小児の歯ぎしりについて

2024年6月19日

みなさんこんにちは、歯科衛生士の吉田です。

 

日中の気温も高くなるようになり、今年も夏が始まりましたね。

梅雨はこれから来そうですね(^^;)

高い気温での梅雨は体調管理も難しくなりそうですので、みなさんもお気を付けください。

 

 

今回は『子どもの歯ぎしり』についてお話していきます。

 

子どもが歯ぎしりをしていると心配になりますよね。

子どもの歯ぎしりは大人がする歯ぎしりと違い、成長する過程で大切なことでもあります。

 

主に次のような理由が考えられます。

・歯の生え変わりによるむずがゆさのため

・顎の位置を決めるため

・噛み合わせのバランスを調整するため

・永久歯が生えてくるスペースを作るため

 

このように口腔の成長には欠かせない理由が多くあると言われています。成長と共に治まってくるものではありますが、次のような症状がある場合には注意しなくてはいけないこともあります。

 

・歯が大きくすり減っている、欠けている

・歯茎が赤く腫れ、歯肉炎を引き起こしている

・歯が揺れている

・かみ合わせが悪い

・顎に痛みがある

 

上記のような症状がある場合、その後の成長に悪影響があることもありますので、ぜひ一度ご来院ください。

 

また、ご自宅でできる対策もあります。

・ストレスの軽減、リラックスできる環境づくり

→大人と同様に疲れやストレスによる筋肉の緊張が原因となっていることもあります。

幼稚園や小学校など、外出先で生活する時間が増えたり交友関係もできてきて、知らないうちにストレスをため込んでしまっているかもしれません。しっかりと休息できる時間を設け、リラックスできる環境を作ってあげましょう。

 

・よく噛む習慣をつける

→柔らかいものばかりではなく、歯ごたえのあるものを与えたり、数を数えて噛んでみたりしてみましょう。しっかりと噛むことで顎や口腔周囲筋の発達を促すことができます。

 

 

・正しい姿勢を覚える

→正面を向いているときと少し下を向いた時では、下を向いているときの方が上下の歯が強く接しているかと思います。つまり、猫背になっていたり、スマホをよく使っている方は歯ぎしりをしやすい傾向にあります。立っているときだけでなく、座っているときの姿勢も気を付けるようにしましょう。

 

・態癖の改善

→態癖とは日常生活において無意識にしている癖のことを示します。頬杖や唇をかむ癖、うつぶせ寝などのことを指します。態癖は歯列の歪みに繋がることがあり、歯並びの悪さが歯ぎしりを誘引している1つの原因になっている可能性も考えられます。

 

・正しい舌の位置を身に付ける

→正しい舌の位置をご存知ですか?正しい位置を習慣づけることで歯ぎしりを防ぐことができます。

舌の先端を上顎前歯の裏にあるスポットにおいて、舌全体を上顎につけた状態が理想です。

この状態で上下の歯が当たるようにすると苦しさを感じるかと思います。少しだけ浮かせて上下の歯が接触しないようにしましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は子供の歯ぎしりについてお話してきましたが、対策は大人にも共通することが多いです。

歯ぎしりをしている自覚がある方は、原因は何か考えたうえでぜひ実践してみてください。

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上、吉田でした。

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