2021年10月6日
みなさんこんにちは、歯科衛生士の平田です。
段々日が短くなり夏の終わりを感じますね。
コロナのこともあり夏らしこと特にすることなく過ぎてしまいました。
来年は何か夏らしいことできる環境であるといいですね。
さて今回は、麻酔のセミナーに以前参加したのでそのことについてお話をしていこうと思います。
院長に進めて頂き院長、先輩と三人で行ってきました。
麻酔のセミナーですが、麻酔についてだけでなく患者さんが急変した時の対応についても講義と実習を行ってきました。
麻酔はみなさんご存知の方は少ないかもしれませんが、歯科衛生士も麻酔を打つことができます。
がしかしここで重要なのが歯科衛生士みんながみんな打つことが出来るわけではありません。
歯科医師の指示のもとで5つの条件が揃って初めて打つことができます。
その5つの条件とは
1,対応可能な患者の範囲が明確にされていること
2,対応可能な病態の変化が明確にされていること
3,指示を受ける歯科衛生士が理解しうる程度の指示内容が示されていること
4,歯科衛生士がその指示に対する医行為を行い得る具体的能力を有していること
5,対応可能な範囲を逸脱した時に、早急に歯科医師に連絡し、新たな指示が受けられる体制が整えられていること
(日本歯科医学振興機構 歯科関連法令から引用)
この5つの条件を含む麻酔についての法令に関することも学んできました。
法令を学んだ後、局所麻酔に必要な基本的知識を学びました。
そのなかで解剖学の分野は学生ぶりなこともあり忘れていたことや、そういえばそうだったと思うようなこともありました。
麻酔にも何種類かあり選択の仕方や麻酔の作用なども勉強しました。
次に局所麻酔に必要な患者管理です。
麻酔をする上で患者の身体の状態を把握し緊急時に何かあったとき対処できるようにしておく必要があります。
歯科医院での偶発症はいくつかりますが
みなさんは、血管迷走神経性反射を聞いたことありますか?
血管迷走神経性反射は、歯科医院できわめて起こりやすいと言われている偶発症です。
麻酔をして治療をする際に緊張などから起きることが多く、少し時間を置くと良くなると言われています。
窒息の対応法や心肺蘇生法の実習をしました。
窒息の対応法はハイムリック法といい、背後から両腕をあばら骨の少し下中央辺りにグッと押すやり方で初めて行ったので中々こつを掴むのが難しかったです。
心肺蘇生法は自動車の免許をとりにいったときや、歯科衛生士の学校でもやったことがあったので流れは理解できていましたが胸骨圧迫は大変です。
急変時の対応方法を学びましたが一番は何も起こらないことがなによりですね。
続いて麻酔の実習も行いました。
思ってたより力がいるのが印象的でした。
模型を使い院長に教えてもらいながら行いましたが、模型でも緊張しました。
セミナーのスタッフの方々みなさん優しく丁寧に教えていただきました。
最後に臨床歯科麻酔認定歯科衛生士のテストを受けました。
自分だけ落ちたらどうしようとはらはらしましたが後日通知がきまして
無事受かることができました!!
麻酔について学校で勉強をしましたがここまで麻酔にのみ視点をおいてこなかったので得るものが多い一日になり貴重な経験ができました!
このセミナーを受講し当院でもスッタフに共有をしたり緊急時の対応の紙を貼ったりAEDの見直しなど行いました。
皆さまに安心してご来院頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上歯科衛生士の平田でした
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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