お口を潤そう!

2020年9月7日

皆さん、こんにちは歯科衛生士の平田です!

以前にむし歯について書きました。

その際に唾液について軽く書いたのですが、

今回は、更に詳しく書いてみました。

 

皆さんは飲み込みにくいなと思ったり、話づらい、

口臭が気になるなど今まで経験がありますか?

それはもしかしたら唾液の減少かもしれません。

唾液と聞いてあまりいいイメージがないと思う方もいるかもしれませんが

唾液には沢山の役割があります。

 

・消化作用

→食べ物を消化してくれます。

・円滑作用

→食べ物を飲み込みやすくしてくれます。

・殺菌、抗菌作用

→菌が入ってくるのを防いでくれます。

・緩衝作用

→お口の中を中和してくれます。

・保護作用

→傷ができにくくします。

・抗脱灰作用

→歯が溶けるのをふせいでくれます。

・味覚発現作用

→味を感じやすくします。

・浄化作用

→歯についた食べかすや菌を洗い流してくれます。

・排泄作用

→異物を体から出そうとしてくれます。

 

年齢を重ねると唾液が減少したり、

お薬などの副作用で唾液がでにくいことがあります。

花粉症の時期は口の中が乾燥する方が増えるのですが、

実は花粉症の薬で乾いてしまう方が多いんです。

唾液が減少すると口の中が傷つきやすかったり、

粘膜の炎症、口腔カンジダ症などが起きます。

また、会話や食事、

飲み込むのが困難にかんじるようになったり歯周病、

むし歯になりやすい傾向になります。

 

口が乾いて飴を食べる方がいると思いますが、

食べる頻度が高ければ高いほどむし歯になってしまうので気をつけてください!

 

今から唾液を出す方法をいくつかお伝えします。

 

1⃣食べ物をよく噛む

2️⃣ガムをよく噛む(キシリトール100%)

3️⃣水分補給(水やお茶がおすすめ)

4️⃣唾液腺マッサージ

唾液には3箇所の唾液腺からでています。

そこをマッサージします。

①耳下腺(じかせん)

親指以外の4本を頬に当て上の奥歯辺りを後ろから前を向かって10回ゆっくりと回してください

②顎下腺(がっかせん)

親指で耳の下から顎の下まで3〜4箇所を順に押していきます。

各ポイントを5回ずつ押していきます。

③舌下腺(ぜっかせん)

両手の親指をそろえて当て、

10回ほど上にゆっくり押し上げます。

 

 

 

5️⃣舌を動かす

あいうべ体操です

「あ」口を大きく開きます

「い」口を大きく横に開きます

「う」口を強く前に出します

「べ」舌を突き出し下にのばします

1文字ずつゆっくりと1セット5秒

30セットを目安に毎日続けます。

 

あいうべ体操は唾液を出すだけでなく、

口呼吸から鼻呼吸、

アレルギーの改善、

インフルエンザ予防に繋がると言われています。

今コロナで、マスクをつけている時間が長く、

苦しくて口呼吸になってしまう方が増えています。

口呼吸も歯肉炎になったり、風邪をひきやすかったりなどあります。

口呼吸の方にもおすすめの体操です。

 

一回だけでなく続けてもらうと効果的です。

唾液が出にくい方はいくつか方法をご紹介したのでよろしければ試してみてください。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

以上、平田でした。

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