
2026年5月20日

親知らずの痛みの主な原因は、「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼ばれる歯ぐきの炎症です。親知らずが中途半端に生えていると、歯ぐきとの隙間に細菌が入り込み、腫れや痛みを引き起こします。
一度智歯周囲炎を起こすと、症状が治まった後も細菌感染が残るため、繰り返し腫れや痛みが出やすくなります。重症化すると顎やのどまで炎症が広がり、口が開きにくくなるケースもあります。
現代人の約7割は親知らずが斜めに生えたり埋伏したりしており、正常に生えてくる人は3割程度とされています。歯が正常に生えないと清掃できない部位が生まれ、トラブルの温床になります。

親知らずは必ずしも抜歯しなければならないわけではありません。上下で正常に噛み合い、ブラッシングも十分できている場合は、経過観察で問題ないケースも多いです。
「痛みや腫れなどの症状があり、今後のトラブルの原因となりうる場合には抜歯が望ましい」とされています。抜歯の判断は、現在の症状だけでなく将来のリスクも含めて総合的に行うことが重要です。
てらもと歯科医院では、すべての親知らずを一律に抜歯することはせず、将来性も含めた慎重な判断を行っています。「抜く・残す」を丁寧に相談できる体制が整っています。
親知らずの痛みや腫れが出たら、できるだけ早めに歯科医院を受診することが大切です。痛みが強い場合でも、炎症が強い状態では当日すぐに抜歯できないことが多く、まず消炎処置を行ってから抜歯日を設定するのが一般的な流れです。
受診までの間、以下の応急処置で症状を和らげることができます。
痛み止めは痛みの緩和には有効ですが、細菌による炎症が原因の場合は抗菌薬の服用が必要なため、痛みが改善しない場合は早めの受診が推奨されています。
親知らずの抜歯は治療目的の場合、基本的に健康保険が適用されます。3割負担の場合の目安は以下の通りです。
なお、CGF治療など自由診療の選択肢を加える場合は別途費用が発生します。実際の費用は歯科医院によって異なるため、受診前に確認することをおすすめします。

親知らずの抜歯は、初診から抜糸まで通常3〜4回の通院が目安です。炎症がある場合はまず消炎処置を行い、落ち着いてから抜歯を行います。
下顎の親知らずが下歯槽神経に近接している場合、通常の抜歯では術後に唇のしびれが残るリスクがあります。このような難症例では、以下の方法が選択されることがあります。
てらもと歯科医院では歯科用CTを導入しており、親知らずと神経・血管の位置関係を立体的に確認したうえで治療計画を立てています。他院で「大学病院を紹介する」と言われたケースでも相談できる体制が整っています。

