2024年10月9日
みなさんこんにちは!
歯科衛生士の平田です。
まだ10月なのに暑いと思ったら急に季節らしい気温になってきましたね。
気温差が激しいので体調には気を付けていきたいですね。
さて、本題に入っていきたいと思います。
みなさんは誤嚥性肺炎を聞いたことありますでしょうか?
歯科と誤嚥性肺炎どう関りがあるのかお伝えしていきます。
食事をしたり、唾など飲み込むことを嚥下(えんげ)といいます。
正常であれば飲み込んだ際に口から食道を通って胃に入ってきます。
しかし、嚥下機能が低下してしまうと口から気管の方へ入っていってしまうことを誤嚥といいます。
唾を飲み込んで変なとこに入って咳が出た経験はありますでしょうか。
気管に入ろうとして反射機能で咳をして気管に入らないように出そうとしています。
しかし反射機能が衰えてくると咳がでなくなって気管の方へ食べ物や唾液などが入ってしまいます。
誤嚥した際に唾液に含まれている細菌が肺に感染して発生することで肺炎が起きてしまいます。
これを誤嚥性肺炎といいます。
起きている時に起こるだけではなく寝ている時に唾液を誤嚥してしまいます。
誤嚥性肺炎の厄介なところは自覚がなく誤嚥を繰り返しているので体が弱っている高齢者は命にかかわるケースもあると言われています。
症状として
典型的なのが発熱やせき、濃い色の痰などが挙げられます。
高齢者だとこれらの症状が現れにくく、普段より元気がない、ぼんやりしている、食欲がないといった症状だけが現れることもあるそうです。
年齢的にしょうがないと思われがちですが実は、誤嚥性肺炎はお口の中が大きく関係しています。
誤嚥性肺炎の予防として
一つ目が、歯周病予防です。
唾液に含まれる細菌の中で歯周病原性細菌が誤嚥性肺炎のリスクを上げてしまうと言われています。
歯周病は主にプラークという細菌の塊が悪さをすることで起きてきます。
プラークの中にいろんな種類の菌がいてそのひとつに歯周病原性細菌も含まれています。
プラークは歯磨きで落とせる汚れなので日々の歯磨きと
ご自身が歯周病に罹患しているか罹患していなくても定期的にクリーニングをしてもらい口腔内細菌を減らすことが必要です。
罹患していた場合はきちんと治療をすることをおすすめします。
歯周病だけではなく入れ歯を使用している方などはきちんとお手入れも重要です。
二つ目が食事の時の姿勢です。
足は地面につける
背は丸まらないよう90度
椅子と机の高さが低すぎたり、高すぎない
体と机の距離は握りこぶし一つ分
顎を引いて食べることがいいそうです。
食事後はすぐに横にならないことも重要みたいです。
誤嚥性肺炎の治療としては、主に抗菌薬を用いた薬物療法が採用されているそうです。
誤嚥性肺炎にならないように予防していきましょう。
歯周病大丈夫かな?
最近歯科医院でクリーニングに行ってないなどありましたら気軽にてらもと歯科医院へご連絡ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上、歯科衛生士平田でした。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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