2024年12月18日
みなさんこんにちは。歯科衛生士の茂泉です。
今年もあと10日になりましたね!
みなさんはどのような1年間でしたか?
私は今年3年弱かかった矯正が終わりました!
ブラケットが外れたときは本当に嬉しかったです(笑)
矯正をされている方は共感していただけると思うのですが、歯ブラシが難しくなりますよね…。ご飯中も気になってしまうことがよくあり、早く終わらないかなといつも思っていました。
長くも感じましたが、私の目標でもある 「生涯自分の歯で美味しくご飯を食べる」ために矯正をはじめたので全体で噛めるようになりやってよかったなと思いました。
幼少期、むし歯が多かったので今後は歯になったところの詰め物をやり変えていく予定です…。
やはり幼少期からのむし歯にならないようにケアを行うことはすごく重要ですね。
さてみなさん、むし歯にならないよう検診に行かれていると思いますが、幼少期のころや、お子さまの検診でこの前まで穴なんか空いていなかったのに急に穴が空きむし歯になっていたことはありませんか?
実は子どもと大人のむし歯には違いがあります!
今日は『子どものむし歯』についてお話をしていきたいと思います 。
・乳歯のむし歯の特徴
・歯と歯の間にできやすい
・乳歯のむし歯は白い
・痛みが出にくいのでむし歯の進行に気づきにくい
・食事の変化でむし歯の進行が早くなる
大きな原因の一つとして乳歯は永久歯(大人の歯)と比べて硬度が低いため乳歯の歯質は未成熟で酸に対する抵抗力が弱いです。
また、歯質の厚みも違いがあります。表面がエナメル質、内面に象牙質でどちらも構成されていますが、乳歯の場合はエナメル質、象牙質どちらも永久歯の半分しかありません。
そのため乳歯は、むし歯になりやすく、むし歯の進行も速いと言われています。
・乳歯のむし歯がよくできる場所
・奥歯と奥歯の間
・上の前歯と前歯の間
・奥歯の溝
・乳歯のむし歯予防のポイント
①歯磨きを習慣づける
・歯磨きのタイミング
1日食後の歯磨きが基本ですが、特に寝る前の歯磨きはとても重要です。
夜間は唾液の分泌量が減少するため、むし歯菌が活発になるためしっかりとケアを行いましょう。
・フッ素入りの歯磨き粉使用
エネメル質を強化し、むし歯に対する抵抗力を高めることができます。
フッ素は年齢によって推奨量が違いますので注意しましょう。
・仕上げ磨きの習慣化
子どもが自分で歯磨きをする習慣がついた後も、保護者が仕上げ磨きを行うことはとても大切です。
特に奥歯や歯と歯の間は難しいためよくチェックをしましょう。
またブラシだけではなくフロスも使用しましょう!
②食生活の管理
・おやつの選び方
糖分の多い食品や飲み物はむし歯の原因になります。
糖分の多い物ばかりは控えましょう。また、砂糖が入っているものを摂取した場合は、
すぐに水かお茶を飲むこもと効果的です。
・頻繁な間食は避ける
食事と食事の間に何度も間食する習慣がついていると、歯の表面から溶け出した
③定期的な検診
・フッ素塗布
むし歯予防に効果的です
・シーラント
咬合面には深い溝があり、むし歯になりやすい部分です。
この溝を薬剤で埋めることでプラークが溜まるのを防ぎむし歯を予防します。
今回は「子どものむし歯」についてお話させていただきました。
歯ブラシだけではなく、食生活まで気を付けなければならないので大変ですが、
お口の健康のためにもむし歯にならないようにしましょう!
![]() |
|
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。