管治療、インプラントなど幅広い分野を学んできた経験をもとに、患者さんの5年後・10年後を見据えた治療を大切にしています。

この記事でわかること

  • ✅ 神経を抜いた歯が痛む主な原因とそのメカニズム
  • ✅ 自宅でできる応急処置と歯科医院に行くべきタイミング
  • ✅ てらもと歯科医院が考える長期的な歯の守り方

神経を抜いた歯が痛い…こんなお悩みはありませんか?

「神経を抜いたから、もう痛くなることはないはず」と思っていた方が、実際に痛みを感じて驚くケースは少なくありません。治療が終わったはずなのに違和感や痛みが続くと、「何かが悪くなっているのでは?」「また大きな治療が必要なの?」と不安になりますよね。

神経を抜いた歯に関する痛みの訴えとして、よく耳にするのは次のようなものです。

  • ・噛んだときにズキッとした痛みがある
  • ・歯が浮いているような、ムズムズした感じがする
  • ・治療後しばらく経ってから、じわじわと鈍い痛みが出てきた
  • ・歯のまわりの歯茎が腫れている・ニキビのような膨らみがある
  • ・以前治療した歯が、何年も経ってから突然痛み始めた

これらの症状に思い当たる方は、神経を抜いた後に起こりうるトラブルが関係しているかもしれません。次のセクションで、その原因をくわしく見ていきましょう。

⚠ よくある誤解:「神経を抜けば歯は痛くならない」は間違いです

神経(歯髄)を取り除いても、歯の根の周囲には歯根膜という組織が残っています。この歯根膜は感覚を持っているため、根の先に炎症が起きると痛みとして感じられることがあります。「もう神経がないから大丈夫」と放置するのは危険です。

神経を抜いた歯が痛む原因を仕組みから理解しよう

神経を抜いた(抜髄した)歯に痛みが起こる原因はいくつかあります。大きく分けると、「治療後まもなく起きる痛み」と「時間が経ってから起きる痛み」に分類できます。それぞれの仕組みをポイントごとに整理します。

Point 01 治療後の炎症反応
治療後しばらくは炎症が残ることがある

神経を抜く治療(根管治療)を行った直後は、歯の根の周囲の組織がダメージを受けた状態です。そのため、治療後2〜3日程度は噛んだときの痛みや違和感が生じることがあります。これは治療に伴う一時的な反応であることが多く、徐々に落ち着いていくケースがほとんどです(個人差があります)。

Point 02 根管内の感染・根尖病巣
根の先に細菌が残り、病巣ができることがある

根管治療では、細い管状の根管の中をきれいに消毒・清掃します。しかし根管の形は複雑なため、細菌が完全に除去しきれないケースもあります。残った細菌が増殖すると、根の先端(根尖)の周囲に「根尖病巣」と呼ばれる膿の袋ができることがあり、これが慢性的な鈍痛や違和感、歯茎の腫れの原因になります。

Point 03 噛み合わせのズレ・歯根破折
かぶせ物の高さや歯のひびが痛みを引き起こすことも

神経を抜いた歯は、栄養が届きにくくなるため徐々にもろくなる傾向があります。強い噛み合わせの力がかかることで歯根にひびが入る(歯根破折)ことがあり、これが鋭い痛みを引き起こすことがあります。また、かぶせ物や仮歯の高さが合っていない場合も、噛むたびに痛みや違和感を感じる原因になります。

神経を抜いた歯が痛いときの対処法と受診のタイミング

まず試せる応急処置

急な痛みに悩んでいても、すぐに歯科医院を受診できないときもありますよね。そのような場合、以下の方法が一時的な痛みのやわらぎに役立つことがあります(あくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません)。

✅ やってよいこと

  • 患部を冷やすと一時的に痛みがやわらぐことがあります(冷やしすぎ注意)
  • 市販の鎮痛剤(用法用量を守って)を服用する
  • なるべく患部で噛まないようにする
  • できるだけ早めに歯科医院に予約を入れる

