定期健診で必要な資料について

2023年5月17日

みなさんこんにちは。

歯科衛生士の宮本です。

この度、お陰様でてらもと歯科医院は5月9日で11周年を迎えることが出来ました。

これもひとえに長い間、地域の皆様や患者様の温かいご支援の賜物と思っております。

スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。

12年目もよろしくお願いいたします。

先日院長とスタッフでお祝いしてきました♪

 

 

では本題に入っていきます。

当院では定期健診の際に毎回、口腔内写真撮影と1年に1回はお口全体のパノラマX線写真の撮影を行っています。今日はその2つの資料についてご紹介したいと思います。

 

口腔内写真

定期健診毎や、治療の際に撮る口腔内写真ですが次のような目的があります。

現在の症状の記録

・病態の把握

・初期むし歯の経過

・治療成果の確認

・成長の記録

・経年変化の観察

・変化がなく安定していることの確認

 

などです。

毎回の定期健診を繰り返していると最初の頃の状況を忘れてしまいますが、

記録に残しておくといつでも昔と比較することが出来ます。

 

パノラマX線写真

このようなレントゲン写真は基本的には1年に1回の撮影になります。

目的としては、

虫歯について

目で見て明らかに歯が欠けていたり、色が変わっていると何か問題があることは分かりますが、見えない歯の内部の様子も分かるため、隠れたむし歯も発見することができ、大きさや進行程度が分かります。より詳しく調べたい場合は、デンタルX線写真という部分的なレントゲンを撮影することもあります。

・歯周病について

歯茎の下の骨の様子もわかるため、歯周病などにより骨が溶けていないかや歯石の付着程度も分かります。

・その他について

お口全体がうつる大きなレントゲンのため、歯の本数が少なかったり多くないかや、お子さまの歯の生え変わりの状況、埋まっている親知らずの状況、顎関節の状態なども確認することが出来ます。

 

レントゲンを撮影するにあたって放射線による被ばくが気になる方もいらっしゃると思います。

こちらの表をご覧ください。

環境省HP引用

 

私たちは普段生活していると、1年間で約2.1ミリ・シーベルトの放射線を浴びるといわれています。

歯科で行われているレントゲン撮影による被ばく量は

大きなパノラマX線写真だと約0.02~0.1ミリ・シーベルト

部分的なデンタルX線写真だと約0.01~0.03ミリ・シーベルト

だといわれています。

 

1年間の被ばく量よりもかなり少ない数値であり、人への健康被害が確認されている被ばく量が100ミリ・シーベルトとも言われていますので、レントゲンによるリスクが低いことが分かるかと思います。

 

歯磨きやケアをしていても見えないところに初期むし歯が出来ていたり、歯周病によって骨が減ってしまうことがあります。それらをレントゲンによって確認したり、毎日見ていると気づきにくい変化も口腔内写真で比べることによって気づきやすくなります。

 

定期健診はこのような資料をもとに行っています。

資料について分からないことがありましたら、スタッフまでお気軽にお声がけください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

宮本

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