当医院の滅菌について

2021年3月10日

こんにちは!今日も元気な歯科助手の寄金です!

 

皆さんは抗菌、除菌、殺菌、消毒、滅菌の違いをご存知でしょうか?

 

最近はコロナウイルス対策として抗菌加工や除菌シート、

殺菌ハンドソープ、消毒スプレーなどの言葉を目にする機会も多いと思います。

でも、普段“滅菌”という言葉はあまり聞かないですよね。

 

そこで今回は滅菌とは何か

そして、皆さんが気になっていると思われる

“当院での滅菌について”と除菌や殺菌、消毒なども

合わせてお話ししていきたいと思います!

 

実は、私も2年前まではパン屋さんで働いていたため

酵母菌くらいしか知りませんでした(笑)

名古屋に来て歯科医院で働くようになったとき

無知な私の為に、滅菌についての勉強会を開いてくれて

そこで医院のこと、歯のこと、そして滅菌について学びました。

凄く丁寧に教えていただけたのでとても勉強になりました!

その時学んだことを活かして皆さんにも知っていただけたらと思います!

 

では、それぞれの種類と定義について見ていきましょう!

 

まず、“抗菌“とは細菌の増殖を抑制するという意味です。

つまり、増やさないけど、減らさないということです。

 

続いて“除菌”とは細菌の数を減らすという意味です。

つまり、減らすことができるけど殺せないということです。

 

次に“消毒”とは人体に有毒な物質を除去、もしくは無毒化するという意味です。

つまり、細菌の活動を弱めることができるということです。

 

そして、“殺菌”とは特定の細菌を死滅または除去するという意味です。

つまり、細菌をある程度、死滅できるということです。

 

最後に“滅菌”全ての細菌を死滅または除去するという意味です。

つまり、細菌はもちろん、細菌のタマゴまで死滅できるということですね。

 

このことから菌に強い順番は滅菌→殺菌→消毒→除菌→抗菌になります。

 

ちなみに消毒と殺菌は医薬品にしか使えない表現で

滅菌は医療用手術器具にしか使えない表現だそうです!

 

だから、“滅菌”っていう言葉は普段あまり目にしなかったんですね!

 

“殺菌”って書くぐらいだから1番効果が高いと思っていたけれど

殺菌だけだとタマゴまで死滅することは難しいから

放っておくとまた増殖するかもしれないということなんですね。

 

つまり、当院でも実践している“滅菌”が最強ということ!

 

普段は裏に滅菌室が有るので、隠れてしまって見えませんが、

皆さんに使用した全ての器具はこの“滅菌”の工程を通っています。

 

当院ではまず、1次洗浄として、タンパク質を分解する液に

浸け置きをしてから、目に見える汚れは人間の手で落としてます。

その後、2次洗浄として、医療用食洗器のような

「メラサーム」という機械を使って見えない汚れを落とします。

このメラサームという機械の洗浄力は

かなり強力言われている機械だそうです!

↑メラサームに入れてる様子

 

それから、こちらの「オートクレーブ」という滅菌できる機械にて滅菌します。

コロナウイルスが流行してからはより一層念入りに

何度もミーティングを重ねながらその都度対策を考え実践してきました。

 

目に見えないからこそ、ご来院していただく患者さんに

安心して施術を受けていただけるように

そして働く私たちも安心して働ける環境を作っていくために

しっかり正しい滅菌方法を学び、実践しています!

 

コロナ禍だからこそ、歯科健診に来ていただきたい。

なぜなら、歯の健康だけでなく全身疾患を予防する

サポートをさせていただくことでコロナにも立ち向かう

力をつけていただきたいからです!!

そして、自分の歯で思いっきり食べて笑っていただきたい!

患者さんの笑顔を守れるようにもっと勉強していきます。

 

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。

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