❌ 避けてほしいこと

  • 患部を温める・お風呂で長時間温まる(血流が増し、痛みが増すことがあります)
  • アルコール摂取(炎症を悪化させる場合があります)
  • 痛い歯で硬いものを噛む
  • 「そのうち治るだろう」と長期間放置する

こんな症状が出たら早めに受診を

応急処置で様子を見ることも大切ですが、以下のような症状がある場合は放置するほど状態が悪化するリスクがありますので、できるだけ早めにかかりつけの歯科医院にご相談ください。

  • ✅ 歯茎がぷっくりと腫れている、または膿が出ている
  • ✅ 発熱を伴う痛みがある
  • ✅ 痛みが数日以上続き、日常生活に支障が出ている
  • ✅ 痛みが強くなる一方で、おさまる気配がない
  • ✅ 数年前に治療した歯が突然痛み始めた

⚠ 根尖病巣は自然に治らないことがほとんどです

根の先にできた膿の袋(根尖病巣)は、放置しても自然に消えることはほとんどありません。むしろ、骨が溶けて広がることもあります。症状が落ち着いていても、定期的なレントゲン検査で状態を確認することが大切です(個人差があります)。

根管治療についてもっと知りたい方へ

当院の根管治療の考え方や、再発を防ぐための取り組みについて詳しくご案内しています。

神経を抜いた歯の再治療・根管治療とは

根管治療(再治療)で痛みの根本にアプローチ

神経を抜いた後に痛みが続く場合、根管内に残った細菌や感染源を除去する「根管治療」の再治療が必要になることがあります。根管治療は、歯の根の中の細い管(根管)を丁寧に清掃・消毒し、細菌の繁殖を抑える治療です。

根管の形状は複雑で個人差も大きく、治療には高い技術と丁寧なアプローチが求められます。てらもと歯科医院では、愛知学院大学歯学部附属病院での専門的な研鑽と、その後の多様な臨床経験をもとに、患者さん一人ひとりの根管の状態をしっかり診査した上で治療方針をご提案しています。

かぶせ物(クラウン)で歯を守ることも大切

神経を抜いた歯は、血管や神経からの栄養供給がなくなるため、時間とともにもろくなっていく傾向があります。そのため、根管治療後は適切なかぶせ物(クラウン)で歯全体を保護することが重要です。

てらもと歯科医院では、機能性と審美性を両立したさまざまな種類のクラウンをご用意しています。

クラウンの種類 特徴 料金(税込)
メタルセラミッククラウン 金属フレームにセラミックを焼き付け。耐久性と審美性を両立 110,000円〜143,000円
オールセラミッククラウン 金属を使わず透明感のある自然な仕上がり。金属アレルギーの方にも 132,000円〜170,500円
ジルコニアクラウン 高い強度と優れた審美性。奥歯など強い力がかかる部位にも対応 143,000円〜181,500円

※料金は税込表示です。治療内容・症例によって異なります。詳細はご相談ください。

抜歯が避けられない場合の選択肢

残念ながら、根管治療を繰り返しても改善が見込めない場合や、歯根破折が進んでいる場合は、抜歯という選択肢が出てくることもあります。歯を失った後の補綴(ほてつ)治療としては、インプラント、入れ歯(義歯)などの方法があります。

てらもと歯科医院では、安易に抜歯を勧めることなく、できる限り自分の歯を残す方向性で治療計画を立てています。それでも抜歯が必要な際には、その後の生活の質を守るための選択肢をわかりやすくご説明します。インプラントについては1本あたり275,000円(上部構造132,000円〜165,000円)での対応が可能です。詳しくはご相談ください。

てらもと歯科医院が大切にしていること|5年後・10年後の歯のために

名古屋市東区芳野にあるてらもと歯科医院では、目の前の痛みを取り除くだけでなく、患者さんが長く自分の歯で食事を楽しめるよう、将来を見越した治療を心がけています。

  • 補綴・根管治療の専門的な研鑽:愛知学院大学歯学部附属病院での専科専攻を経て、補綴学を深く学んだ院長が診療します
  • 多分野の知識を組み合わせた総合的な治療:矯正・インプラント・審美治療など、幅広い経験を持つ院長がトータルで歯の健康を守ります
  • 現在だけでなく将来の状態まで考えた治療計画:5年後・10年後も自分の歯で食べられることを目標に、治療の優先順位や方法を丁寧にご説明します
  • 気軽に何でも相談できる環境:「こんなこと聞いていいの?」と遠慮せず、どんな小さな疑問でもお気軽にご相談ください
  • 愛知県名古屋市東区芳野の地域に根ざした歯科医院:地域の患者さんの健康を長期的にサポートすることを使命としています

