歯の中の神経治療について

2024年4月3日

こんにちは、歯科助手の永井です。

2月の話になりますが、お休みをもらい家族で沖縄に行ってきました!

最高気温が25℃くらいあったので日中は半袖で過ごせました🌞

プロ野球のキャンプを観たり(息子は選手とハイタッチが出来ました🙌)、水族館やパイナップルパークや国際通りなど観光地も楽しめました。

初めてDMMかりゆし水族館に行きましたが、展示の仕方に工夫があったり、ヒトデなどの生き物に触れるゾーンがあって息子は楽しそうでした。

なにより今回は天気に恵まれ、とても綺麗な海が見られたことが嬉しかったです。

 

さて、今回は感染根管治療(歯の中の神経治療)についてお話します。

表層のむし歯の場合は削って詰め物をしますが、神経に感染を起こしている場合は神経をとる治療が必要になります。

大まかな流れとしては、

1.歯に穴を開けます。

2.歯の中の神経を取り除き、洗浄・消毒をします。

3.神経の代わりになる詰め物をします。

~神経治療終了後~

4.開けた穴を塞ぐために土台を入れて被せ物をします。

図で見るとシンプルに見えますが、神経の形は複雑で100%菌をなくすことは難しいとされています。

また神経をとった歯はもろくなってしまうため日常生活で力がかかって(咬む力が強いなど)折れてしまったり、再びむし歯になってしまった場合でも自身で気付きづらかったり、根っこの先が膿んでしまったりと予後が心配な歯になります。

神経を取らずに済むためには早い段階でのむし歯の治療が大事です。

その為にもぜひ定期検診を受けていただければと思います。

 

⚠神経の治療中は再感染を防ぐため継続した通院(1~2週間に1回)が必要です。治療の途中で痛みがなくなったからと通院をされなくなってしまうと歯の状態は悪くなり、最悪の場合歯を失う(抜歯)可能性があります。

⚠神経は1度の治療で取りきれません。歯の状態によりますが神経の治療だけで数回かかります。

⚠神経を取った後も2~3日は刺激が残り、痛みや違和感が出ることがあります。

 

神経の治療中は唾液が入らないように、このようにゴムのマスクを使って治療することもあります。

何をされているのだろうと気になっていた方もいらっしゃるかと思いますが、外から見るとこのような状態です。

治療中は水が飛びやすい為、当院では目元にタオルをおかけします。

ゴムマスク使用中はうがいや話すことが出来ないので何かあれば手を挙げて教えてくださいね。(治療の進行状態によっては中断出来ないこともあります。)

 

神経の治療が終わり次第、土台を入れて被せ物を作るために型取りをします。

大きく穴が開いた状態なので歯全体を覆うために大きな被せ物をする必要があります。

保険診療では銀歯、自由診療の場合はセラミックorジルコニアが選択できます。

左側が保険診療、右側が自由診療の被せ物です。

違いとしては目に見えるものだと写真の通り色の違いですが、その他にも違いがあることをご存知でしょうか。

そちらについては次回ブログ担当時に書きたいと思います。

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