2022年11月2日
みなさんこんにちは。歯科助手の加藤です。
本日はブリッジについて説明させていただきます。
ブリッジとは何かご存じでしょうか?
このような1本ではなく歯が3本以上つらなった被せ物のことを言います。
このブリッジは1本歯を失ってしまった際に両隣の歯を土台として利用し、失ってしまった歯を補う被せ物です。
英語でブリッジは橋という意味ですね!
その名の通り、両隣の歯に橋を架けるように歯を被せます。
ではブリッジはどのような時に入れることになるのでしょうか?
虫歯や歯周病で歯がダメになってしまった場合、最悪の場合に歯を抜かないといけない事があります。
歯を抜いてそれからはどうするのか?
・歯を抜いてそのまま放置する
・型を取って入れ歯を入れる
・ブリッジを入れる
・インプラントを入れる
基本的にはこの中のどれかになります。
ブリッジは一般的には歯を抜いた時に被せることになる処置方法となります。
そんなブリッジのメリットデメリットは…?
メリット
➀保険適用で治療した際は自費診療より安価に被せ物を作製することが可能です。
②インプラントなどの処置に比べて来院回数が少なく費用が安い
デメリット
➀両隣に支える歯がないとセットすることができません
②被せ物を入れるために本来ならば削らなくてもいい両隣の歯を削らなければいけないため、削った歯の寿命が短くなります。 最悪の場合、歯の神経をとらなければなりません。
③無くなった歯の部分を支える為に土台にした歯に負担がかかる
④二次虫歯や歯周病のリスクが高まる
などのデメリットがあげられます。
またブリッジの被せ物を入れたからと言ってそのままでいいというわけではありません。
被せ物も長く持たせるためにはメンテナンスが必要になります。
ブリッジをセットしても歯を抜いた部分は空洞になっています。
食べ物のカスや、むし歯の原因にもなるプラークという菌の塊が入り込んで溜まりやすく非常に不衛生です。
このスキマは歯ブラシだけでは落とせない汚れになので、フロスや歯間ブラシなども併用して清掃することが大切です。
フロス 歯間ブラシ
歯間ブラシは患者さまのお口一人一人によって適切なサイズがあります。
歯間ブラシは小さくてもきちんと汚れを取り除くことが困難ですし、大きすぎても歯茎を傷つけてしまい歯肉退縮してしまう原因ともなります。
適切な歯間ブラシのサイズが知りたい方は歯科医院で相談していただくことをおススメします。
当院でも正しい歯間ブラシのサイズと合わせてお手入れの仕方も指導させていただきます。
またブリッジは両隣と接着してあるため、通常の被せ物と同じように外れてしまうことがあります。
ブリッジの場合、両隣の歯と接着してある為、片方が外れただけでは外れないため、気づくのが遅くなってしまう場合があります。
浮いた感じなどの違和感が生じれば患者さまも気づく方がいらっしゃいますが、まれに外れかかっていても気づいていない患者さまもいらっしゃいます。
気づくのが遅くなってしまうと、外れかかった被せ物と歯の間にどんどん汚れやプラークが溜まって二次虫歯(むし歯で治療した箇所が再度虫歯になってしまうこと)になってしまう場合もあります。
また歯周病にも注意が必要です。
これらのことから被せ物を入れたら治療が終わりではなく被せ物を入れてからは、いかにこれ以上自分の歯を悪くしないようにしていくことが大切であるか考えていくことが大切です。
いかがでしたでしょうか?
何か不明な点がございましたらお気軽にスタッフにお声がけ下さい!
歯科助手 加藤
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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