⚕ 院長・寺本 清峰 よりひとこと

「健康寿命を伸ばし、自立した生活を永く送るためには、しっかりと口から食べることがとても重要です。神経を抜いた歯が痛むとき、多くの患者さんは『また大きな治療が必要なのでは』と不安を感じてご来院されます。でも、早めにご相談いただければ、歯を守るための選択肢は広がります。」

「私は愛知学院大学での補綴学の専門研鑽から始まり、矯正・インプラント・審美治療と幅広く学んできました。その経験を活かして、患者さんの5年後・10年後を見据えた治療をご提案しています。痛みや不安を一人で抱え込まず、まず何でもご相談ください。」

神経を抜いた歯の痛みに関するよくある質問

Q. 神経を抜いた歯の治療後、どのくらいで痛みは落ち着きますか?
A. 治療後の炎症による一時的な痛みであれば、多くの場合2〜7日程度で落ち着いてくることが多いです。ただし、個人差があります。1週間以上経っても痛みや腫れが続く場合は、根の先に問題が残っている可能性があるため、早めにご来院ください。
Q. 神経を抜いた歯が何年も経ってから痛み始めました。なぜですか?
A. 根管内に残った細菌が時間をかけて繁殖し、根の先に病巣(根尖病巣)が形成されることで、治療後しばらく経ってから痛みが現れることがあります。また、歯根にひびが入ったり、かぶせ物の劣化が原因になることも考えられます。症状を感じたら早めにレントゲン検査を受けることをおすすめします。
Q. 神経を抜いた歯は将来的に抜歯になりやすいですか?
A. 神経を抜いた歯は栄養が届きにくくなり、もろくなりやすい傾向があります。そのため、適切なかぶせ物(クラウン)で保護し、定期的にメンテナンスを受けることが長持ちさせるうえでとても重要です。てらもと歯科医院では、できる限り自分の歯を守る治療計画をご提案しています。

この記事のまとめ

  • ✅ 神経を抜いた歯が痛む原因は「治療後の炎症」「根尖病巣」「歯根破折・噛み合わせ」など複数ある
  • ✅ 「神経がないから痛みはない」は誤解。歯根膜は感覚を持ち、根の先の炎症は痛みとして感じられる
  • ✅ 腫れ・発熱・長引く痛みがある場合は早めに受診を。根尖病巣は放置すると悪化するリスクがある
  • ✅ 治療後は適切なかぶせ物で歯を保護し、定期的なメンテナンスを続けることが大切
  • ✅ てらもと歯科医院では5年後・10年後も自分の歯で食べられることを目標に、長期的な治療をサポートします

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名古屋市東区芳野のてらもと歯科医院では、補綴・根管治療の専門的な知識と豊富な経験をもとに、患者さんの歯を長く守るための治療をご提案しています。「何から相談すればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご連絡ください。

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監修医師プロフィール

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寺本 清峰(院長)

経歴
2004年 愛知学院歯学部 卒業
愛知学院大学歯学部附属病院 第一補綴学講座(現 有床義歯学講座)専科専攻生
2004年 合わせて、矯正専門医にて研修し、矯正治療を学ぶ
2006年 同講座 非常勤助手
2007年 大府市 松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療を学ぶ
2012年 「てらもと歯科医院」開業

資格・所属学会:日本顎咬合学会 認定医 理事 副支部長、日本臨床歯周病学会 会員、日本口腔インプラント学会 会員、日本臨床歯科学会(SJCD) 名古屋支部専務理事、NOAH(名古屋臨床咬合研究会) 会長、MIMCD 所属

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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