2023年10月11日
みなさんこんにちは、歯科衛生士の吉田です。
10月に入り今年も残りわずかですね。
季節の変わり目になるので体調の変化には気を付けていきましょう(^^)!
今回は口腔乾燥についてお話をしていきます。
みなさんはご自身のお口が潤っているかどうか分かりますか?
お口が乾燥していると次のような症状が現れます。
・口の中がよく乾く
・口の中がネバネバする
・食べ物や飲み物が飲み込みにくい
・口臭がする
・味覚障害
・プラークや歯石が付きやすい
・着色が付きやすい
・むし歯ができやすい
該当する症状はありましたでしょうか?
お口の乾燥は様々な理由によって引き起こされます。
・お薬による副作用 (抗アレルギー薬、降圧剤など)
・口呼吸
・ストレス
・加齢
・水分補給不足
・栄養不足
・シェーグレン症候群
などなど。
また、お口が乾燥することで免疫機能が十分に働かなくなり風邪を引きやすくなります。
口腔乾燥への対策として“唾液腺マッサージ”があります。
人間には3大唾液腺が存在します、
耳下腺、舌下腺、顎下腺です。
この唾液腺をマッサージで刺激することにより、口腔内の唾液量を増やしてあげることが効果的です。
★耳下腺マッサージ★
頬と耳の間辺りをマッサージします。人差し指から小指までの4本を当て、少し圧を加えて前回しを10回、後ろ回しを10回行います。
★顎下腺マッサージ★
下あごの骨の内側で、真ん中あたりの柔らかい部分をマッサージします。
両手の親指の腹で、顎の骨に沿って30回ほど押し上げましょう。
★舌下腺のマッサージ★
下あごの骨の内側を両手の親指の腹で顎の骨の下を真上に10回ほど押し上げましょう。
いずれも痛みが出ない程度に優しく行ってくださいね。
この他にも唾液の分泌を促すためにできることがあります。
・よく噛んで食べる
食事をするとき、いつもよりも少し長く噛むことを意識してみてください。噛む回数が増えるほど、お口の内側から唾液腺へ刺激が加わり、唾液の分泌が促されます。一口30回以上を目安にしてみてください。実際に数えてやってみると、普段あまり噛んでいないように感じる方も少なくないと思います。
・酸っぱいものを食べる
梅干しやレモンなど、すっぱいものを見るとお口の中に唾液が溢れるなんて経験をしたことがあると思います。
もちろん実際に食べてみると唾液の分泌が促されます。
・水分をこまめに摂取する
コップ1杯のお水をこまめに摂取してみてください。一度にたくさんのお水を摂取してしまうとお水を吸収する機能を酷使することになってしまい、身体への負担となります。
また、コーヒーなどのカフェインが含まれている飲料水は利尿作用により脱水や口腔乾燥の促進をしてしまうこともあるので、あくまでも嗜好品として楽しむようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
患者様の中には、クリーニングに来てみたら指摘された、自覚がなかったなんて方も多くいらっしゃいます。
気になる方は、お気軽にご相談くださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、吉田でした。
イラスト出展 https://tenpariot.com/lp/rihapic/
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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