2022年10月28日
みなさん、こんにちは。歯科衛生士の宮本です。
すっかり涼しくなり、朝夜は冷え込むこともありますが
みなさん体調はお変わりないでしょうか?
寒くなると水道水も冷たくなるので、歯磨きの時のうがいで歯がしみる方も増えてくるかと思います。
今日はそんな知覚過敏のある方におすすめの商品が新しく入荷しましたのでご紹介させていただきます。
「メルサージュ ヒスケアジェル」という商品です。
ジェルタイプのものになるので、普通に歯磨き粉として使っていただいてもいいですし
就寝前に歯面に塗りこんでいただいても効果が高いものになります。
まず知覚過敏についてですが…
知覚過敏とは、何らかの原因で歯の表面のエナメル質が溶けたり削れたりすることで、中の象牙質が露出してしまうと、
刺激が象牙細管という細い管から神経に直接伝わり痛みを感じる状態のことです。
原因としては次のようなものがあげられます。
①歯肉退縮
歯肉が痩せて歯根部が露出すると、刺激が神経に伝わりやすくなります。
②象牙質露出
過剰な咬み合わせや歯ぎしり、間違ったブラッシングなどでエナメル質が擦り減り、象牙質が露出すると、刺激が象牙質から直接神経に伝わりやすくなります。
③むし歯
エナメル質から進行したむし歯が象牙質に達したり、象牙質にむし歯が出来たりするとむし歯菌の刺激が神経に伝わり痛みが起こります。むし歯の治療をすることで痛みは治まります。
④プラーク(歯垢)
プラークが付着していると歯の表面が再石灰化できず、プラーク中の細菌が出す刺激物質が象牙細管を伝って神経に伝わります。
⑤治療直後
詰め物が神経に近い場合、刺激が神経に伝わり、痛みが出ることがあります。次第に第二象牙質が出来るため大抵、徐々に症状は治まっていきます。
などです。
③はむし歯の治療、④は歯磨き、⑤は様子を見ることで症状が治まることが多いですが
①、②に関しては様子を見るだけでは改善しないこともあります。
その場合におすすめなのがこの「メルサージュ ヒスケアジェル」です。
この歯磨剤には、硝酸カリウムと乳酸アルミニウムという成分が含まれています。
硝酸カリウムには歯の神経に伝わる刺激を抑える働きがあり、乳酸アルミニウムには象牙細管をふさぎ、刺激をブロックしてくれる効果があります。
歯磨き時に使用すると、泡立ちの少ないジェルタイプのため、うがいの量も少なくて済み口腔内に停滞しやすいです。
さらに、フッ素濃度が1,450ppmと高濃度配合されており、歯肉の腫れや出血を抑えるβグリチルリチン酸も含まれているので、むし歯や歯周病の予防効果も期待できます。
ホームケアとして、むし歯のリスクが高い方や、知覚過敏のある方には次のような使用方法がおすすめです。
Step1
通常のブラッシング後、歯ブラシに1.0~1.5gほど取ります。(約2㎝)
Step2
約1~2分ほど歯面に伸ばすようにブラッシング。歯磨き中の吐き出しはなるべく少なめに。
Step3
約5~15㎖の水で軽く1杯だけすすぎます。(大さじ1程度)
※ブラッシング後、約2時間は飲食などを控えていただく必要があるため、就寝前のケアが効果的です。
気になる方はスタッフまでお気軽にお問い合わせください♪
最後までご覧いただいてありがとうございました。
宮本
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。