2020年5月26日
お久しぶりです!歯科衛生士の塩澤です。
だんだん気温も上がってきて初夏になりつつありますね!
もうすぐ梅雨か…。お洗濯が心配です(´;ω;`)ウッ…
コロナウイルスの問題も国の緊急事態宣言が解除され、わが愛知は県の緊急事態宣言を残すのみといった状態ですね。
これから感染爆発の第二波が来るのか来ないのか…、誰も予測ができませんが来ずに収束していくことを願ってやみません。
さて、この度のコロナ問題で皆さま何回も口にされたと思われるワードがあります。
小池都知事の『密』もそうですが(笑)
今回のテーマは『不要不急』です。
マスコミが今回こぞって歯科の感染の危険性を報道していたのはご覧になりましたでしょうか?
その中で歯科通院は不要不急か否かの議論が多数されていたと思います。
皆さまはどのように感じましたか?
個人的には、この件について歯科診療は、
『診療内容による。ただし不要なものはない。』
が良い案かな?と思いました。
感染の報道が過熱する中で令和2年4月13日、日本歯科医師会の堀憲郎会長が声明を動画にて出されたのをご存知でしょうか?
この機会に同日に広報された「日本歯科医師会からの受診に関するお願い」全文を載せてみたいと思います。
(面倒な方は読み飛ばして下さい(笑))
◎日本歯科医師会から受診に関するお願い
新型コロナウイルス感染症については、感染した方や感染の疑いがある方は、 保健所、帰国者・接触者相談センターへ連絡し、診療所には来院がない前提で、 これまで標準的な感染予防策の徹底等を行ってきました。
感染症発生当初から、現時点まで歯科治療を通じての患者さんの感染の報告 はありません。
ただ感染がさらに拡大し、自覚症状のない患者さんが来院する可能性が増し ていることから、日本歯科医学会連合などの学術的見解も踏まえて、歯科医療 機関には特に感染の広がりが大きな地域では、延期しても問題が少ない治療、 定期健診、訪問診療等の延期の検討もお願いしています。国民の皆様にはご迷 惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
また、歯科医療機関では、これまでの対策に加えて、受診される方の検温や「味 覚障害」「嗅覚障害」の症状確認、待合室の患者数を減らすための予約調整、 院内の換気等も行います。併せてご協力をお願いします。
一方、例えば歯周病などの重症化予防のための定期管理は、全身状態にも関係 することや、高齢者や特に介護施設や在宅等で、歯科口腔衛生状態の低下によ る誤嚥性肺炎の発症などが懸念されますので、延期の際には患者さん、ご家族 や施設との連携指導等もさせていただくことがあります。
感染の拡大状況は地域によって大きく異なり、歯科医療機関の役割や体制も 違っています。また処置の緊急性は、患者さんの状態により、かかりつけ歯科 医が判断することになりますので、ご心配があればかかりつけ歯科医にご相 談ください。
令和 2 年 4 月 13 日
公益社団法人 日本歯科医師会
要約すると、
①歯科における感染は実は非常に少ないです
②定期検診などに関しては延期をお願いすることがあります
③ただし、定期検診を含む診療のすべてにおいて、患者様の状態によっては処置が必要であったり、延期してしまうことで全身的な健康に害を及ぼす場合があるので、かかりつけ医に相談してね!
という感じ。この③がキモです!
定期検診やクリーニングが不要不急かとニュースでよく議論をされていましたが、一重に定期検診と言っても、実はお一人お一人の口腔内環境やリスクの違いから延ばすと健康に危険がある定期検診というものがあります。
例えば歯周病がある方の定期検診。
月に一度の定期検診でギリギリその状態をキープしていることだってあります。
そういった方が行くのを辞めてしまったら…。もしかしたら歯が抜け落ちてしまうかもしれません。
他にも、高齢や疾患で歯が上手に磨けない方が検診を延期してしまった場合、誤嚥性肺炎を発症してしまったり、新たなむし歯・歯周病が発生する可能性が上がります。
これでは健康を害してしまうわけです!
定期検診はお一人お一人の口腔内環境やリスクに合わせて期間を決めています。
なので、本当に自分は延長しても大丈夫なのか?ということが心配になりましたら、かかりつけの歯科医院に必ずお電話で相談をして下さい。
定期健診は、不要不急では決してありません。
不急の方も中にはいるけれど不要では絶対ありませんから、延ばしてもいいよとかかりつけに言われたとしてもコロナの感染が心配なくなった時には歯医者に検診の受診に行ってくださいね^^
当然、歯が痛い、歯茎が腫れたなどの症状がある時は不要不急ではないです!!
我慢せず、早急にご予約のお電話を!!
早くご飯行きたいね!
歯科衛生士 塩澤
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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