2023年9月22日
みなさんこんにちは。
歯科助手の平野です。
あっという間に9月下旬になってしまいました。
秋といえば、食欲の秋ですね。
今年の夏はとても暑くなかなか遠出しての観光などができなかったので10月11月はちょっと旅をして美味しいものを沢山食べたいなと思います。
さて、今回は大人の方の歯を抜く時の注意事項をお話しできたらと思います。
歯を抜く(抜歯)理由としては様々ありますが、
・むし歯が進行し残せなくなってしまった
・歯自体が根っこから割れてしまった
・歯周病が進行し骨が溶けて歯がグラグラしてきてしまった
・矯正をする際に抜歯が必要になった
・親知らずの抜歯
などなどです。
では、歯を抜く(抜歯)際にはどのような注意が必要なのでしょうか。
(抜歯前)
・高血圧と診断された方、高血圧の可能性のある方
・骨粗鬆症の薬を飲んでいる方、打っている方
・血液がサラサラになる薬を飲んでいる方
・糖尿病の薬を飲んでいる方
などなど
※抜歯をするにあたりリスクを伴う可能性のある患者様に関しましては通われている病院の担当医に抜いていいかの確認を手紙でやりとりする場合や、大学病院などへ紹介させていただくことがあります。
・炎症はありませんか?
※痛みなどの炎症がある状態での抜歯は、場合により麻酔が効きにくかったり抜いた後も出血や痛みが多くなることがあります。
その為、抗生物質などを飲んでいただき少し炎症が落ち着いてからの抜歯のご案内になる可能性があります。
(抜歯前後)
・抜歯の前後の予定に気をつけて
※当院では、様々なワクチン接種の前後1週間は抜歯を避けていただいています。
※抜歯後はなるべく歯に負担が少ないものを食べていただきたいので、当日や数日間の食事会などは我慢が必要になるのでなるべく避けましょう。
・たばこはなるべく控えて
たばこは傷の治りを遅くしてしまったり、傷口を守ってくれる血餅が形成されにくくなったりはがれてしまうことがあります。
そして、喫煙によって血餅がはがれてしまうと抜歯後の穴がふさがることができず、ドライソケットという歯を支えている歯槽骨にまで直通してしまい1カ月ほど激痛が続いてしまうことがあります。
(抜歯後)
・抜歯後の血流が良くなることは避けて
※お風呂は湯船でなくシャワー程度にしていただき、激しい運動、飲酒なども避けてください→固まりかけた血がまた出てしまったり痛みが出る場合があります。
・強いうがいや口をゆすぎすぎないで
※固まりかけた血のかさぶたが取れてしまったり、血が止まりにくくなることがあります。
・歯ブラシは抜いたところと隣の歯は避けて
※歯ブラシの毛先でもかさぶたが取れてしまうことがあるので、数日間は上記以外を通常通りしっかり磨いて下さい。
・抗生物質はしっかり飲みきって
※決まった量飲み切ることで効果が出てくるので、必ず飲みきってください。
基本朝.昼.夜の食後に1錠ずつ
いかがでしたでしょうか。
抜歯後も注意事項の紙をお渡しし説明もいたします。
また、基本的には抜歯後数日以内に一度お越しいただき抜歯部の状況確認と消毒をさせていただいております。
歯に悩みを抱えていらっしゃる方は、まず一度ご来院下さい。
みなさまのご来院、スタッフ一同お待ちしております。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。