抜歯後の痛みは当日〜翌日がピークで、処方された痛み止めを服用することでコントロールできます。腫れは抜歯後2〜3日後をピークに、10日ほどで治まるのが一般的です。
てらもと歯科医院では、抜歯後のケアとしてCGF(Concentrated Growth Factors)治療に対応しています。CGFとは、患者自身の血液から抽出した成長因子を濃縮したもので、傷の回復や組織再生を促す再生療法です。
接客業・営業職など人前に出る機会が多い方や、抜歯後の腫れが心配な方にとって、CGF治療は心強い選択肢です。
抜歯の痛みを最小限に抑えるためには、麻酔の質と技術が重要です。てらもと歯科医院では、通常の局所麻酔に加えて「伝達麻酔」にも対応しています。
伝達麻酔は、神経の根元に麻酔薬を作用させることで、広範囲にしっかり効かせる方法です。奥歯の抜歯時に特に有効で、通常の局所麻酔では効きにくいケースでも十分な麻酔効果が期待できます。
妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。親知らずが中途半端に生えている場合、妊娠中に急に痛み出すケースは少なくありません。
しかし妊娠中の治療では、以下の点で制限が生じます。
てらもと歯科医院では、妊娠前の親知らず治療を強く推奨しています。将来的なライフイベントまで見据えて相談できる点は、患者目線の医院姿勢が感じられるポイントです。妊娠を考えている方は、早めに親知らずの状態を確認しておくことをおすすめします。
親知らずの抜歯は、生え方や神経との位置関係によって難易度が大きく異なります。他院で「大学病院を紹介する」と言われた場合でも、てらもと歯科医院では相談できる体制が整っています。
難症例への対応を可能にしているのが、歯科用CTの導入です。従来の2次元レントゲンでは把握しきれなかった、親知らずの位置・骨の状態・神経との距離を立体的に確認できます。これにより、安全性の高い治療計画を立てることが可能です。
院長の寺本清峰は、愛知学院大学歯学部附属病院での専科研修を経て、インプラント・審美治療・口腔外科など幅広い経験を積んでいます。日本顎咬合学会認定医・理事として、難症例にも柔軟に対応できる技術と知識を持っています。
名古屋市東区で親知らずの痛みや腫れにお悩みの方、他院で難しいと言われた方は、ぜひてらもと歯科医院にご相談ください。歯科用CT・伝達麻酔・CGF治療を組み合わせた、患者様一人ひとりに合わせた親知らず治療を提供しています。尼ヶ坂駅から徒歩5分、名古屋市東区芳野にあります。
炎症がある状態では当日すぐの抜歯は行わないのが一般的です。まず消炎処置(洗浄・消毒・抗生剤処方)を行い、腫れや炎症が落ち着いてから抜歯日を設定します。
治療目的の抜歯は基本的に健康保険が適用されます。3割負担の場合、簡単な抜歯で3,000〜5,000円、難抜歯で7,000〜15,000円程度が目安です。CGF治療など自由診療は別途費用がかかります。
智歯周囲炎を繰り返し、隣の歯の骨が溶けるリスクがあります。また、虫歯・歯周病・歯並びの悪化・顎の腫れなど、放置するほど問題が複雑になる可能性があります。
腫れは抜歯後2〜3日後がピークで、10日ほどで治まるのが一般的です。下顎の難抜歯では腫れが強く出やすい傾向があります。CGF治療を併用することで腫れの軽減が期待できます。
伝達麻酔は神経の根元に麻酔薬を作用させる方法で、広範囲にしっかり効かせることができます。通常の局所麻酔では効きにくい奥歯の抜歯時に特に有効で、痛みを大幅に軽減できます。
妊娠中は使用できる薬や処置が限られるため、できる範囲での応急処置にとどまることが多いです。妊娠前に親知らずの状態を確認・治療しておくことが最善策です。
歯科用CTは親知らずの位置・骨の状態・神経や血管との距離を立体的に確認するために使います。特に下顎の難症例では、CTなしでは把握できないリスクを事前に特定し、安全な治療計画を立てることができます。
CGFは患者自身の血液から抽出した成長因子を使った再生療法です。抜歯後の傷の回復促進・腫れや痛みの軽減・感染リスクの低減が期待でき、自己血液由来のため安全性が高いです。
はい、相談可能です。てらもと歯科医院では歯科用CTによる精密診断と難症例への対応体制が整っており、他院で断られたケースでも治療できる場合があります。まずはご相談ください。
すべての親知らずを一律に抜く必要はありません。まっすぐ生えて噛み合っている場合や、将来的に移植・ブリッジの土台として使える可能性がある場合は、残すことを検討します。現在の状態と将来性を含めて歯科医師と相談することが大切です。
親知らずの痛みがあっても、すべてのケースで抜歯が必要なわけではありません。智歯周囲炎の繰り返し・横向きの埋伏・隣の歯への悪影響がある場合は早期抜歯が推奨されます。一方、正常に噛み合っている場合や将来の活用が見込める場合は残す選択肢もあります。歯科用CTによる精密診断・伝達麻酔・CGF治療を組み合わせることで、痛みを抑えた安全な抜歯が可能です。まずは専門医に相談し、抜く・残すを含めた最善の治療計画を立てることが重要です。
【著者情報】

| 2004年 | 愛知学院歯学部 卒業 愛知学院大学歯学部附属病院 第一補綴学講座(現 有床義歯学講座)専科専攻生 |
|---|---|
| 2004年 | 合わせて、矯正専門医にて研修し、矯正治療を学ぶ |
| 2006年 | 同講座 非常勤助手 |
| 2007年 | 大府市 松下歯科医院に勤務し、インプラント治療や審美治療を学ぶ |
| 2012年 | 「てらもと歯科医院」開業 |
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。