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クリニックブログ

成長段階に合わせた食べ方を習得するために①

スタッフブログ

みなさんいかがお過ごしですか。歯科衛生士の磯村と申します。

最近はガムよりグミの流通が多いとテレビの特集で見ました。

早速近所の薬局のお菓子売り場に行って確認したところ、グミのコーナーは拡大していて、ガムのコーナーは縮小していました。

みなさんはガムとグミのどちらがお好きですか?

 

ガムもグミもどちらも嚙むことが必要です。

それでは私たちはいつどのようにして嚙むことを習得したのでしょうか?

 

答えは、乳幼児期に食べる、飲み込むなどの口腔機能が作られます。

歯と口の成長段階に応じた食べ方を習得する、すなわち視覚、味覚、触覚、聴覚、聴覚、嗅覚の五感を使った食べ方で、美味しさに気付かせて、食事の楽しさを経験できるようにすることが大切です。

 

今回は、0〜6ヶ月頃までのポイントについてご紹介いたします。

 

生後0〜4ヶ月の赤ちゃんは、母乳・ミルクを飲む時、乳首を上あごの凹みに入れ、飲んでいます。乳首のくわえが足りないようでしたら、乳輪部までしっかりくわえさせ、下あごがしっかり動いているか見てあげましょう。

哺乳反射は、生後4〜5ヶ月児頃から徐々に減少していき、スプーンで食べる動きの準備が整っていきます。

 

この時期は、母子の愛情形成や心の発達がなされる時期です。

授乳の時には、児の顔を見て語りかけるように声掛けしながら行いましょう。

また、テレビやスマートフォンを見ながらの授乳は控えましょう。

 

 

生後5〜6ヶ月頃は、ごっくん期といい、スプーンなどから口唇を閉じながらゴックンと飲み込む・食べ物をこすりとる運動を獲得する時期です。

哺乳とは異なり、スプーンから取り込む、口を閉じて飲み込むという一連の動きは、乳児自身が繰り返し食べながら、少しずつ学び機能として獲得していきます。

 

離乳食開始の目安は、哺乳反射による動きが少なくなってきたり、ミルク以外の食べ物に興味をもってきたときです。

この時期の離乳食の形態は、なめらかにすりつぶした状態でポタージュやヨーグルト状ぐらいが目安です。

自分の意思によって唇を閉じて食べ物を取り込む動きを引き出すため、スプーンを水平に下唇にのせ、上唇が閉じるのを待ちましょう。

 

上あごにスプーンをこすりつけないようにしましょう。

 

「お口あ〜ん」など声かけしながら、焦らず児の表情を見ながらすすめていきましょう。

無理やり口の中に入れ込まないようにしましょう。

 

離乳食を与える時の赤ちゃんの姿勢にも気をつけ、体全体を少し後ろに傾けるようにすると良いでしょう。

 

この時期は、食べ物に慣れていく時期です。初めは上手に食べられず、こぼしてしまいますが、焦らず、声かけしながら進めていきましょう。

 

できるだけ、保護者も一緒に食事をとり、大人が食べている“食事姿”を見せ、食事を楽しみコミュニケーションをとりましょう。

 

食べるための基本的な機能の発達は、離乳期から始まり乳歯が生えそろう3歳頃まで続きます。

 

離乳食を食べる時に、舌で押し出してしまうことがあるかと思います。

そういう時は、哺乳反射が残存している場合は、おもちゃなめや指しゃぶりをしっかりしながら、スプーンに慣れてくるのを待ちましょう。

一口量が多すぎたり、食形態が難しい場合(例えば、粒があるなど)にも口から出してしまうこともあるため、スプーンに入れる量をほんの少しにしたり、なめらかなペーストにしてみましょう。

 

ここまでご一読いただきありがとうございます。

 

今後とも、皆様のお役に立てるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 

 

出典:知多5市5町保健所作成 乳幼児の口腔機能支援ハンドブック