2024年9月18日
みなさま厳しい残暑も続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
歯科衛生士の磯村と申します。
私は先日、甲子園に阪神戦を観に行きました。
デーゲームだったので、とても暑かったのですが、いい天気でした。
初回から満塁になってヒヤヒヤした展開でしたが、前川選手のフェンス激突のスーパーキャッチのおかげでピンチを救い、
6回には犠牲フライで先制をしてそのまま勝ち切ったので、前川選手大活躍の1日でした。
中野選手の忍者のような好守も素晴らしかったです。
途中までは投手戦で、後半は打線も繋がり、大変盛り上がった試合でした。
大竹投手は2年連続の2桁勝利を達成できたそうです。
野球観戦はストレス解消にもなります。また行くのが楽しみです。
さて話は変わりますが、前回ブログを担当した時に成長段階に合わせた食べ方を習得するためにという内容についてご紹介いたしましたが、今回は7〜8ヶ月頃のアドバイスについてご紹介いたします。
7〜8ヶ月頃は、おすわりができるようになったり、座ったままオモチャで遊ぶことができるようになってきます。
この頃は、もぐもぐ期といい、食べ物を舌と口唇で押しつけてつぶし、味わって食べる動きの押しつぶし機能を獲得する時期です。
舌の上下運動や口角の水平引きが見られるようになり、オモチャをかむようになります。
8ヶ月に近づくと、スプーンから一口飲みをします。
固さの目安は、絹ごし豆腐くらいの舌でつぶせる固さです。
かぼちゃやじゃがいもなどつぶしやすいものは3mm角程度に切り、柔らかく煮たものを一品増やすと良いでしょう。
唇とあごを閉じる動きで食べ物を口の中に取り込み、舌の前方部と上あごの前方部で離乳食を押しつぶして食べます。
与える時は焦らず、唇で食べ物をしっかり取り込むまで待ちましょう。
この時期は、つぶした食べ物をひとまとめにする動きが少しずつできるようになります。
それまでは、まとまりやすくして飲み込みやすいように、とろみをつける等の工夫をすると良いでしょう。
特に重要な発達が見られる場所は、舌の前方部と上あごの前方部で、食べ物の食感や形、大きさを認識したりし、
食べる機能を促します。
また、水分の飲む時にすする動きを引き出すコツは、始めは、閉じた上下唇の間にスプーンを横にして入れ込み、上唇が水分に触れたら少し傾けて、徐々に口の中に取り込めるようにしておきます。そして、少し経ったらスプーンを横にして下唇の上に置き、閉口して上唇が水分に触れるのを待つといいといわれているそうです。
あとは、食形態が硬すぎたり、ペースト状に偏っていたりすると、離乳食を食べる時にチューチューと食べることがあるかと思いますが、軟固形態の摂取経験がどうかなど確認しながら、あくまで離乳期であるため、無理しすぎず、その進行に合わせた食形態にすることが大切です。
他には、食べている時に食べ物が口から出ることがあるかと思います。
そのような場合は、軟固形食べ物の硬さの程度で、食べ物をつぶす動きが行われているかどうかの確認をして、硬さの調整をします。
硬すぎると、食べなかったり、口から出したり、あるいは丸飲みして窒息を起こすこともあるため、このようなことがないように、食べる機能の発達に合った調理形態にすることが大切です。
うまく介助するコツは、口の中で食品の物性が感知しやすく、つぶす動きを引き出せるように、閉口時に口の前方部に食物を取り込めるような介助をするといいといわれております。
ここまでご一読いただきありがとうございました。
今後とも、みなさまのお役に立てるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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