歯を失ったあとの治療について

2024年12月25日

みなさんこんにちは。

歯科衛生士の宮本です。

もう今年も残すところわずかとなりましたね。

毎年1年が過ぎるのが早くなっているような気がします。

みなさんはどのような1年でしたか?

私は今年かぎ針編みをはじめました!

あまり器用ではないので時間はかかりますが楽しくマイペースに続けています。

来年も続けていこうと思っているので、みなさんが今年始めたことや来年新しく始めようと思っていることがあればぜひ教えてください!

 

では本題に入っていきます。

以前のブログでむし歯の進行度についてお話ししていたと思います。

少し復習していきたいと思います。

 

➀CO 初期むし歯

白く濁って見える 痛みはない 穴は開いていない

フッ素塗布やブラッシングで治る可能性あり

 

②C1 エナメル質の部分がむし歯

痛みが少ない 治療が軽度で済む

 

③C2 象牙質にまで虫歯が進行

冷たいもの・甘いものなどが染みる

 

④C3 神経にまで虫歯が進行

ズキズキとした痛みがひどくなる 熱いものがしみる 神経の除去が必要

 

⑤C4 歯がほとんど溶けてなくなっている段階

歯を残すことが困難 抜歯をして入れ歯、ブリッジ、インプラントにより失った歯を補う

 

むし歯の進行度はこのようなものになります。

今日はその中でもC4の治療法である、入れ歯、ブリッジ、インプラントについて詳しく見ていきます。

 

〇入れ歯

残っている歯にバネをひっかけて使います。慣れるまで違和感がありますが、隣の歯を大きく削る必要はありません。

取り外しができる装置なので、歯磨きはしやすくなります。

噛む力は元の歯の20~30%程度になります。

抜歯後、欠損部の骨がやせて入れ歯と歯茎の間に隙間ができます。

引っかけている歯にも負担がかかるため、歯を失うリスクが上がり入れ歯の範囲が広がります。

 

〇ブリッジ

支えとなる歯に接着剤で固定するため取り外しは出来ませんが、入れ歯に比べて違和感は少ないです。

ただし、支えになる歯が健康であったとしても削って被せ物を作る必要があります。

また、噛むときに加わる力がほとんど支えの歯にかかるため、失った歯の本数が多いと不適応なこともあります。

固定式で歯磨きがしづらい為、歯周病やむし歯が進行し、歯を失うリスクが上がります。

 

〇インプラント

顎の骨に人工歯根を植え込み、それを土台に被せ物を取り付ける方法です。

骨にしっかりとくっつけば安定もよく違和感もありません。

また、残っている歯に負担をかけることもありません。

歯磨きも難しくなく今までと同じように行えます。

 

今回は上記の3つの治療についてご紹介させていただきました。

このような治療法を組み合わせて行うこともあります。

お口の中の状況によって最適な治療法を歯科医師からご提案させていただきますので、

治療について気になることがあれば何でもお気軽にお声がけください。

 

本年も大変お世話になりました。

来年もてらもと歯科医院をよろしくお願いいたします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

宮本

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