2023年3月15日
みなさんこんにちは。
なんと、もう3月中旬に突入しました!
桜のつぼみも少しずつふくらんできて、3月末から4月頭には満開の桜が見れますね。
そろそろ桜の下で美味しい食べ物と飲み物でワイワイ盛り上がりたいところです。
気温もだいぶ暖かくなってきたので、休みの日には姪っ子と動物園に行ったり、カメラを持って春の風景を撮ったりとリフレッシュしたいなと思います。
さて、今回私がご紹介したいのは「歯の骨がなくなる原因とその影響について」です。
なんとなく聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
まずは、歯の組織図です。
このように歯の根っこのあたりを歯槽骨という骨が支えてくれているので歯がぐらつかずにいられます。
骨が減ることを骨吸収といい、歯槽骨の吸収が進んでしまうと歯を支える力が弱くなりぐらついてきてしまいます。
歯茎で歯槽骨は隠れているため、症状が出てくるまではなかなか骨が減ってきていることを気づきにくいんです。
それでは、その歯を支えてくれる骨が減る原因はなんなのでしょうか。
それは、、、
1・歯周病
2・歯を抜いた部分
3・食いしばり、歯ぎしり
4・根尖病巣
などなどです。
1→歯周病は歯垢(プラーク)と呼ばれる歯磨きがしっかりできていない部分に付着するネバネバした細菌の塊が歯と歯茎の間に繁殖してしまい、それが原因で歯の周りに炎症を起こすことでかかる病気です。
どんどんひどくなると歯周病菌が起こす毒素により歯槽骨も炎症を起こし骨を溶かしてしまうことがあります。
2→歯を失うと歯を支えるための歯槽骨は必要なくなるため吸収されていきます。
ただしその場合、ずっと穴が空いているのではなく骨は再生していきます。
完全に再生するには3ヵ月から半年程はかかるそうです。
3→食いしばりや歯ぎしりといった癖も、歯にかなりの負担をかけることで歯槽骨が吸収される場合があるそうです。
4→根尖病巣とは歯の根の先端の骨の中に膿がたまってしまった状態のことです。
この場合は、むし歯菌が原因になってくることが多いです。
そして、歯の根の先にある骨も歯槽骨なのでこちらも歯槽骨が吸収してくる原因のひとつにあげられます。
では、これらを予防するための対策はなんなのでしょうか。
いくつかご紹介していきます。
歯ぎしり・食いしばりについては、以前もブログでご案内しておりますが、マウスピースを使うことで直接の歯への負担を減らすことが可能です。
よろしければ、こちらもご覧ください。
https://www.tera-dental.com/2023/02/01/1902/
ちなみに普段無意識に口呼吸をしてしまう場合、口の中が乾燥してしまうと歯周病菌に対する抵抗力が下がり歯周病が進行しやすくなったり、さらには唾液量も減ってしまうことでむし歯のリスクも高くなると言われています。
そのため、できる限り鼻呼吸をすることがよいとされています。
そして、欠かせないのが毎日の歯磨きです。
歯磨きは必ず毎日するものですが、その習慣の中で歯垢を残さないことがとっても大事でむし歯や歯周病予防につながってきます。。
朝と夜の食後は絶対でお昼もできたらベストですね。
ただ、回数も大事ですが自分に合った磨き方や歯ブラシのタイプも大事になってきます。
なかなか自分では磨き方や歯ブラシのこともわかりづらいかと思います。
是非、歯科医院の定期検診にご来院下さい。
普段自分ではやらないような専用器具を使った歯のお掃除でスッキリしていただけますし、患者様に合った磨き方や歯ブラシをご紹介いたします!!!
みなさんのご来院、スタッフ一同お待ちしております。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。