早期発見・早期治療の必要性

2025年4月16日

みなさん、こんにちは!歯科衛生士の茂泉です。

年度がかわりまた忙しくなることで歯医者へなかなか行けない方も多くいらっしゃると思います。

そんな中でもやはり気付いてからでは手遅れ…になってしまうことも多いのが

歯のトラブル! 大切な歯を残していくためにはやはり早期発見・早期治療!

 

 

 

今回は「早期発見・早期治療」の重要性についてお話していきます。

 

 

 

歯を失う原因  

 

1.むし歯

 

  むし歯の段階

 

 

 

 

 

➀CO 初期むし歯

     白く濁って見える 痛みはない

     穴は開いていない

     フッ素塗布やブラッシングで治る可能性あり

 ②C1 エナメル質の部分がむし歯

     痛みが少ない 治療が軽度で済む

 ③C2 象牙質にまで虫歯が進行

     冷たいもの・甘いものなどが染みる

     神経が残せれない場合もある

 ④C3 神経にまで虫歯が進行

     ズキズキとした痛みがひどくなる

             熱いものがしみる 神経の除去が必要

 ⑤C4 歯がほとんど溶けてなくなっている段階

     歯を残すことが困難。神経が壊死しているため痛みが治まる。

     抜歯をして入れ歯、ブリッジ、インプラントにより失った歯を補う

 

 

 

2.歯周病

 

 歯周病とは、細菌の「感染」によって引き起こされる炎症性疾患

  ↳細菌が炎症を引き起こし歯の周りの歯肉が腫れ、歯の根を包み込んで支えている

   骨が溶けてしまう病気です。

   細菌の集団(プラーク)が体は細菌を退治するために炎症をおこすため、歯ぐきが

   赤く腫れたり、骨が溶けたりします。

 

歯周病の段階

 

 

 

 

 

  • 歯肉炎(初期段階):歯ぐきが赤く腫れて出血しやすい

            痛みを感じないことがほとんど

  • 軽度から中等度の歯周炎:歯ぐきの炎症が進行し、歯を支える骨の損失が始まる
  • 重度の歯周炎:歯を支える骨の大部分が失われ、歯のぐらつきや喪失のリスクが高まる

 

 

  歯周病は20歳前後の若者の5人に1人、50歳前後なら2人に1人が歯周病です!

  そのため、日本人の歯を失う原因の第1位は『歯周病』

  自覚症状のないありふれた病気です!

  歯周病は炎症性に疾患であるため、日々のプラークコントロールがとても重要です。

 

 

 

 

・歯を失ったまま放置すると・・・

  • 抜けた歯と噛み合っていた歯が伸びてくる(挺出)
  • 抜けた歯の両隣の歯が抜けた歯のスペースに動き傾いてくる

 

    →長期間放置することで、治療が複雑になりより多くの治療費と治療時間が必要になります

 

 

 

 

 

みなさんいかがでしょうか。

テレビの高齢者の方へのインタビューで『後悔したことは?』というランキングをみたとき、「歯のケアをしっかりといておくべきだった」が上位にランクインしていました。

歳をとれば歯がなくなるのは仕方ないこと…?

 

 

健康な歯を残していくためは環境づくりがとても重要です!!

適切な環境をつくってあげることで歯の寿命は全く違います。

 

 

歯科衛生士としてみなさんの健康な歯が長くしっかり残るようお手伝いできたらと思います。

 

気になることがある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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